復活祭は(今年は)3月29日の金曜から始まり4月1日のイースターマンデーでしたが、学校はその週一週間休み。 しかも月曜から息子は学校行ったのに、夫は休みで家にいたので、休暇明けは溜まってしまう掃除やら片付に終われ、ようやく一人時間(これも、いつも休暇明けは同じことを書いている気がする。)
イースター休暇中は、ちょうど3月最後の日曜日から夏時間になり、時計の針を1時間進めたため、続く一週間は辛かった。 たかが1時間でも心身の方はすぐに切り替われないのです。 しかも休暇で学校がないため規則正しい生活リズムの立て直しが難しかった。
休暇中の始まりは、図書館で映画(オンラインのオンデマンドで視聴できる)を3本借り観ました。 その3本とは、
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』
息子はマクドナルドがどうやって出来たのかを知る楽しい映画だと思っていたら、なんとマクドナルドは創始者から乗っ取って巨大になったという黒歴史を知り、若干ショック。 ビジネスの汚いやり方、社会の裏に蔓延る闇の現実を知ることは、子供から大人に変わる時期にいる息子にとって大切なことでもありましょう。
『1984年』
ジョージ・オーウェルの有名小説の映画化ですが、1956年イギリス製作の古い方。 SF要素を含んだ全体主義、共産主義批判。 息子が興味を持ち、理解することもできるようになったのね。
『釜山行き』
邦題は『新感染 ファイナル・エクスプレス』だそうで、韓国のゾンビ、スプラッター、パニック映画。 人間模様が良く、私は最後、涙を堪えることができませんでした。
と、息子が選んだ、3本全く異なる映画でしたが、これから映画もどんどん見ていろいろ学び考えるようになって欲しい。
それと、息子の国語力を磨くため、海外でもオンラインで視聴できる NHK for School を活用。 今まで算数や理科の番組は活用していたけれど、国語は必要ないと思ってあまり見なかったけれど、お話や漢字や諺などは現地語の役に立たないけれど、文章問題のテクニックは現地語に役立つのじゃないかと見てみたら『読み書きのツボ 5・6年』があり、一つ見てみたら息子に必要なことがドンピシャでまとまっている! これは良いと、4月の休暇中に見ようとしたら・・・
ない、ない、どこにもない!? あれ? どうして? と散々探して【さんすう犬ワン】【読み書きのツボ】配信終了のお知らせというページに行き着いた! 「以下の番組は、3月下旬に配信を終了いたします」って・・・
『読み書きのツボ 5・6年』見つけたの3月だったのに・・・ 息子共々それよりショックだったのは『さんすう犬ワン』の終了!! 息子と一緒に沢山見たよ、この番組。 最近は高学年向けの『算数刑事ゼロ』の方しか見てなかったんだけど。
『さんすう犬ワン』は、カズラーという怪人が数字で事件を起こし、お巡りさんコンビとシバ犬のワンが解決するというパターンなんだけど、交番とか民家とか和菓子とか、かなり昭和な香りの設定がハマりました。 (確か1話は、カステラを等分するお話で、カステラ食べたくなって仕方なかった。) いろいろ人情物語も絡んだりして(それは『算数刑事ゼロ』もなんだけど)ベタなストーリー展開がまた良かったんだな。 1話ごと登場人物も多い。 算数だけでなく、日本の生活も垣間見ることができたのです!?
それが、新しく始まった『さんすうレスキュー』は(息子が見たいというので見てみると)、登場人物は女の子とマペット二人だけで、部屋から移動しない。 明らかに経費削減! 衣装や小道具がカラフルなだけで、内容も面白くない! マペットの一つが、昔のコンピューターのモニター(箱型)だ!と、息子は文句言っているし(それが一番印象に残ってしまったようだ)。
悲しいよ。
『読み書きのツボ 5・6年』の代わりは、NHK for Schoolにはなかったのですが、在住国の公共の教育番組に、低学年向けの文法や読み書きの番組がありました。 それが正しくNHK for Schoolと同じで、登場人物たちが大げさなキャラクター設定のもと、架空の生活環境でドタバタ演技と歌と踊りを繰り広げるパターンなのですが、必要なことを的確に(10〜20分以内に)説明してあり分かりやすい!
もう中学生だけど、息子は全然わかっていないので、これで国語の基礎をおさらいしよう。(私も・・・) NHK for Schoolも、息子は日本語はただ喋っているだけで、日本語の基礎というものが身についていないので、日本語学習者にもちょうど良いと思いました。 夏休みに日本に行く前に活用しましょう。