難聴児の親を対象としたレクチャーが、2回に分けて、ありました。 1回目は9月8日の9時〜16時までという、丸一日の長丁場。

夫は休みが取れず、私が行きました。

このレクチャーの進行役は、オージオロジストさん(聴覚関係の人)と、ペタゴギストさん(学校関係の人)で、お二人とも聴覚障害者です。

講義に使った部屋も、聴覚障害者に音が伝わりやすいよう設備が整った部屋で、私たち参加者はマイクを使って話します。 部屋の前方のスクリーンに画像が映し出されます。

最初、お二人が聴覚障害者とは気付きませんでした。 オージオロジストさんは鼻から抜けるような話し方をするので、あれ?と思ったのですが、聴覚障害でもオージオロジストになれるんですね。

難聴児支援施設の職員は、ほとんどが聴覚障害者(そして女性ばかり)です。

最初は、聴覚関係の医師(こちらも女性)が招かれ、耳(聴覚)の仕組みを医学的に解剖学的に説明しました。

ここで印象深かったのは、内耳の細胞の写真。 健常だと「V」の形をした細胞が並んでいるのですが、難聴の場合、この細胞が破損し「V」の形とならず崩れているのです。 (多分、感音性難聴である息子の内耳は、このようになっているのかな。)

次に、オージオロジストさんによる、オーディオグラムの読み方や、補聴器その他の補助的器具(磁気誘導ループ、ヒヤリングループなど)の説明。 私には必要ないものだったので気付きませんでしたが、ヒヤリングループなどは映画館や教会などには必ずあり、申し出れば借りることができるんですね。

テクノロジーが発達し、補聴器関連はいろいろあり、使う場所も異なってくるので、なにがなんだか全部覚えていませんが。

常に参加者からの質問は受け付けてくれます。 私の他に7人いましたが、二人は通訳者を介して受講し、子供を連れて来ていたので、途中で帰ってしまいました。 私は説明を聞くのが精一杯で、質問も思い浮かびません。

昼食を挟んで午後は、難聴児がどう聞こえているのかというビデオを見ました。

例えば、画面にテレビの討論番組が映し出されます。 最初は、健聴者に聞こえる普通の音声。 次に聴覚障害者に聞こえている音声。

討論者が話していること、ほとんど、聞こえません。 とても静かだけどバックにザッーというような音が聞こえ、喋っている人が何を言っているのか不明瞭なので、分からない。 (話している内容が理解できない。)

次に補聴器を着ければどう聞こえるか。 少し声がクリアになり、なんとか聞き取れます。 しかし、話し手が眼鏡をかけていたり、口ひげがあったりすると、顔の表情や口元がよく見えず、話している内容も分かりにくいのだとか。

中学校の授業内容ではどうか、ビデオは(実際にはDVDですが)続きます。

教室の前方(黒板の前)で教師が話しています。 健聴者の聞こえ方、難聴者の聞こえ方、補聴器を着けた聞こえ方を順に示し、シチュエーションも、教室で座る場所(前方、後方、横など)、教師が後ろ向きで話した場合、教室が暗くて顔がよく見えない場合、周りの雑音がうるさい場合など、あらゆる状況に当てて聞こえ方を示していきます。

最後に、難聴者とコミュニケーションする場合の注意事項、気にかけて欲しいことなどの説明。

疲れましたー。 私は外国人で現地語の言葉に疎いですし。 そして、外国人ゆえに嫌みなことを言われるということまであり。 そのことについては、次回に書きます。
にほんブログ村 病気ブログ 難聴・聴覚障害へにほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ