バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

タグ:補聴器

5歳児に補聴器を装着なんて、最初は絶対嫌がるだろう、激しく抵抗されるだろうと覚悟していました。

補聴器の先生は、「朝起きて着替える時に着ける、お風呂に入る時はずし、出たらば着け、夜パジャマに着替えるときにはずして寝る。 こう習慣づければ簡単でしょ」と説明してくださったが、夫は、そんな簡単にいくものかと思っていたし、夫の両親や伯父さんも、5歳児に補聴器なんて嫌がってすぐはずすだろうと気の毒がっていたし。

常に耳の後ろに補聴器がぶらさがり、耳の中には型がはまっている状態なんですから、私だって(自分がすると)考えただけで憂鬱になります。

ところが、息子は何の抵抗もなく、すぐさま補聴器を着けて、そのまま。 装着していても何の違和感もないようなのです。

最初の1週間は、親も保育園の先生も心配して、息子の様子を見ながら着けたりはずしたりしていたのですが、4日後には1日中つけっぱなしで、 その後も、今1ヶ月経ちましたが、何の問題もなく1日中装着しています。

それこそ、服を着たときに着け、脱いだ時に取るのが当たり前の生活。

また、補聴器を着けていると異常に疲れるともいいます。 実際、子供の補聴器の作動を確認するため器具があり、私も補聴器を着けるとどういう風に聴こえるのか興味があったので確認してみたところ、、、

音が大きく聴こえるというより、ザーザーいうノイズがひっきりなしに耳を直撃、聴こえる音もひずみの方が大きく、1分も試していなかったのに耳鳴りが聴こえ、その夜はなかなか寝付けなくなったほど。

補聴器って、スピーカーを耳にぶる下げているのと同じことなんですよね。 とてもじゃないけど耐えられません。 こんなものを常に装着しなくてはならないなんて、と息子が不憫になりました。 が、

当事者の息子は、なぁーんとも感じていないようです。 

補聴器の医師も「補聴器には相性があって、負担に感じる人と、何とも感じない人がいるから」とおっしゃっていましたが、幸い息子は、補聴器を負担に感じない体質のようです。

特別事項に「補聴器を着けていると異常に疲れやすくなるので特別に休ませる必要があります」とあったのを、夫はすかさず、「パパとママが?」と切り返していましたが、これは補聴器を着けた子供が疲れやすく学校などを休ませる際、親も仕事を休んで付き添う必要があるということを指しているのですが、うちの子は元気過ぎて一緒にいる親が疲れてしまう。

この特別事項を目にしたとき「(息子よ、)ちょっとは疲れてくれよー!」と思いました。 補聴器を着けても、体調はまったく変わらず、異常に元気です。

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「一生補聴器が必要」との診断が下され、数日後、2回目の検査をしてくださった聴覚測定専門のL先生から、4月8日の患者からキャンセルがあったので代わりに診ますよ?と電話。

機転を利かせてくれたL先生は、若く落ち着いた女性で、子供に対する扱いも上手い。 今後は、このL先生が息子の補聴器の管理及び聴覚検査を担当してくださるらしい。

補聴器は、個人の耳に合う「イヤモールド」 という耳栓の部分が必要ですが、子供の場合チューブ型ではなくて、耳の中を覆う形のものを作らなくてはいけないんですね。 そのため、この日は息子の耳の型を取りました。

まず、糸がついた小さなスポンジを、息子の耳の穴に合わせ切り、耳の中に入れます。 それから、白とピンクを混ぜた粘度のようなものを耳の中に注入します。 固まったら取り出して、終わり。 両耳とも、息子は大人しくしていました。 嫌がって抵抗するかと思ったので、ほっ。

子供は成長するので、今後8ヶ月ごとにイヤモールドは作り替えないといけません。

出来上がるのは2週間後とのことで、23日に受け取りに行きました。
 
hearingaid

補聴器は PHONAK Sky Q  という耳掛けタイプ。 水やホコリなど天候にも強い機種。 片耳、日本円にして4〜5万円位。 しかし、ありがたいことに、無料で支給していただけます。 補聴器の電池は9日に1回の割合で交換しなくていけないのですが、これも無料で支給してくれます。 もちろんイヤーモルドも。 そして検査や診察も、全て18歳までは無料で面倒みていただけるそう。 患者に選択の余地はありませんけどね。

病院での長い順番待ち、そのため発見の遅れ、この元福祉国家の医療機関には絶望的になりますが、機能するときは必要なものは全て提供してもらえるので、その点ではありがたいと言えます。
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