音節文字である平仮名と違って、アルファベットは表音文字であり、単語(のスペル)を読むのは難しいんじゃないかな、と日本人の私は思います。
また息子の場合、日本語(平仮名)でもそうなのですが、きちんと文字を一つ一つ読まないんですよねっ。 何回か読むと文章を覚えてしまったり、「言い回し」的なものも覚えているので、文字を追わずに適当に空読みしてしまう。
案の定、最初のうち語尾の t とか、冠詞とか、飛ばして読んでいました。 でも、練習するうちに、きちんと文字を読み、発音するようになってきました。
日本語とは構造がまったく違うヨーロッパの言語、子供たちはこうやって習うんだーと感心することもしきり。
ところで息子の日本語ですが、最初、保育園時代のうちに日本語の基礎(ひらがな・カタカナの読み書き)をしっかり身に着けさせたいと思っていました。 小学校入学後は、どうしても学校の(現地語での)勉強を優先することになりますから。
しかし、息子、日常生活で日本語は話すけど、読み書きの方はまったく興味示さず・・・ (日本だったら、幼稚園児でも自分で絵本読むだろうし、私も本を読むのが好きだったので、とにかく読んでいたけど。) でも、私は、無理強いして日本語が嫌いになったら困ると思い、日本語学習は息子の気の向くままにさせておきました。
で、学校で(現地語での)読み書きが始まってから、日本語の教材を持ち出すと、以前よりずっとスムーズに読んだり書いたりしていることに気づきました。
息子の日本語と現地語は、どっちが優位かというと、常に同レベル。 最近現地語が伸びてきたなと思うと、日本語も同じくらい伸びている。 学校が休みで日本語のばかりかなと心配になっても、現地語の方が劣るということはない。
結局読み書きも、日本語だけを最初に徹底してやらせるというより、学校で習う現地語と同ペースで習うのがいいかな、息子の場合。 (こういうのって、やっぱり個人差があるのかな。)
でも、先日、息子から現地語の単語のスペリングを聞かれ、知らない分からないと答えたら、「ママも、きちんと現地語を勉強してねっ!」と言われてしまった。 (でも夫に、その単語のことを聞いたら、息子が見ていたバカバカしいアニメに出てきた造語だそうで、そんなの私に分かるわけないでしょー。)
最近は現地語の伸びの方が著しく、日本語では堵もること多い。 私に対して、突然現地語を話すときもある。 もしかして、日本語での会話は息子にとって苦痛になってきているのではと思い、「日本語で話すのと、現地語で話すの、どっちがいい?」と聞いてみたら、「日本語話す人とは日本語、現地語話す人とは現地語がいいでしょ。」
はぁ、もっともでございます。 (ちょっとビックリ。)
でも、そう言ってもらえて、嬉しかったです。 (いつまで、そう言ってくれるか。)