バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

タグ:教科書

日本に住んでいれば、この4月から息子は小学2年生。(ここでは小学0年生の真っただ中。) 日本大使館から教科書をいただきました。
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2年生前期分は、「こくご・上(光村)」「しょしゃ(光村)」「算数・上(東京書籍)」「音楽(教育芸術社)」の4冊。 (教科書の出版社は、私のときとほぼ同じのようです。)

息子は教科書を受け取り「わーい!」と歓声をあげたものの、見向きもせず・・・ (私が)中をみると、国語も算数もかなり高度になっていて、息子の日本語レベルじゃ無理だ。

ところで、私の日本の友人の子が保育園を卒園、この春小学校に入学なのですが、その子は保育園で、もうお習字をしているのです。 漢字で「花」と書いてあり、それがとても上手。 名前はひらがなで書いてあり、小さな字なのにきれいに書けています。 私よりずっと上手い、今の保育園ではもうお習字するんだねぇと感嘆してたら、お母さん(友人)曰く、「勉強系の保育園で、習字や漢字を習うけれど、小学生になるとみんな忘れてできなくなるから意味がないよ。」

そういえば、私の別の知人が、違うところですが勉強系の保育園に勤めていて、やはり「小学校に上がると、みんな忘れるので、保育園で一生懸命(読み書きや跳び箱などの体育等)やらせてもあまり意味がないんだよね」と、ボヤいていました。

友人に、そんなもんなの~?と半信半疑で聞けば、「小学校に入れば、継続しないとみんな同じになる。 上の子も、そう。」とのこと。

本当に、そんなもんなの~? 

就学前に身につければ小学校で苦労しない、就学前に習得ものは一生身につくものと思っていたのですが。 勉強が身につく年齢があって、だから就学年齢は7歳前後なんでしょうかね? (息子も、早めにやらせようとしてもできなったこと、年相応にできるようになってきましあ。) 就学前は勉強より、のびのび遊んでいればいいのかな。
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大使館から日本の教科書をいただき、大喜びの息子ですが、「いつ日本の学校に行くの? いつ日本の学校に行くの?」とうるさい。

教科書は貰ったけれど、日本に住んでいるわけではないので、日本の学校には行かない、と説明するのですが、それがすんなり理解できないらしい。

難聴児に理解できるよう複雑なこと、抽象的なこと、目に見えて分かるものじゃないことを説明するのは難しいです。

「じゃあ日本に行ったとき日本の学校に行くの? いつ日本に行くの?」と言われても、今年は日本に行かない(笑)。

日本の学校では海外在住児童の一時帰国時に「体験入学」を受け入れてくれるところもあるようですが、息子の場合、普通の学校での授業は難しいかな?

張り切ってカバンの中に詰めていた教科書を、後で引っ張り出してみると、教科書以外にもいろいろ入っていて、笑ってしまいました。

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教科書は、まだ勉強というかたちではなく、少しずつ開いて読んでいこうかと思っています。 既に『図画工作』と『音楽』は息子自ら持って来て、見たり、読んだり、歌ったり。 

こっちでは「図画工作」や「音楽」の教科書はもちろん、教科自体がないらしい。 遊びレベルでやらせるくらいなのかな? 以前、こちらの中学生が描いた絵の一覧を見て、それらが幼稚園児レベルだったため動揺した覚えがあります。 日本人なら、例え絵が苦手でも、もっと上手に(描くべき対象を把握して)描けるよ〜と思いましたが、それは「図画工作」という教育科目の賜物だったのね〜と教科書を眺めながら納得しました。

『さんすう』も最初のページに線を引いたりしていました。 『こくご』は、夜寝る前に絵本のように一緒に読んでいこうかなと思っています。 でも、息子は音読が苦手。 一文字一文字ゆっくり読むけど、音読するのが精一杯で全体の意味が把握できていない。 少しずつ勉強させていきましょう。 でも、もう小学校一年生で漢字がどんどん出てくるんですね。 日本の教科書、やっぱりレベル高い!

『あたらしいせいかつ』は、前半部分が学校生活について。 もちろん、日本の学校生活。 これ読ませると、また「日本の学校行きたーい」と騒ぐかもしれないので、この部分は見せない方がいいかも。

『道徳』も、重要な科目ですが、考えてしまいます。 協調性や人への思いやり、大切なことですが、こっちの生活に当てはまるか? 人を押しのけても自分が前に出ることを教えないと、こっちの社会で生存していけないぞ、と思ってしまいますね〜。 『道徳』を読んでいると、国の違い社会の違いを考えさせられ、まずは今住んでいる国や社会に適応させていくのが息子のためかと思うのでした。

バイリンガルと言いますが、言語には国や社会のバックグランドも関わってくるので、息子に二重のアイデンティティを背負わせることになるのでは、と悩んでしまいます。 日本の教科書を手にして、つくづくそう思いました。 日本語を身につけさせたいから日本の教科書を望んだのですが、言葉だけじゃないんだなと。

まぁ、これからどうなるか分かりませんが。 一切日本語を話さなくなり、日本人らしさなどない若者に育つかもしれませんしね。
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日本に住んでいれば、息子はこの4月で小学校入学となります。 日本で義務教育の教科書は無料で配布されますが、海外在住の日本児童も大使館を通して貰うことができます。

我が家にも届きました、日本の小学校1年生の教科書(全7冊)。

『こくご』『さんすう』『おんがく』『ずがこうさく』
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 私の頃に比べて、ずいぶんカラフル。 そして、驚いたのは、『りか』『しゃかい』がなかったこと。 その代わりに見慣れぬ教科書が、、、schoolbook2016haru2

『しょしゃ』『あたらしいせいかつ』『道徳』

今は全学年に『書写』という文字の書き方の教科書があるんですね。 『あたらしいせいかつ』は、「生活科」って言うんですね。 理科の観察のようなことや毎日の遊びに書いてあり、家庭でも活用できるようになっています。 『道徳』の時間は私の頃(って、40年前です、、、)にもありましたが、わざわざ教科書なんてありませんでした。 夫に「道徳は、、、 Moral Education (モラル教育)かな」と説明すると、「この国の子供達にこそ、必要な科目だな」と感心していました。

7冊合わせて、かなりずっしりくる重さです。 これは前期分なので、秋には後期分も送られて来ますが、こっちの子供達は、こんなに勉強しません! 第一、日本とは学年が1年ずれてくるので、日本の小学校1年は、こっちの学校の「準備学年(0年生)」。

教科書給与の一覧表が同封されていたのですが、気が遠くなりそうでした。

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日本の教科書は自動的に貰えるのではなく、前期分と後期分、それぞれ半年前までに在住国の大使館に専用の用紙にて申し込まなくてはいけません。 また、うちのように大使館まで取りに行けない場合は郵送してくださるのですが、送料代を渡します。 

後期分の教科書は3月末までの申し込みなので、大使館に用紙を送ったら、入れ替わりに「前期分の教科書が届きましたので送料分の切手をお送りください」という手紙が来て、初めてのことなので混乱してしまいました。 ちょっと面倒くさい(笑)。 最近は、全てデジタルで申し込みや送金を行うことばかりなので、切手を購入したり手紙を出したりするのも久々のことでした。 これを毎年2回、9年間続けるのかしら。

それはともかく、真新しい全ての教科書を無料でいただけるというのは、本当にありがたいことです。 特に海外暮らしにとっては、かけがえのない素晴らしい贈り物。 これらの教科書を見ていて、やはり日本人の頭の良さ(一般知識が身に付いている)やクリエイティヴさは日本の教育の賜物だと思います。 

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