バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

カテゴリ: 保育園で

お風呂に入っていたら、息子がトイレに来て、それから「今日、E(2歳年下の保育園で同じクラスの男の子)が、ボクの顔ぶったの」と拳骨で自分の顔の真ん中を殴る様子をする。 息子は、このように突然、思ったことをおもむろに話しだします。 時も場所もわきまえないで。

寝る前に、一緒に布団に入ってから、「今日はどうしてEがキミをぶったの?」と改めて聞いてみたのですが、支離滅裂な息子の説明を理解するのは困難・・・

「あなたがEをぶったの? それともEがあなたをぶったの?」と、ここからハッキリさせないといけません。 それから「なんでEはぶったの? 怒ったから? 遊んでいてふざけたの? 何をしていたの?」と状況を聞きだすと、どうやら息子が後ろに乗せ三輪車を漕いでいて、スピードを出し過ぎ、Eが怖がって止めるように言ったけど息子が聞かなかったので、Eが怒った、ということかもしれないけど、定かじゃない・・・ というのも息子は、途中から、

「走って走って、シュッポシュッポ、貨車がガチャガチャ」と言いだし、それは『機関車トーマス』のゲームのセリフに過ぎない。 

次に「Eが怒って、顔がどんどん、どんどん、真っ赤になってぇ」とフシをつけて言うのですが、顔が真っ赤になってぇというのは、最近お気に入りのお話し、『猿蟹合戦』のサル。

少し前から、息子にタブレットのアプリでゲームやお話し絵本を導入するようになったのですが、思いのほか日本の昔話に夢中になっています。 その影響が、会話にもでてきてしまい・・・

私が「Eがぶったとき、先生に言った?」と聞くと、「うん、言った。 M先生に言った。 そして、M先生がEを成敗してくれたのです。」

なんかもう、息子の話しについていけない。 それに、息子は、事実とファンタジー(作り話)をごっちゃにして話す傾向がある。 これ、どうすればいいのぉ、と頭を抱えます。

一体、難聴ゆえ(言葉と理解の発達に問題があるから)なのか、この子の性格ゆえなのか・・・その点も分からず、どう対処すればいいのか。

息子が寝付いてから夫に、このことを話し、現地語ではどうなのか? もしかしたら、現地語の方がスムーズに話せたり、説明できたりしているのではないか?と聞いてみたら、現地語でも同じとのこと。 

それから、私が夫に「でも、やっぱり普通の学校でなく、難聴児のために学校に入れることにして良かったねぇ。 少人数制で複数の教師の目が行き届いているし、先生方は難聴故の言葉の未発達や問題に精通しているっだろうから、適切な対応ができ、どうするのがいいか導いてくれるかもね。 普通の学校に行ったら、先生も生徒も、こんな息子の態度をほったらかしにするだけだろうし(こっちの学校では、ありえる)」。」と言うと、夫も「イジメにあってボカスカにやられるだろうね。」と納得。

保育園でも、会話が中心となってきている5歳児たちとの溝が深まっているように思うし(息子本人は、そういうことにまったく気づかないで、マイペースなのですが)。

そんな保育園生活も、あと1か月ちょっとです。
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息子なりに友達関係で悩み「保育園替えたい」と言った翌日、夫が迎えに行ったのですが、今日息子は保育園で悪い子だったというのです。

先生が注意するのも聞かず、息子も他の子達と大騒ぎし、部屋に閉じ込められたら、そこでも大暴れ。 実は息子、今まで他の子達が悪ふざけをする輪に加わることはなかったそう。 

他の子達がレスリングとか、小競り合いとか、そういう遊びをしている中に入っていけるようになったのは、補聴器をつけ、だんだん会話が聞こえ、理解するようになってからのようです。

やはり聞こえないと、何をしているのか分からず、不安だったのでしょう。 それが遊びでやっていることと、分からないでいたのでしょう。 もともと暴力的なことは嫌がる子だし。

それと、そのときに聞いた、もうひとつ興味深い話。

9月の新学期から、新しい子供達が何人か入ってきましたが、その小さい子たちの面倒を、息子はよくみているというのです。

今まで、小さい子は好きではなく、一緒に遊ぶこともなかったのに。 (いつも大きい子達と遊びたがり、相手にされていなかった。 公園なんかで、中学生の男の子たちの中に入っていこうとして、慌てたこともあります。)

特に、とても大人しくてほとんど喋らない女の子がいるのですが、何かとその子をかまってあげているそう。

そのとき私は、小さい子達とは会話があまり必要ないから、息子のレベルに合っているからじゃないかな、と思いました。

難聴児支援センターのアドバイザーにも、そんな話を夫がしてみると、「でも、自分を孤立させないのは良いこと」と言われました。 息子は、同年代の友達の輪の中に上手く入れないからといって、自分の殻に閉じこもることはせず、自分に合う友達を見つけようとしている。

また、その女の子とは波長が合うようで、二人で何か言っては笑い転げたりしているそうです。 そして、相変わらずシャイなその子が大声で笑うのは、息子と一緒にいるときだけ。 息子の方は、その子が一人でいれば、他の子達のところに連れて行って遊びの輪の中に加えてくれるので、その子にとっても、とても良いことだと先生がおっしゃっていました。

それと、クリスマスの催しがあり、保育園の朝食に参加したときのこと。 息子は風邪ひいたり、聴覚関連で病院行ったり、ちょっとお休みが続いていました。 隣に座ったFが息子に「どうして保育園来なかったの」と聞いてきたのですが、息子は質問の意味が聞こえてないのか分からないのか「ガハハハー」とか言って笑っているのです。 仕方なしに、Fも一緒に「ガハハハー」とか笑っていましたが。

それを見て、Fはまだ息子のことが好きで友達でいたいのかもしれない、でも口が達者なFとの会話に息子はついていけないんだろうな。 会話でのコミュニケーションができないもどかしさが相手にはあるだろうし、息子はまだそれが分からず、でもマイペースで進んでいくのだろうな、と思ったのでした。

友達関係は、切なく難しい問題ですね。
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昨年の秋頃、息子は5歳後半、夜添い寝しながら二人でいろいろ話していたら、突然「どうして○○くんは、ボクのともだちじゃないの?」と言い出しました。

○○君は、赤ちゃんの頃から親しくしていた日本人の友達で、週末一緒に遊ぶことも多かったです。 でも、だんだんと、なんというか、わがままな性格になってきて、あるとき、その子が息子を仲間はずれにして喜んでいたのをきっかけに疎遠になり、それから日本へ帰国したようです。 もう1年程前になるけど、その○○君のことを、息子は友達として認識し、なんで遊ばなくなったのか、気にしていたんですね。

当時は息子の難聴にはまったく気付かず、でも息子がいつまでたっても純粋なままなのが気になっていました。 その子にしても、他の同年代の子たちは、3歳ともなると個性と共に、狡賢さもでてきて、大人の顔色をみるようになりますよね。 息子には、そういう面がまったくなし。 だから、その子は息子に対して大柄な態度を取るようになってきていました。 しかし、息子にはそれが分からないのです。

私が「○○くん、いじわるだったからね」と、当時の状況(息子はわんわん泣いていた)を説明したら、「だからボクは、おこった。 ボクいじわるはきらいだ」と息子は強い口調で言ったのですが、多分、本当は自分でも意味が分からずにいて、自分を納得させようとしているんだろう、と思ったのです。 きちんと理解できるよう説明できないのが辛い。 どう話せばいいんだろう。 

「週末、一緒に遊ぶ子がいないから寂しいのかな。 保育園の友達で、お家で遊びたい子いる?」と聞いたら、強く「いない」。

「Kとかは?」と聞いたら、断固NO! それから「いつも、ウンコって言う子がいる(Kのこと)から保育園に行きたくない。 ウンコって言う子は嫌いだ。 保育園替えたい!」と、泣き出す始末。 しかも、頑固に、感情的に。 こんなこと、今までなかったのに。

ようやく寝付いてから、夫に話すと「今まで耳(難聴)のせいで、友達との絆を持つことができなかったからじゃないか」と。

3〜5歳頃って、友達関係が変わってくる時期かと思います。 特に言語能力が発達し、それにより理解も深くなり、感情面も成熟し、友達とは言葉によるコミュニケーションも重要となってくる。 でも、息子は難聴のため、そして5歳過ぎるまで難聴に気付かなかったため、その過程でまだ追いついていない。

私たちはそれまで、息子に特別な友達がいない、友達関係を築けないでいるのは、発達障害だからじゃないか、と疑っていました。 でも、実は、難聴のせいだった。 本当は、息子も友達と一緒に遊びたかったんですよね。

保育園で、1歳年下のFとは、1時間でも2時間でも二人でじゃれ合いながら遊ぶ仲(先生談)だったようだけど、今Fは他の子達と遊んでいるらしい。

その数ヶ月前、保育園に迎えに行ったとき、息子はみんなと庭の大きなブランコに乗っていて、私が近づくと、Kがブランコを止めてくれたので息子は降り、それからKは私に「こいでくれる?」と聞いてきたので私がブランコを動かししばらくすると、Fがもう充分だよという感じで、しっかりした声で「どうもありがとう!」と言ったのです。

そのとき、この二人のような言動や態度をとることは、息子にできない、と思いました。 

FとKは息子と年齢も近く(でも息子より年下)、一緒に遊ぶことも多いけれど、FとKはどんどん成長し内面の成熟度も増していっています。 息子は、体は大きいけれど、内面が追いつかず、一緒に遊ぶことがお互い困難になってきているのです。 

息子をとても不憫に思った、しかしその翌日のこと、、、
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昨日、保育園の先生が教えてくれたこと。

イヤーモルドも直り、再び補聴器生活の息子。 ときどき「カシャカシャする」とはずしたがりますが、保育園にはしていきます。

昨日は、 他の保育園のクラスと一緒に遊んだそうですが、他のクラスの子が息子の耳を見て、「これ、なぁに?」と聞いてきたんだそう。

先生は、側にいたけど、素知らぬ顔で会話を聞いていました。

息子は「ボク、聞こえにくいから、補聴器をつけているんだよ」と答え、質問した子は「へぇ、カッコイイなぁ、ボクもそんなの欲しいなぁ」と言っていたそうです。

きちんと説明していたので感心し、小さい子は素直に受け入れ「カッコイイ」と思うのが嬉しいですが、本当のところ、お互いどこまで理解できているのかは分かりません(笑)。

まだ保育園の年齢なら、「こういうものなんだ」と現状を受け入れるだけで充分なのかもしれません。

先日ミーティングした支援チームにも、「息子は自分の障害(難聴)を理解し、それを他人にも説明できるようにさせるべきか?」と聞いたのです。 

支援チームは、ちょっと驚き、「それは今後のプロセスとして、こちらから示唆すべきことでもある」と、私たちが既にそこまで考えていることに「本当に息子さんのことを考えているのね」感動しているようなのでした。

今はまだ小さいので必要ないけれど、これから自分で自分の難聴と向かい合うように手伝っていくのは大切なこと、とのことでした。

でも、今の段階できちんと答えていたのは、嬉しいです。

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息子が補聴器を着け保育園に行き始めたときは、何よりも心配でした、他の保育園児(クラスメートたち)の反応が。 やんちゃな子は「なんだ、これ」と耳から外すかもしれない。 「貸せ」と取り上げるかもしれない。 「へんなの」と言って笑うかもしれない。 そして息子が辛い思いをし、泣いて、補聴器をしたがらないかもしれない。

しかし、全て杞憂でした。

クラスメートたちは、ほぼ無関心。 一人おしゃまな女の子が自分も着けてみたいと言ってきたけど、息子は「これは僕のだからダメだよ」ときちんと断って、相手も利発な子なので、素直に納得。

息子も補聴器を着けていることに何の抵抗もなく自然体なので、他の子たちも特に気にせず、そういうものかと受け入れたようです。

補聴器を着け始めて数日後に「今日はしない」と言って着けて行かなかった日があったのですが、すると皆が「あれ、補聴器どうしたの?」と聞いてきたとか。 すでに、息子が補聴器を着けているのが当たり前になっているんですね。

息子も補聴器を付けないと聞こえないことが分かったので、着けずに行ったのはその日だけ。 息子のクラスは、3〜5歳児が20人ほど集まったクラスです。 

3、4歳児の方が多いし、その年齢の小さい子たちは、まだ自分が中心の遊びの世界にいるので、「自分と違う(子)」というのを意識しないのかもしれません。 ありのままを受け入れているようです。

実際、息子のクラスは、現地の白人系の子は半数(或いは1/3)ぐらいで、肌の色や話す言葉も千差万別。 ヨーロッパ系、アフリカ系、アラブ系、アジア系、南米系、そしてうちの子も含めてですが、それらのミックス(ハーフ)系。  先生方や保護者たちなど周りの大人も然り。

以前いた保育園も同じで、また知的障害のある子、先天性で片方の指が3本しかない子もいましたが、誰も気にせず、普通に一緒に遊んでいました。 差別をしない子供達に、ほっとします。 

でも、差別の芽って、いつ出てくるんでしょうね。 補聴器をしていることが、差別やイジメの対象になるんじゃないかと、やはり心配です。
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(2017年4月22日に追記しました。)

昨日(6月1日)は、心理士との面談でした。 最初の面談は3月2日で親だけ、次は4月8日に息子を交えて。 その後27日に親だけで会い、5月28日に心理士が息子の保育園に出向き、数時間「観察」してくれました。

 その結果、アスペルガー症候群や自閉症などの兆候は息子には見られない。

ただ、とても慎重で、自分から進んで行動が起こせない。 20人程のクラス で、児童の年齢は3〜5歳、その中で息子は最年長にもかかわらず、イニシアチブを持つことができない。 周囲を伺ってから、オドオド行動するなどの問題があるので改善すべき、という注意があった。 これは、耳とは関係のない、息子の性格に負うものらしい。

何か息子が自慢できる、得意なことをクラスメートの前で披露し自信を持たせ、積極性を身につけさせていかないと、とアドバイスをいただいた。
追記:でも、結局オドオド行動するというのは、聞こえにくいから周囲を伺っているからであり、またトロいところもあったので、敏捷に行動できなかったためと考えられます。 今はそんなことなし。)

保育士さんたちは、息子は大人しく問題がなく誰からも好かれる子、と言ってくれるが、それは先生方を患わせない分あまり注意やケアがいきにくくなっているかも。

(私もそういう子だったから、胸がつかれる。)
追記:息子は今では、発達障害の性質のため、私とは全然違う性格の子になっています・・・)

今朝も息子は保育園に行きたくないと泣いていた。 Aというクラスでも最年少(息子より2歳年下?)が打つからと、、、 (その子は小さくて利かん坊で人をぶってコミュニケーションを取ろうとする面があるんだけど、うちの息子はそれを上手くあしらうことができない。)

耳が聞こえにくい、補聴器を付けている、そのうえにオドオドした性格だったら、小学校にあがってから絶対イジメの犠牲者になる可能性があるので、なんとかしなくては。

結局のところ、聴覚が問題だったので心理士との面談は必要なかったけれど、保育園では見逃していた面を心理士さんが観てアドバイスしてくれた点では、本当に良かった。 ということで、心理士さんとの面談は終了となりました。
追記:結局のところ、この心理士さんはレベルが低く、何にも分かっていなかったのです。 本当に、何にも! 全て見当はずれ!! 印象的だったのが私たち親との面談の最中、この心理士は持っていたボールペンで自分の手を何度も刺し、左手がボールペンの青い線だらけになっていて、そのとき私は「この人大丈夫か? 本当に分かっているのか? この人こそ、心理士に会う必要があるんじゃないか」と思ったんですよね、前回にもちょっと記述してありますが。)

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