バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

タグ:コロナワクチン

12歳になったばかりの息子はいまだ注射が怖い、針を見るだけでパニック。 それでもコロナ(Covid-19)ワクチンは打つべきか!? 夏に日本に行きたいので(現時点では飛行機がロシア上空を飛べないため欧州〜日本間は飛んでなかったり、遠回りで時間がかかったりですが)是が非でもワクチンは打ちたい。 しかし、この息子の断固拒否状態を前にして、息子がコロナワクチン接種ができる年齢の12歳になる前から悶々としていた私。

ある日、公共の医療機関のSNSに「まだワクチン接種をしておらず悩んでいる人、医者があなたの疑問に答えます」という1日アドバイスを行うという告知を目にし、夫に問い合わせるよう頼んでみました。 電話に出たお医者さんは丁寧に明瞭闊達に答えてくれたそうです。 

まず、「12歳になったらコロナワクチンはぜひ受けてください。 コロナ規制はなくなってもコロナウィルスはなくなっていません。 常に感染者はいます。 また今ウクライナから難民が押し寄せていますが、ほとんどはワクチン接種をしていません。 また国内での感染も広がるでしょう。 なので早めに接種してください。」

国はワクチン接種を奨励し、電話アドバイスは接種を促すための企画なので、勧めれらるのは当たり前ですが、私は「12歳になったばかりで、そのような事情があるなら無理にしなくてもいいですよー」と言われる可能性も期待していたんですよね。 でも、これで受けさせる決意は固まったものの、どうやってー・・・

「自閉症の人たちの施設ではジアゼパムという抗不安・鎮静剤を服用させてから注射を打っています。 この薬は飲むと眠くなり抵抗力がなくなるので、その間に接種を行えます。 接種する場所は、接種会場よりも、最寄りの医療施設に事前に問い合わせ打った方が良いでしょう。 個室で落ち着いた場所を提供してもらえると思うので」と服薬を勧められました。

鎮静剤を使う手があったとは眼から鱗。 保健室のおばあちゃんから勧められた痛みを麻痺させる湿布薬は、痛いのが怖いのではなく、注射が怖い息子には効かなかったので。 (注射をさせないので、湿布薬を貼っても意味がなかった。)

夫は早速、かかりつけの(と言っても病気も怪我もしないので受診することもない)診療所に電話をし、息子の自閉症と注射恐怖症、学校での応対とパニックについて説明すると、応対してくれた看護師は養護教諭へのブーイングと共に、すぐにジアゼパムの処方箋を出し、来週の水曜日にワクチン接種の予約を入れてくれました。

ジアゼパムは医師の処方箋がないと入手できない薬。 最寄りの薬局で受け取ると、代金は子供への処方だから無料でした。 

説明書を読むと、1〜2錠を服薬、15〜20分で効き目が表れる。 本当に効くのか、日曜のお昼に試し飲み。 しかし息子は使用上の注意や副作用の項目を読み、不安にかられる! 注射の不安をなくすための薬なのに、その薬を飲むのに不安を感じ拒否するとは! 一体、いつまで、どこまで、どうすれば、この堂々巡りは終わるのか・・・

息子「ほら、ここに自殺願望がある人ってあるけど、ボク自殺考えることあるのよ」
私「いつっ!?」
息子「ママに怒られるとき」
私「・・・そんなのいいから、とにかく飲みなさいっ!!(既に怒っている)」

健康でADHDもない息子は、服薬はほとんどしたことなく、錠剤を飲むのも初めて。 飲み込めるか心配だったけれど(夫は錠剤を飲み込めない人)、これはクリア。 しかし、待っても待っても効き目が表れない・・・ 眠くなったり、抵抗力がなくなったりするはずなんだけど、30分経っても元気。 それでも、ちょっと喋り方がゆっくりになってきたかも。 45分近く経った頃、何もする気力がなくなり、ゲームしていいよと言ったら「したくない」と言い、ベットに潜り込んでしまった。 意識はあるけど、ぐったりしているので、これが薬の効き目か〜と驚き! それから15分ほど経つと、突然起き上がり、元気になったからゲームしよ、とベッドから出て行きました。

さて、接種当日。 3月23日朝9時前に診療所に着くよう家を出る(徒歩10 〜15分)、そこで薬を2錠飲ませる。(1錠ではあまり効かないようだったので。) コロナワクチン接種専用の待合室にいると看護師さんに「もう打てますよ」と言われたが服薬していることを伝え、30分後に再び呼び出しに来てくださったが・・・薬が効いているように見えない・・・

室内に入り、看護師さんと一対一で椅子に座ったが、息子は注射は怖いと頑なままで袖をめくるのも抵抗する。(いつもの態度・・・) 部屋の隅っこに行ってしまう。(全然歩ける・・・) 説得しても、逃げまわって、暴れまくって、息子を押さえてもらうため、もう一人看護師さんを呼んで来たものの、蹴っ飛ばそうとするし・・・

一応薬は作用しているようですがが(通常よりは動きが鈍いので)「嫌だ」という恐怖心の方が強く、神経張っているので効き目がないというか・・・

なんとか今日してもらうよう、看護師さんも忍耐強く頑張っていましたが、10〜15分近く格闘しましたが「これでは今日はもう出来ません」とサジを投げられ、私もこれ以上は強制させることもできず諦めたその瞬間、

息子が「やります」とサッと腕を出し、看護師さんもすかさずサッと打ち、ものの1〜2分で接種完了!

やれやれ、と看護師さんたちが心の中で悪態をつこうとした(←私の推測)その瞬間、息子は「ありがとう、ありがとうございます」と涙声で、二人の看護師さんを両手で抱き寄せハグ!!

これには一瞬、看護師さんも虚をつかれ、次の瞬間「えらかったわ!」「頑張ったわ!」「あなたはヒーローよ!」と歓喜極まり笑顔で息子をべた褒め。

私も涙目になりながら、心の中で「演技派の息子のなせる技」と呆れるやら、接種できたことと、場が良い雰囲気に変わったことでホッとするやら。

息子の、こーゆー芝居かかった面、これは全く父親の血を受け継いでおります。(義母も、あの子そっくりだわと笑う。) 身内以外はそれを知らないので、今回のように感動しちゃいますが。 まぁ、悪印象のまま終わるよりも、好印象でそれまでの苦労を帳消しにしてくれた方が皆んな気持ち良くなれるので文句はありません。

後で息子に「最後に、すると言って腕を出しだの偉かったね。」と言ったら、「このままじゃバッドエンディングだから、ハッピーエンディングにしなくちゃと思ったの」ですと。

病室を出ると、待合室など人がたくさんだったので、小さな診療所の庭に出て10分間待機し、なんともないようなので家に戻りました。10時に帰宅。 11時頃に疲れたーとベッドに横になる。 今頃薬が効いてきたのか、気が抜けたからなのか。 

そのまま疲れているようなので、これはワクチン接種のせいではなく薬のせいのようで、学校は休ませることに。 翌日もワクチンの副反応などはなく、朝は疲れ気味だったかれど学校に行き、元気に帰ってきて夕方は空手教室に行きました。

コロナワクチン2回目は1ヶ月後。 もう注射は怖くないと言うが、どうだろう? あまり時間が経つとまた恐怖心が出てきそうだけど。 この薬はあまり必要ないかな。

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コロナは後遺症の方が怖いとも聞きますが、私も夫も我が家のコロナ騒動及びワクチン3回目から3週間経ちますが、なんか体調がすっきりしません。 やはり倦怠感があります。 夫は咳は酷くはないもの時々するし、午後2時頃になると疲労感と睡魔に襲われると言います。 私の方も疲れやすく、夜は9時には就寝しても、朝スッキリ起きられない。 今朝は悪寒と頭痛がして風邪っぽい症状。 そんな日がちょくちょくあります。

うちがコロナで苦しんでいた翌週、今度は夫の兄がコロナ感染! うちとは全く接触がないので、全くの別経路で。 あの頃はちょうど国内で多くの人がオミクロン株に感染するだろうと言われていたピーク時で、本当に皆んな罹ってしまった・・・今までは感染せずに済んでいたのに。

しかもお兄さんは、3回目のワクチン接種をした直後。 またお兄さんは、ボランティアで消防団に入っていて普段から体も鍛えている健康体。 病気知らずで風邪も滅多にひかない人なのに、コロナで2週間自宅療養。 しかも最初どんどん酷くなり、肺の方が痛くなってきたと言うので私も心配したら、なんと咳し過ぎで肋骨が折れていたらしい・・・

本当に、オミクロン株は、2回ワクチン接種していても、普段健康でも、罹ってしまうのです。 しかも症状は人それぞれだし、また後遺症も残るみたいだし、本当に怖いと身を持って知ったのでした。
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夫がコロナ陽性と判明した日の午後、私は予約していた3回目のコロナワクチン接種へと向かいました。 その前に、私に症状は出ていないけど、夫が職場から貰ったという抗原テストを試してみました。 一応、陰性。 (その場で結果が出るこれらの簡易テストは、陰性の40〜50%は陽性の可能性があるほど信憑性が高くないが、陽性だったら100%陽性だそう。)

接種会場はうちから徒歩10分のとこにある、以前家具屋だった店舗。 午後3時半の予約の15分前に着いたら、皆さんも外の吹き晒し(気温2度)の中待っていらっしゃる。 しかし、予約時間が迫っても、その前からいる人たちもなかなか呼ばれない。 いつの間にか3時半になっても、なおも呼ばれない、というか、今呼ばれたの3時20分予約の人たちだったよね!? 結局、中に入れてもらったのは予約時間から20分後、外で待つこと30分以上、コロナの前に風邪ひくけど!? 

接種自体にかかったのは、ものの1分でした。(打たれたのに気付きもしなかった。痛みもなし。) 

1回目にワクチン接種で初めて熱が出るという体験をし驚き、2回目のとき熱が出たら市販の解熱剤を服用すると良いとアドバイスを受け、1回目のときしんどかったので2回目の時は薬を事前に購入していました。 確か2日ほど熱が出て寝込んだ・・・

1回目のことはブログに書いてて、2回目のときは妹へのメールに「午後から体が熱ぽくなって、夜寝るときは身体中痛くなって、翌日には頭痛も始まって、我慢できなかったので夕方にイブプロフィン飲んだら落ち着いたけど、今日も朝から熱っぽくて体が怠い。薬飲むの好きじゃないけど、またイブプロフィン飲んだ。私は1回目も熱出たから2回目も危惧していたけど、本当に2回目の方が反応大きい。滅多に発熱や頭痛にならないので、余計に辛く感じる・・・健康体にワクチン打ってこんな症状になるのは不条理だーと思いたくもなるけど、コロナになるよりマシということで・・・」と書いていました。

そして3回目・・・ 

翌日(土曜)の朝は近所にささっと買い物に行ったものの、その後ベットに横になったら、もう起き上がれなくなりました。 熱は高くないものの、体が動かない。 注射した腕は触ると痛い。 食欲もなく夕食にオートミールのお粥をちょっと食べる。 頭痛はするので薬を飲む。 もしかして3回目は副反応でないかも!?という期待は裏切られました。

二日目(日曜)、前日より酷くなる。 熱は37度もないのに頭は痛い。 食欲ない。 吐き気もする。 ちょっと食べた方がいいと思うけど、口にできるのはオートミール粥、ジュース、水のみ。 それも口にすると、今度はすぐに戻してしまう。 喉がちょっと痛いかも。 ひたすら寝てる。 頭が痛いのと吐き気が苦しい。

三日目(月曜)も容態は変わらず。 頭痛(熱はなし)、吐き気、鼻と喉の間が腫れている感じ・・・ もしかして、私、コロナにも罹っているんじゃないか?疑惑。 夫のように激しい咳はないけれど、症状は各々異なるというし。 ワクチン接種で3日も寝込むか? よく寝れるなーと自分で思うほど、昼も夜も寝ています。 ひたすらベッドの上。 今日も頭が痛くて苦しく食欲もないけれど、一杯のオートミール粥を朝ひとくち、昼に一口、おやつに一口、夕食に一口食べて完食しました。 私の食事、3日間これだけ・・・ 夫と息子は家にいて、土曜に夫が作ったミートソースを3日間食べていた。

四日目(火曜)今日も夫と息子は家にいる。 夫は相変わらず咳をしているが、コロナウィルスは体からなくなっても咳などの症状は四週間くらい残るらしい(人によりけり)。 息子は無症状なので明日から学校に行けそう。 私は今日は起きられるようになった。 ただ本当に起きられるだけで、場所をベットから椅子に移し、そこでグッタリしているだけで何もできない。 昼に炒めるだけの冷凍食をちょっとだけ食べたが、相変わらず食欲は全くなく、食べたいのは簡素な自然食材なものだけ。 味覚変わったのか・・・!?

五日目(水曜)息子は学校へ。 夫は明日から出勤することに。 私は朝にささっと買い物に行って、昼食作って、と活動できるようになった。 食欲は相変わらずないけど、食べることはできる。 頭にワタが詰まっている感じ。

六日目(木曜)朝から一週間分の洗濯と掃除・・・ 常に頭の中に綿が詰まっている感じなのだが、活動はできる。 食欲は相変わらずないけど、食べることはできる。

一週間目 ようやく今日は一人でボケーとできる時間。 常に頭の中に綿が詰まっている感覚は、いつになったらなくなるのか。 食べたい意欲もあまりないけど、食べるようにしています。 今日は鼻が詰まり気味で、味覚が変かも。 体の不調はいつまで続くのか。

来週の水曜は学校が「研修日」で休み。 二週間後は「2月休暇」で一週間休み・・・です。

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夏休みが始まり早2週間。 コロナ禍がなければ今頃は日本で過ごしているはずだったのに、まさか昨年に続き今年も行けない状況が続くとは・・・

私が住む地域ではコロナのワクチン接種が遅れ気味だったり、ようやく一般(50代から)の(ネット)予約が始まったら一瞬でクラッシュしてしまったり、欧州の先進国といってもこのザマです。 もちろん、政治家などが自分たちの地位を利用し本人や家族が真っ先に接種してたなんて最初にありました。 どこの国も同じですね。

で、遅れ気味だった上、地元の会場での集団接種が6月半ばからだったので、急ぐ必要もないし、私がようやく受けることができたのは6月18日でした。 地元のスポーツ会館みたいなとこで。 予約時間は10時22分。 10分前に着くと既に建物の周りには人々が待っていて、3分毎に呼び出され5人ぐらいずつ中に入っていきます。 入り口でマスクも支給されます。 中に入る時、IDカードを見せ、紙のリストにチェックされるのが、いきなりアナログ(他は全部デジタルなのに)。

ブースに入り、年配のドクター(この国の医者に多い東欧出身らしい女性)が「緊張している?大丈。一瞬よ〜。ほーら痛くないでしょ」と陽気にテキパキ打ってくれました。 その場で接種証明書が発行され、英語付きの証明書と2回目摂取の予約案内はその場で電子メールにて登録アドレスに送付。

注射を打たれたときは、チクッ、キューという痛みではなく、グーと腕を強く押されているような鈍い痛みでした。 その後は、体育館内の競技場のシートに間隔離れて座って15分待機。 競技者のいない競技場で、マスクをした人たちが無言でちらりほらりと座っている状況って・・・ でも、広いし、椅子は大量に設置されているし、正面にはデジタル時計がかかっているので、集団摂取会場(の待機場所)としては最適ですね。

この日は前日から30度以上に気温があがり、ワクチン接種会場まで徒歩20分程ですが、外を歩くのがキツかった。 接種後はなんともなかったのですが、夕方から注射した上腕が痛くなってきました。 動かしたりは全然問題ないのですが。

そして、摂取した翌日のの午後、頭痛が。 しかし、この日も気温は30度以上あり、屋根裏のアパートの室内も30度という暑さ。 ワクチンのせいというより熱中症か!?と思ったり。 

自分が熱いのか、気温が暑いのかよく分からず、熱を測ったら平熱で、しかしグターとしていました。 そのうち起きているのが辛くなってきたので横になったらガンガン頭が痛くなり、再度熱を測ったら一時38度まであり、どんどんしんどくなってきて。 

いつの間にか2時間ぐらい寝入って起きたら(夜の11時ごろ)頭痛は治まっていたけれど、部屋の中の気温は相変わらず30度くらいあるので、自分が暑いのか気温が暑いのか分からず寝苦しく、バタバタ寝返りばかり打って。 いやー、それが苦しかった。 それっきり、朝起きたら、熱も体調も元に戻りましたが。

結局、ワクチンのせいで熱と頭痛が出たものと思われます。 そこに年に一度くらいの高温の日が重なったので、辛さが倍増になってしまった。 

ワクチン接種して熱出したの初めてなので、やっぱりこのワクチンは反応出るものなのかな〜。 

暑い日は続き、また夏休みなので息子の世話もあるし、寝込んでなんていられない状況。 暑いのと時間がないのでパソコンを開くこともなく、今日は曇りで涼しくなったので、久しぶりにブログを書いています。

明日は夫がワクチン接種。 そして夫の夏休みも始まるのでワンオペではなくなるけど、夫が家にいれば、それはそれで私の負担は軽くなるのか重くなるのかビミョーなところ。
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