バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

カテゴリ: 難聴児特別支援学校入学

なかなかダラダラした日常から抜け出せないでいます・・・(ウェブ漫画ばかり見ちゃう私がいけない)が、新学年始まって1ヶ月もしないうちに三者面談がありました。

まともな授業が始まって2週間しか経っておらず、しかも高学年(日本の中学)に上がり先生方も一新され、お互いまだよく分かっていない状態なのに何を話す・・・と最初思ったのですが、ここ2週間で学校からの課題や宿題がかなり上がっており、それと息子の様子を見たり、息子から学校での様子を聞いたりしているうち(まだ「えっーどうしよっかな、話しちゃおうかな」とか言って、素直に学校での負の行いを話してくれる)、問題にすべき事柄も見えてきたので、リストアップ。

今まではクラス担任が3人程いて、三者面談はその先生方と行っていましたが、高学年(中学)は7
〜9年生まとまっての担当(教科別)教師が5人いて、クラスの担任の割当がなかったので、誰と面談するのか分からなかったのですが、面談に現れたのはS先生でした。

S先生はS校で長く教論している方で、息子たちの体験入学のとき全ての手続きや管理をしていたので最初に見知った先生でした。 高学年の担当教師なので、それ以降は接することがなかったのですが、息子のことも、私たちのことも、最初から知っている先生。 中年の、明るく、優しく、ハキハキした女性で、安心して喋れる雰囲気の人。

さて、最初にS先生は息子に「あなたにはオーティズム(自閉症)がある。それで問題が出てきたりするのも分かっている。でも自閉症がある子は他にもたくさんいるし、あなたが自閉症を気にせず勉強できる方法を考えていきましょう」と、突然「自閉症」を連発。 えっ、何故?と私は面食らってしまったが、息子が抱える問題を明確にするためか? 

それから「高学年(中学の3年間)は、高校に入るための準備期間です。 だから課題も宿題も沢山出る。 自分でどんどんやっていかなくてはいけない。」と、基礎教育を卒業するまでの、この残り3年間の意義を諭してくれました。 

6年生までの授業が、これで勉強しているつもりかと呆れる程かったるいものだったし、息子(や男子たち)はまだその延長のつもりでいるので、私も家で「今までとは違うんだよ!」と言っていたので(でも馬耳東風なので)先生の方からそう言ってくれて良かった。

学校からの連絡は校内ネットワークに共有されるのですが、最初のうちは親だけで、4年生になると生徒たちも使うようになるけど、息子はあまり興味がなく、親の私がマメに見て、宿題が出ているからやれ、この前のテストの結果が出ていると息子に言っていたけれど、これからは自分でチェックしやらないといけないんだよ、ということも私たちのリストにあったので先生からも言ってもらえ良かった。

他の懸念も先生が取り上げてくれました。(学校でも家でも問題と思っていることは同じね。) 授業態度、友達のこと。 授業中、男子たち(D君とN君)と目配せとかして先生の話を聞いていない・・・これは問い詰めたら息子が私に話してくれたことで、先生たちの方ももちろん気付いている。 

息子本人もいけないことだと分かっていながら、一緒にやっちゃう意志の弱さ(というか、やっぱり面白い方、楽な方へと流されてしまう性格)。 息子は男子二人の顔が見えない席へ移動させてくれと提案。 クラスメートが12人しかいなくて、U字型に座っているので顔が見えない場所って難しいのよね。 (聞こえやすいようU字型に座っているのが仇になるなんて。)

私たち親が知らなかったことでは、授業を聞かずボーッとしていることがある。 5分とか10分とか意識が飛んで課題を全くしていない・・・集中力が続かないという、典型的な問題。 なので10分集中して課題をしたら、ちょっと一息つくとか、解決策を先生・生徒・親で話し合いました。

息子は「簡単、簡単、こんなのもう分かっている」と言って、でも結局は全然分かっていない。 理解力が十分ではないのだ。 そこを今のうちに何とかしないと、勉強が全くできない状態になるだろう。 (本当は4〜6年のうちからもっと勉強をする習慣を身につかせるべきなのに、それまでは幼稚園みたいなことばかりで、7年生になったら突然厳しくなるのがこの国のやり方のようで、私としては納得いかないことばかり。)

私たち親の方で気になったのが、この二週間で3回も授業に遅れて教室に入ってきたということ。 1回は体育の後のシャワーや着替えで遅くなり、1回はD君とお喋りしてて遅くなり(2分)、また体育の後遅くなったのが13分だった! 13分は遅刻のし過ぎだろう!と私たちは問題視。 家で息子は長風呂なのだが、学校でものんびりシャワー浴びているらしい・・・ 夫はからの提案「体育の時は冷たいシャワーを浴びろ!」 時間にルーズなのが問題。

問題ばかりではなく、先生からはお褒めの言葉もいろいろあったのですが、S先生が何度も言うのは、息子は性格の良い、誰をも受け入れることができる子だということ。 誰に対しても親切で一緒に遊べる。 それはとても素晴らしいことで、あなたがこの学校にいてくれて嬉しい、と。

うん、本当にそうなのですが、親としてはそれが不思議。 どうしてそんな良い子になっちゃったの? 私も夫も、そんな寛容の心なんて持っていないし、人付き合いも悪いのに。

1〜2年生の頃は本当に、クラスメートに対して好き嫌いが激しくイライラし、怒ってばかりいたのに。 変わったのは、何度も書いているけれど発達障害に特化したB校に1年半行ってから。 S校に戻ってからは、誰に対しても優しい子になっていた。 ・・・そんなに変わるものなのか!? 親からしても不思議です。

45分の面談で、他にも話したことがあります。 それがまた、親からしたら息子の考えていることがよくわからなくて不思議なのですが。(続く)
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日本から戻って3週間、学校が始まって2週間。

日本はまだ真夏で夏休みだったりするのに、こちらの気温は20度以下だったりするので、夏気分もすっかり抜けて、そのギャップが奇妙だったりします。

そして日本ではあんなに目まぐるしかったのに、あっという間にインターネットやネット漫画をダラダラ見る日常に・・・(情けない)

息子も、相変わらず部屋を片付けず、日本で買ったもので部屋が埋めつくされていてもそのままでゲームしており、結局私が片付けた。 片付けないことには、心や頭の中も整理整頓、心機一転できないでしょー。 (私はそのような考え方/性格なんだけど、息子は違うかも・・・ 私の母や妹と同じで、片付けが出来ない人かも・・・)

学校でのキャンプから帰ったら、自分の部屋で一人で寝るようにしなさいと言ったけど、帰って来たら「やっぱり怖い」と親の寝室で寝てる。

高学年(中学生)になり、課題や宿題、予習復習の情報も(学校のオンラインプラットフォームに)出て来ているのに、チェックすることもなく、本人は学校から戻ると友達とゲーム、他の時間はひたすらスマホでくだらないユーチューブばかり見て。

私がチェックし、息子にやらせる。 スマホを取り上げ、本を読ませる。 全部私がやらせるようにしないと、何にもしない!

確かに中学生になったからと言って、急に変われることもなく、同じ学校でクラスメートもずっと同じ面子で、勉強しない(できない)子たちが多いから・・・ だから私が面倒みてやらせなきゃいけないんだなぁ。

でも、この3年が正念場。 S校を卒業するまでの3年というか、息子に合った高校進学を目指して勉学に励むS校での3年にしなくてはいけない。(私ばっかり気合入れているけど、本人の自覚はいつになったら出てくるのか。)

あ、Iちゃんが他の学校に移るかもと憶測したのは私の早とちりで、彼女は単に休暇でスペインに行っていたので学校に来るのが(一週間も!)遅れただけらしい。 ということは「他の学校を一週間トライアルして、S校に残るか他の学校に行くか決める」と言っていたのは、やっぱり(自閉症とADHDがある)Aちゃんだったのか。 でもAちゃんは新学期から普通にS校に来ているという。 しかし授業は全くやる気ない態度らしい。(だから他の彼女の適正に合った学校に行くのかと。) まぁ、他の子のことはいいや。
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6月下旬から8月中旬まで、今夏は若干長く、日本に帰省していました。 ヨーロッパを発った時はこっちの方が暑い日が続き30度あったのに、日本に着いたら雨で22度しかなかったので寒買った〜! その後は36度の猛暑日が来て、連日テレビのニュースでは「危険な暑さ」を喚起していましたが。 

日本では、充実していたと言えば充実していたのだろうか、実家では家事や片付けなどやることが沢山あり、しかし息子が退屈してしまうので一日おきに行楽に出るようにして(洗濯をしてから外出)。 行き先は全て息子に合わせ、宇宙に興味があるという息子のため、つくばのJAXAに日帰りで行ったり、博物館や水族館等に連れて行ったり、ANAの羽田格納庫ツアーはこっちで夜中に起きてウェブ予約したり、今回は日本の夏休みにかぶっていた時期があり、幸運なことに近場で天体観望会があることを見つけ電話予約したり(今どき電話予約〜開始と同時に電話したが多分回線が一本しかないので中々繋がらず〜。でも、人気でその日のうちに埋まってしまったと言っていたので良かった)、シルク博物館で夏休み小学生対象の蚕の観察&まゆ工作を、これまた電話予約。

前半は妹と温泉やディズニーシーに行ったなぁ。 他県から息子と同年代のお友達(私の友人の息子)が来てくれて一日一緒に過ごしたり、大学生の一人息子がいる友人家族ともバーベキューに誘われ他の人たちとも交流できたり、毎年顔を出す言語交流会でも歓迎してもらったり、これまた毎年遊びに行くラジコン練習場も訪れ、会うのが恒例化している人たちもいて嬉しい。

自分のことは何一つせず、何も買わずだったけれど、私自身が全て息子と一緒に楽しんでいる、というか、息子をダシにして楽しんでいるかも・・・(鉄道の)スタンプラリーで記念品ゲットとか。

さて、ちょうど夏休みが始まった一週間後に日本へ行き、戻ってきた一週間後に新学期/新学年が始まりました。 

7年生、日本でいうと中学1年生。 小中一貫なので学校もクラスメートも代わり映えしませんが、やはり7〜9年生は今までとは若干異なるカリキュラムで勉強も難しくなるはず・・・ですが、新学年が始まって1週間、たいした授業はしてない上、今週の木〜金は泊まりがけでキャンプに行ってしまいました。

S校恒例で、新学年が始まって直ぐに高学年(7〜9年)の交流を深めるという名目の下、小さな島に一泊のキャンプ旅行。 宿泊先は自然の中のユースホステルで、海水浴やキャンプファイヤーなどして楽しそうですが、いつ勉強始まるの!?

息子のクラスの女子が一人、新学年が始まると同時にトライアルで別の学校(普通校)に通っているようです。 その子は成績も良く(昨年のナショナルテストの国語の出来が全体的に非常に悪かった中、その子だけは高得点だった)、最初からS校付属の保育園に通っていたようだけど、就学前からフィギュアスケートのクラブに所属し、普段は聞こえる友達や家族と過ごしているので、多分普通の学校に行ってもやっていけるんじゃないかな? 

今後高校進学のことを見越しても、普通校の授業に慣れた方がいいし、知能指数が低めのクラスメートと勉強するより、本人のためだと思う。 

私もS校に対しては疑問や不審に思う点はあるけれど、やはり今の状況では息子にとってはS校が一番合っているので、この3年間はしっかり勉強し、適切な高校進学に結びつくようサポートしていきたいです。
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4月の休み疲れの2週間後に3連休があり、その2週間後の5月半ばに5連休があり、その1週間後の5月最後の水曜から6月2日の金曜にかけて二泊三日の修学旅行に出かけた翌週の月火が休みの4連休だったので、丸一週間学校はなく、その一週間後は終業式です。

一週間ぶりに行った学校ですが、息子のクラス、今日は定年退職した先生のお宅(郊外にありプールや小さな牧場がある)にサイクリングで出かけ、プールで遊んで昼食はピザ。 明日はS校全体で森にピクニック。 二日間とも授業なし、というか、もう修学旅行の前から授業していない・・・

修学旅行は、6年生は二泊三日で首都に行くのが恒例(普通の公立校では出来ないですが)。 特急列車で4時間弱、ホテルに泊まって、首都散策、国会訪問、博物館、遊園地など。 親と一緒じゃないと眠れない息子、行かないと言っていましたが、では本当に行くのを止めるか!?と問われればやっぱり行くと、参加。(実は息子と同じ理由で行かなかった女子が一人。)問題なく楽しんで帰って来ました。

夏休みには息子と二人日本へ。 今年はコロナ規制はなくなったものの、航空券の高騰で今年も夫は留守番に・・・(3人分の飛行機代は無理だった。) また早めに安めの航空券を探したので、今回も乗り換え便に。 コロナや戦争の影響で、まだまだ日本は遠くに感じます。




ようやく10日間の(息子の学校の)休暇が終わった・・・ しかも、10日間のイースター休暇の前に息子は計3日、風邪のような症状があったため学校を休んだ・・・(前回のブログ記事を書いた後、すぐに。) このブログは息子の成長記録や備忘録のために始めたのに、最近書いていることといえば、息子の学校の休みが多すぎるという愚痴ばかりになっていますね。

でも、なんかこの休暇はキツかったー、と今日、ようやく息子が学校に行って、感じたのでした。 まだ今後も連休は続きますが・・・ なんか、日本でいえば、2ヶ月毎にゴールデンウィークが来る感じで、エンジンかかって軌道に乗っているところで、ダラーと休みが入って、またエンジンかけて行かなきゃならないのが、すごく辛くなっちゃたりして。って、私がですが。 今日はそんな感じ。

月曜のお昼にアップデートされた(息子のクラスの)今週の予定を見てびっくり。 水曜が「先生の研修日」で休校! そんな予定のつもりじゃなかったのに。 そういえば息子が先週「研修で休みの日がある」と言っていたのを、学年の始めにもらった予定表を見て、2月はないよーと答えたんだけど、私もそのつもりだったんだけど、その予定表の下の方に小さく、「この他、2023年前期に研修日が1日あります。日にちは追ってお知らせします」って書かれてあった・・・

先月の終わりに2月休暇があって、あと2週間すれば4月の半ばにイースター休暇。 他に休暇や連休はあるかカレンダーに記載するため調べたら、5月1日のメーデー月曜のため三連休。 5月半ばに研修日(休校日)があり、その翌日が祝日で、その翌日は金曜日なので休校となり(飛び石にはせず、埋めて連休にするのが慣しで)恐怖の5連休! 6月の半ばから「2ヶ月の夏休み」が始まりますが、その前の週の火曜が祝日なので、まさかの4連休!

一体なんですか、一体いつ勉強するんですか、この夏休みまでの休暇やら連休のオンパレードは。 本当にこっちの学校って、1年(12ヶ月)のうち実質8ヶ月くらいしか学校に行かない・・・

それと、今週末、3月最後の日曜日からは時計の針を1時間早めて夏時間。 もう今から夏休みに向けて〜って感じです。って、それは私です。 ぶぅぶぅ文句いいながら、日本行きが控えているので気分が明るくなります。 夏時間に変わるのは苦手で、早く廃止になって欲しいのですが、でも夕方が明るくなるので、寒くて暗いなか息子のアクティビティの送り迎えに付き添わなくても良くなるし。

しかし、試験などありますので、浮かれてないで息子にはハッパをかけなくてはいけません。

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前回、いつものパターンで冬休みが終わり学校が始まったら夫が風邪で家にいて・・・ 1ヶ月後、また学校は一週間の休み(2月休暇/スポーツ休暇)。

この休暇が、息子は全く勉強をせず、部屋の片付けもせず、私は息子の世話や時間のやり繰りでグッタリ疲れるという意味ではいつもと同じでしたが、息子は月ー金の5日間水泳教室に通いました。

うちはプール通いは全くせずにいて、息子は全然泳げないし、普段のお風呂でも顔に水がかかるをの嫌がるほど。 しかし現地の学校では、6年生はクロールか平泳ぎで200m及び背泳で50m泳げないと体育の単位がもらえない。

私はそんなこと全然知らずにいて、6年生になり初めてついた成績表、体育がF(不可)になってしまった。 親子共々ショック。

でも、学校で水泳を習うことはなく(ここ2年はコロナや、息子は学校を代わったせいもあり、水泳の授業を受けていなかった)、いきなりプール行って(学校にプール設備はないので市営プールに行って)泳ぐだけ・・・で、息子は泳げない。(でも200mって、25mのプール4往復って、私も無理・・・)

そのことを前期の三者面談で訴え、また息子以外に泳げない子も数人いて、1月の終わりから2月にかけて計5回、水泳の特別レッスンをしてもらえることになりました。 毎週月曜、授業時間に抜け出し、市営プールに連れて行ってもらってのレッスン。(「社会」の授業を抜けなくてはならなくて、どーせならその前後にある「家庭科」か「音楽」の時間だったら良かったのに。)

専門(水泳)の講師による少人数のレッスンなので、落ち着いて学べるよう。 息子は水中メガネをつけないと顔を水につけられないのですが、鼻から水が入るのも嫌がり、それが難で泳げないわけですが、水泳の先生が「鼻栓」を使うとよいと教えてくれました。 こういう的確なアドバイスがありがたい! 早速スポーツ店で購入。 毎回少しずつ、浮くようになり、前に進めるようになり、泳げるようになり・・・と進歩していった様子。

またその水泳の講師が、スポーツ休暇中に特別レッスンを行うというので申し込んだのです。 月から金までの毎日、1日30分。 同レベルの子たち5-6人のグループで泳ぐ。

しかし、学校の方は、その休暇前にまた水泳のテストをし、息子は水泳の特別授業を計5回のうち4回終了した時点でしたが、200mは完全に泳げず、テスト結果はまたもや不可。

で、先週の休暇中は毎日午前中、自転車で15分ほどの市営プールに行ってレッスン。 最後にはなんとか200m泳ぎ切ったようです。 泳いだ後、シャワーを浴び、サウナに入るのが楽しみだったようで。(温泉とかお風呂が好きなのよね。暖かくて気持ちいい〜って。)

休暇中は木曜と土曜の空手教室にもきちんと行ったし、その名の通りスポーツ休暇になったかな。(本来はウィンタースポーツを楽しむための休暇であるが。)

それと、夏以降は全く参加していなかったP教会のアクティビティ(町の治安が悪くり、夕方暗くなってから出歩きたくなかったので行かせなくなった)、2月休暇中の火曜の午後の昼間の時間帯に特別活動していたので行かせてみたら、B校のクラスメートたちに久々に会うこともでき楽しかったようで、金曜の夜のレギュラーにも参加。 他の子供達と遊ぶ機会はでき、良かったかな。

水泳には補聴器をせずに行っていて、P教会でも補聴器外したまま行ったら、聞き間違い沢山しちゃった、なんて言っていて。 やはり補聴器ないと聞きづらいだなと改めて思ったり。

私の方は自分のことに息子の世話にグッタリ疲れストレスも溜まりましたが、11月から煩わされていたことが解決。 在住国のシステム上のことで、このシステムがコロコロ変わるし、外国人ゆえに溝に落ちてしまった状態でしたが、なんのこともない、別のやり方があったことに気がついた。 

夏の日本行きの飛行機も予約。 ヨーロッパから日本へは、ロシアのおかげで飛行時間が長くなっている上、燃料費の高騰で飛行機代が今までの倍になっているので、チケット取るのも悩ましいのですが、シーズンチケットは待っているうちに上がる可能性もあるので(安くなる可能も捨てきれずだけど)、二人分でこれならいいかという値段が見つかり購入。 (3人分は無理だったので夫はまたも留守番ですが。 その代わり秋休みにヨーロッパ内で家族3人での旅行を計画。)

有効期限が切れてしまった息子のパスポート、切れそうな私の滞在許可カードの申請の日の予約もいれ、しなくちゃいけないことをし、気に病んでいたこともなくなり、気分も晴れやかになってきました! ようやく自分のことしたり、ブログ書いたりする気力も出てきた。

息子は、昨日が最後の水泳の特別レッスンでしたが、水泳の先生から泳げた承認をいただいたそうです。

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三週間近くもあるクリスマス休暇、息子とやる事を羅列しておいた。

美術、読書、黒のバックを作る、息子の部屋を片付ける、漢字、習字、映画、NHK for School、手話、歴史、英語

・・・どれ一つ出来なかった、またはちょっと齧っただけで十分に出来なかった。 だらだらしているうちに終わった休暇。 ようやく水曜日から始まった学校。 溜まった洗濯や掃除に明け暮れていた午前中、夫から連絡。

「具合悪いから帰宅する」

いつものパターン・・・ この人、息子のクリスマス休暇が始まる前にも一週間仕事休まなかったっけ!? そして息子の休暇が終わった途端、今度は夫が家に滞在。 いつになったら私は自分の時間が持てるのでしょうか。 

で、ようやく今週の火曜から夫は復帰したわけですが、もう1月も半ば過ぎ、息子も誕生日を迎えました。 でも、何も変わらんなぁ。

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来週の木曜日が終業式ですが、今週は息子の学校のクリスマスの行事が近所の教会で行われ、息子たち6年生と2〜3年生のクラスがステージで発表(歌うたったり)するというので保護者は招待され、行ってきました。 平日の朝だし、S校の生徒は遠くから通っているので、保護者は数人しか来ていませんでした。(うちは徒歩5分の近所ですが。)

さて発表会が終わり、生徒たちは学校に戻るので外に出た時、息子と一緒にいた私に「ファンタスティックな息子さんをお持ちですね」と声をかけてきた人が・・・ すぐにピンっときました。 以前、保護者会で夫に「素晴らしい息子さんをお持ちで幸せな親御さんですね」と言ってくれた、新しいアシスタントのD先生だと。

D先生が息子のことを褒めてくれていたとき、横から、というか下から、息子のクラスメートG君がD先生を見上げ、顔中笑顔にして「僕も!?僕も!?」と聞いてきました。(G君は聴覚以外の障害もあり、知能も幼めで、身体も小さい。)

D先生は「もちろん、あたなもファンタスティックよ」とG君に語りかけ、また私に「息子さんは本当にファンタスティックで・・・」と続けて言ってくれてたら、またもやG君が「僕も!?僕も!?」とワクワクするようにD先生に聞き、ふと見るとKBちゃん(息子のクラスで一番優秀だと思われる、また一番背が高く、私よりも息子よりも高く、163cmだそう)が私たちの前に立ち、熱心にD先生を見つめている。

その瞳が期待を込めて「私も!?私も!?」と訴えている!!

D先生は「あなたもよ。 みーんなファンタスティック!」と言い、私は、幼いG君なら分かるけど、KBちゃんまで、6年生(日本なら中学1年の年齢)になってもまだ、先生に褒められたい!という気持ちがあるんだなーと、ちょっとビックリで、微笑ましくて可笑しかったです。

息子が帰宅してから「D先生はあなたのことファンタスティックって言っていたね。そしたら、G君とKBちゃんも、僕も!私も!と言ってきたね」と話したら、息子は「D先生はとっても優しいの。 みんなD先生のこと優しくて、カッコ良いって、D先生のことが大好きなの。 だから、みんなD先生にそう言ってもらいたいんだよ。」

自分が褒められても、自惚れたり自慢したりするのではなく、他の子たちを笑ったり嘲るのでもなく、さらっと相手や他の子を肯定することを言えるって・・・息子よ、君は本当に私たちの子か!?(私も夫も、捻くれた考え方するのにね。)

D先生が「みんなファンタスティック」と言った後、息子を「でも、彼はどこか特別なとこがあるの」と言っていたけれど、私も息子のことを、ちょっと変わった、どこか特別な、なんとなく不思議な子だなぁと思うことがあります。 他の子たちとは違うというか、カテゴライズできないというか。

ただ、その聖人のような(!?)心は、これからの世間の荒波に耐えて行けるのか、純粋ゆえに修復不可能な傷を負ったり、歪んだりしないか、心配でもあるのです。

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こちらの学校給食は、日替わりメニューのビュッフェ式で「一般メニュー」と「ラクト・オヴォ・ベジタリアン」に分かれています。「ラクト・オヴォ・ベジタリアン」は、肉は入っていないが卵や乳製品は使われているというメニューで、ムスリム教徒ゆえに豚肉を食べない生徒にとっての選択肢でもあります。

しかし、それとは別にクラスメートのAちゃんとOちゃんとG君とN君は「特別食」を食べている、と息子が言う。 

特別食って何?と聞いてみると、「ミートボール、チキンナゲット、パンケーキ、フライドポテト、とか。」・・・って、お子様食というかジャンクフードじゃないか!?!?

「特別食」を食べるには保護者の許可がいるそうで、Aちゃんは分かります。 自閉症とADHDでかなりの偏食だから自分の好きなものしか食べないのでしょう。 Oちゃんはアレルギーがあるとのことだけど(ジャンクは食えるって何のアレルギーだ?)拒食症のようになったり学校で倒れたり心理的な何かがあるようで、その関係かな? G君とN君は、二人とも聴覚以外の障害も持っており、知的もあるので、お子様食しか食べないのか?

子供が食べたがらないものって、魚とかスープとか野菜など。

息子も自閉症のある偏食だけど、きちんと一般メニューを食べている。 肉でも好きでないメニューの場合はベジタリアン食にしたり、スープはやはり苦手なんだけど少しは食べる。 メインが好みでないため少なめに取った場合、野菜(サラダ)の量を増やしたりしているそう。(息子は煮た野菜はダメだけど、生野菜や果物は好きでよく食べる。)

ふと、「だったらB校(息子が一時期通っていた発達障害の特別支援級)の生徒は、特別食ばかり食べていたんじゃない?」と聞いてみると、「B校の生徒は特別食なんて食べないよ。 出された全てのものを一通り味見しなくちゃいけないの。 また自分のお皿に取った分は全部食べなくちゃいけないんだよ。」

そうか、そうだった! 息子もB校に通う前の2年生の時は偏食が酷く、給食でもミートボールばかり食べたがると担任から言われたことがあった。 でも、生徒数より先生の方が多いB校では、給食の時間でも一人一人の生徒に時間をかけ食事の指導もしていたのだ! それゆえ、息子は好きじゃなくても出されたものは一通り口にする、食べられない量は取らないという習慣が身につき、S校に戻ってからもきちんと給食を食べるようになったんだ。

もしB校に行かなかったら、息子も特別食になったかも。 S校では一人一人に食事の指導などできないし、何も食べないより好きなものを与えようと、特別食が用意してあり、それを活用しているらしい。(でも自閉症ゆえの偏食で肥満や成人病になる確率が上がるとも言われている。)

私も子供の頃は少食の偏食で、日本の学校給食は地獄だったので、一概に特別食で甘やかすのが悪いとは言えないけれど、自分の息子はきちんと考え食べてくれるようになり、感謝。(私は今ではなんでも食べるようになりましたが。 また親になると子供の頃の気持ちは忘れるというより、子供をしっかり育てたいという気持ちの方が勝り、厳しく無理強いするようになってしまう・・・)

こっちの新聞でも、今の子供達の幼い頃からの偏食の問題を取り上げた記事があり、そのような子供には専門家の特別指導が必要なのだが、予算の関係でそのセクションが閉鎖されたとのこと。 息子はB校に通ったおかげで食に関する特別指導も受けていたんだと、改めて感じました。

それから、よく保育園/幼稚園などで、「少食な子でも周りのみんなが食べているのを見て食べるようになりますよ」なんて言葉を離乳食の頃よく目にしたけど、発達障害の場合、それはありえない・・・

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