バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

カテゴリ: 検診・聴覚測定

補聴器の寿命は5年ほどだそうで、この夏、息子の聴覚検査と補聴器のメンテナスの際、補聴器の機能が落ちてきているから新しいのに替えましょう、ということになりました。

息子の難聴が分かり補聴器をつけ始めたのが、かれこれ5年前になるんですね。 2015年の3月頃でした。 それからこのブログを書き始めたのですが、5年も書いていることになるのかな!? 

新しい補聴器は、以前と同じメーカーの品(Phonak)ですが、以前とは違うタイプ(Sky™ B)で、前のより若干薄くなっています。
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色は指定できるのですが、今回息子が選んだのは白。 白色って、どうなんでしょ。 何で白が良かったの?と聞いたら、白がカッコイイと思ったんだそう。

新しい補聴器は薄いだけでなく、プログラム変換のスイッチの部分がランプになっていて、正常に作動している場合一定の期間で点滅、電池の残量が少なくなると複数回点滅するようになっています。 あとは以前と同じ機能のようです。

イヤーモルドも新たに型を取って新調しました。 今までのは何だか耳に合ってなかったようですが、これはぴったりフィットして着け心地も良いのかな。 

また補聴器の調整のとき、ボリュームを抑えてもらっていたから、長時間つけていても苦にならないようです。 以前は「うるさいから」すぐに補聴器を外してしまっていたのですが、そのような苛立で取っちゃうことがなくなりました。

息子は補聴器のメンテナンスの際、自分がどう感じているか、はっきり自分の意見を言うことができるので、その点は安心。

いつもは聴覚検査で病院行くのは年に1回だけど、今回は補聴器の新調のために夏から何回か通院。 

最初、8月7日に、1年半~2年間隔で行う耳鼻科の医師との定期健診。 お医者さんは聴覚だけでなく全般的なことを診てくれます。 最初に聴覚測定をし(息子の聴覚は5年前から大きな変化はなし)、耳の中に支障はないか(補聴器をしているゆえ、または耳垢がたまって炎症等を起してないか)診察し、学校や家庭生活で困ったことはないかを聞いてくれます。

息子の場合、耳の炎症等はなく、発達障害で学校を替わったことを伝えました。 

それからイヤーモルドを新調したい旨を話し、担当のオーディオロジストと面会したのが、
9月25日(イヤーモルドの型取り。新しい補聴器の注文。) 
10月28日(新しい補聴器とイヤーモルドの受け取り。)
11月29日(新しい補聴器とイヤーモルドの経過見、不具合がないかチェック。)

隣町まで電車で行くので、時間帯によっては学校を休まねばならないので面倒ですが、今回全て学校が休みの日や遅い時間に入れてもらって欠席を免れました。

次に補聴器を新調するのが5年後だとすると、息子はもう15歳ぐらいになっていますね。 義務教育(小・中学校)も卒業間近くらいかな・・・

20歳までは、補聴器もイヤーモルドも電池も無料で提供していただけるので、助かります。(補聴器のメーカーや種類は指定することはできませんが。)
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新学年・今学期は9月に入ってすぐから、発達障害の検査での通院が続いていますが、その間に聴覚検診もありました。 9月最後の金曜日で、この日から新しい病院での検診となりました。 引っ越して管轄が替わったからで、新しい言語聴覚士さんもこの病院(しかし言語聴覚士さんからはその後呼び出しがなし)。 ちょうど夫が休みだったので、夫が連れて行きました。 (初めて顔を合わせるので、いろいろ説明したり聞いたりする分にも、夫に行ってもらえてよかった。)

この病院の耳鼻科の医師が、S校の保護者の間で評判が悪くて心配していたのですが、二人いるうちの良い方に当たったのか、とても良い医師だったとのことで安心しました。 息子の方もしっかり対応していたそう。 息子のジャーナルを見て発達障害の検査も受けていることに目をとめ、聴覚障害の方で手当(障がい者手当みたいのもの)は貰っていないが、発達障害の診断も出れば手当がおりるはずといった福祉面のアドバイスもしてくれました。

オーディオロジストも良い方だったそう。 補聴器に関していろいろ質問があり、息子も「左側の補聴器の調子が悪い」と言っていて、そのことを本人がオーディオロジストさんに説明。 調べてみたけど何も異常はなく、「もし、またおかしいと思ったら郵便で補聴器を病院に送って」と、その際に使用するようにと、普段測定で使っている補聴器を息子の聴覚に合わせ、それをくれました。

また補聴器上部の、耳に掛ける部分が(固定されているはずが)外れやすくなっていると言ったら、この掛ける部分のサイズが大人用だから息子の耳に合わないのかもと、子供サイズのものと取り換え固定してくれました。

日本に1か月いたから湿気等で不調になっていないかとの心配も、きちんとメンテナンスしてくれ異常なし。

電池が少なくなってきたので貰えないかと聞けば、自宅に郵送しますねとオーダーしてくれ、今までの不安は全て解決。

以前のオーディオロジストは、良い人だけどちょっと抜けたところもあり、私は不安も感じていたのですが、新しい方はもっと手応えありそうです。

8か月ぶりの聴覚の検査は、こちらも異常なし。 異常なしというか、今までと変わらず。 子供のうちは、特に急激な変化は少ないそうです。 聴力が落ちてくるとすると、大人になって加齢によることが多いそう。
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〇は右耳、×は左耳、>骨導聴力。 グラフ真ん中に横たわるバナナ型の影は言語の発音に関わる部分。 息子は高音域になるほど聞こえにくくなる感音性難聴。

『淋しいのはアンタだけじゃない1』を読んでいてちょっと不思議に思ったのは、日本では聴力の表というと音の大きさ(デシベル ㏈)だけなのでしょうか? 漫画の中ではデシベルのみ表記の表しかでてこなかったし、生まれたときから難聴の青年も「この表はよく見るけど、僕の聴力は40㏈ですが実際の聞こえは80㏈のあたりです」みたいなことを言っている場面があったので。 息子も平均値を出すと40~43dBだけど、高音域にかぎると60~80dBになってしまう。 息子が難聴と分かったとき、この表のことを頭にいれ、息子と話すようにしました。(息子が言葉や発音を正しく習得る出来るよう、聴き取りにくい発音に気を付けながら話すように。)

ところで、この病院の耳鼻科の壁に「補聴器に関する豆知識」みたいなポスターが貼ってあって、そこに「日本では聴覚障がい者の補聴器普及率が低い」とあったんですよ。

日本の聴覚障がい関連の情報をネットで調べたりすると、医師が「補聴器は役に立たない」と発言することがあるようだし。 在住国では、聴覚障がい者にとって補聴器は第一の補助器具、という位置づけなのでちょっと腑に落ちなくて。

でも、日本のサイトで補聴器と聴覚について詳しく納得いく説明をしているのが、「2つの視点を持つ人が書いている 耳・補聴器ブログ」。

以前、補聴援助システム・ロジャーの日本語での情報を探していて知ったブログであり、それ以来目を通しているのですが、ブログを運営しているのはご本人も難聴者であり、オーディオロジストであり、補聴器を販売している店長さんで、論理的、実際的、相手の立場に立って(相手の状況を理解して)ご説明されています。
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水曜(1月25日)は、オーディオロジスト(聴覚測量技師)との聴覚測定で、病院へ行って来ました。 9時30分の予約なので、学校はもちろん休ませ(こういうとき難聴学校だと、先生もどういうことか分かっているのでスムーズ)、学校へ行くより早く家を出ました。 以前住んでいた町では「隣町」だったけれど、引っ越したので遠くなってしまった。

前回は昨年5月だったんですね。 (1年ぶりかと思っていたけど、約8か月振りだったんだ。)

今回、担当のL先生と、もうひとり同僚の方が(この人は研修か何かで)診てくれました。 しかし息子、まったく集中できない!! もう7歳だし、小学校に入学し半年、ずいぶん落ち着いてきたんじゃないかと思っていたら、、、 

オフィスに入った途端、その部屋に置いてあったオーディオセットに目が吸い込まれ、凝視。 息子に話しかけている
オーディオロジストさんにはそっぽを向き、ひたすらオーディオセットを見ている。 そして問いにはトンチンカンな答え。 まったく話を聞いていないし、自分が思ったことを突然言い出したり、質問したり、椅子の下にもぐったり、ふらふら歩きまわったり、もうこっちが白目むくほどダメダメな状態。

オーディオロジストさんが、「もう7歳になったのなら、ここで検査できるかな」と、オフィスとドアで仕切られた検査室に入って行ったんだけど、まったく集中できず、結局以前まで使っていた、オモチャなど置いてある別の検査室で行うことに。

息子は同僚の
聴覚測量技師さんと二人で検査室にこもり、時間はかかったけれど、今度はきちんと測定できました。 測定結果は、前回とほぼ変わらず。

私たちからは、ここ半年気になっていた事項を質問。

補聴器について、息子はときどき「補聴器がボーンボーンっていってる」と言う。 そして「電池がなくなった」とすぐに電池を取り換えたがる。 ときどきというか、ある期間よく言っていて、それからは何も言わないし、問題なく使っている。 

ときどき「ぼくの耳がピーと言っている」と言い、耳鳴りがしているよう。 これらは、いつも、定期的に、というわけではなく、突然しばらくの間、煩わしそうにしている期間があり、後は忘れたように何も言わない期間がある。

あと、家では補聴器を取りたがる。 テレビを見たり音楽を聴いたりするとき、補聴器なしの方がいいとはずす。

聴覚測量技師さんは、補聴器をチェックしたけれど何も不具合はなく、前回音量を上げたから聞こえが違っているのかも。 また耳鳴りというのは常にしているものだし、補聴器をつけていれば耳鳴りは聞こえないから、常に補聴器をしておくように、とのことでした。

そして息子には、「お家でも、テレビ見るときでも、常に補聴器をしていること。 これ、私からの宿題ね」と言っていたけれど、、、

うーん、耳鳴りについては、夜寝るとき、補聴器を取って静かに横になっているときに言っていたからなぁ。 それに家では私と二人っきりのときが多いから、長時間の補聴器が負担なようなら家では外しといていいと思うし、煩わしいようならテレビや音楽のとき、補聴器は要らないんじゃないかな、と私としては思うのです。

ここら辺、
聴覚測量技師さんとはギャップがあるかな。 私や息子は快適さを求めるけど、聴覚測量技師さんは、音を測量し、補聴器を調節するのが専門だから。

それに、子供の言うことだから、ムラがあるんですよね。 そのときの気分によってとか。 (こういうときのアドバイスは、本人も難聴であるサポートチームに相談した方がよいのかも。)

L先生に、息子がS校に通い始めたこと、それに伴い引っ越したことを告げると、引っ越したことは知らなかったようで、だったら今住んでいる町から近いK市の総合病院に移ることもできるわよ、と言われました。

病院の言語聴覚士さんは、私たちが引っ越すのでK市の病院の言語聴覚士さんに担当を移してくれたのですが、聴覚測定もそっちの病院で出来るとは知りませんでした。 

でもL先生は、こっちの病院に最初からかかっているし、その方が安心なら、このままでもいいとのこと。 確かに、今の町からK市の方が近いのですが(電車で20分)、ここの病院までも電車1本で35分程なので、大した違いがあるわけもなく。
 

次回は秋だそうです。
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昨日(5月24日)は聴覚検査と補聴器のチェックのため、病院に行ってきました。  息子の担当であるオーディオロジスト(聴覚測量技師)のL先生が産休&育休から復帰。 まずは、オーディオルームへ。 最初に補聴器をつけたまま聞こえているかちょっと確認し、それからヘッドフォンでの聴覚検査。

達磨落としのような木製のおもちゃを使い、音が聞こえたら輪を棒に入れていくのですが、最初元気にいれていたのが、そのうち「今のは小さく聞こえたから」と言ってそぉーと入れたりしているので、やはり高音になると聞こえにくくなるのかな、と側で見ていて思いました。

しかし息子、最初のうち真面目だったのが、だんだん集中力が途切れてくると遊び半分になって、聞こえていないのに、どんどん輪を棒に入れていくので、私もL先生も息子に注意し落ち着かせなくてはいけません。

聴覚検査が終わり、別の部屋に移り、今度は補聴器の調整。 聴覚検査の結果は、前回とほぼ変わりない数値。 補聴器の方は、今まで出力が90%の聞こえだったのを100%にするとのことでした。 なので、今までより大きく聞こえるようになります。 それと、言葉(発音)が明瞭に聞こえるようにも調整。 そのための検査も何やらしていました。 補聴器の調整は、機械から言語(現地語ではない)が流れ、それに合わせてグラフをコンピューターで見ながら調整というもの。

言語明瞭度

この日は、私だけで行ったのですが、L先生と会うときはいつも夫が一緒で主に夫が話していたんですね。 それで「通訳なしで大丈夫かしら?」と聞かれたのを、私は「手話の通訳のこと?でも息子は手話自体まだできないし」と一瞬思ってしまったのですが、私のことだ(笑)。 最近、聴覚障害の分野では、バイリンガルというと手話と現地語の2言語を使うことを、通訳というと手話通訳のことを指すのが一般的だと知ったので、勘違い。

英語と現地語を交えての会話になったのですが、専門的な検査になると、やっぱりいまいち何をしているのか分かりません。

それに、L先生が補聴器を調整しながら私と話している間、息子はおもちゃで遊びながら、大きな声で歌ったり喋ったりガンガン音をたてたりしているので、もぉうるさい! 何回か、静かにしろと怒鳴る私。 やっぱり補聴器ないと、自分が出している音の自覚があまりないのか。 いや、自分のことに夢中になると何も聞こえないのは息子の性格か。

補聴器の調整も終わり、私の方からのちょっとした質問も終わり、
イヤモールドはまだ新しいのは必要ないけれど、もしピーピー鳴るようになったら電話連絡してとのこと。

そういえば、L先生と私が英語で話すことにしたとき、息子は英語が分かるかと聞かれ、分からないはずですと私が答え、でもL先生が息子の耳にイヤモールドを入れたりしているとき、息子が「
イヤモールド」と言ったんですね。 それでL先生、「あら、英語を話すのね。」 なので、日本語でも英語と同じようにイヤモールドと言うんですよ、と私が説明。 たぶん息子は、現地語でイヤモールドをなんというか知らない。

次回の検査は来年の2月あたり。 今年はもう来る必要ありませんよ、何回も通院するの大変だもんね、と言われ、こちらもホッとしました。 実は、前日の月曜日も言語聴覚療法でで病院に来てました。 2日連続、保育園休ませて隣町まで来るのは私もしんどい。 また、この日は15時からだったので、それまで何してよーと頭を悩まし、真夏日になったため午後に外にいると熱射病になりそうだったので、結局涼しい病院の待合室で30分以上待つはめになって疲れた。

おまけに帰り道、バス停に急ぎたい私は息子に「サッサと歩いて」と言ったら、サッサと歩こうとした息子、転んで肘と膝を擦りむき、号泣。 (たいしたことないけど、大袈裟に騒ぎたてる。 そして、やたら絆創膏をつけたがる。)

しかも、夫に「ママが急がせたから、ボク転んだ。 それからママがボクを踏みつけた」と説明しているし! 勝手に私が踏みつけたことになってる!

今朝も保育園で、先生に絆創膏を見せ(絆創膏を見せるため、わざわざ半袖を選ぶ息子です)、「転んじゃったの?」と聞かれ「ううん、
ママがボクを踏みつけたの」と言ってるし! 

先生笑っていらしたけど、下手すると虐待として警察に通報されちゃいます。
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昨日のオーディオグラム。
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金曜に病院のオーディオロジスの先生(産休が終わって復帰したL先生)から、来週の火曜の患者にキャンセルが出たので、代わりに息子を診ることができるがどうする?と電話があり、診てもらうと即答しました。

もともと5月に聴覚測定の予定だったそうですが、患者にキャンセルがでると病院では、後に待機している人たちに電話をかけ診るようにしているようです。

その日保育園に息子を迎えに行ったとき来週の火曜休むことを伝え、また診察の後は何を息子として過ごそうか計画を立て、その週の全体的な予定も組み、月曜日。 病院から「L先生が病気のため、明日の診察はキャンセルとなりました」と連絡が・・・

その日保育園に息子を迎えに行ったとき、明日来ます・・・と伝え(保育園側も快く承諾)、私も火曜日を他のことをして穴埋め。

5月になると、また保育園休む日が多いんですよね。

5日(木)は祝日。 11(水)&12(木)はS校の(保護者抜きの)体験入学。 16日(月)は支援(療育)センター。 23日(月)は保育園が先生方の勉強会のため臨時休園。

そこに、病院の聴覚検査と言語聴覚療法も入ってくる・・・

言語聴覚士のM先生には、次回を臨時休園の日に当ててもらったので、うまく休みを1日にまとめることができました。

そこへ、S校から「体験入学日を5月から6月2日&3日に変更します」との連絡。

6月初めの木金の方が息子の保育園生活にも支障がでにくいので、こちらとしても良かった。

ふぅ、なんか、息子の聴覚関係で続くときは毎週のように保育園休ませなくちゃいけないんですよね。 親の仕事の都合もあるので、いつ誰が休んで付き添うかもマッチングしなくちゃいけないし。 病院や支援(療育)センターからは、診察日や面会日の通知がその都度送られてきて、常に数枚手元にある状態。 そして常にカンレダーとにらめっこです。

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聴力検査が終わって、待つこと20〜30分。 ようやく医師に呼ばれました。 この医師は、息子に「一生補聴器」を宣告し、泣き叫ぶ息子に厳しい態度だったし、母親の私が日本人で現地語はさほど流暢でないことを知ると「通訳をつけなさい」とやはり厳しかったので(このとき私は病院には一緒に行ったけれど、診察室には入らなかった)、夫はちょっと医師に対して悪感情を持っていました。

しかし、実際会って見ると、ハキハキとにこやかな、感じの良い中年を過ぎた年齢の女性で、子供に対しても優しい物腰。 優しいけれど、ベテランの風格があります。

夫には、「一度お会いしましたね」と声をかけ、私には「初めまして」と言ってくれたので、患者とその親のことも、きちんと覚えているんですね。

そして、ビックリしたのは、息子がニコニコしながら、自ら(前回は嫌がった)診察の椅子に座り、自ら話しかけて医師との交流を楽しんでいたこと。 

医師から「何歳なの?」と聞かれたら、恥ずかしそうに笑って「分かんない。」

ここで夫も私も唖然。 分かっているだろ〜、いつも僕は5歳で今度6歳になるって、はっきり自分で言っているんだから。

医師から「指でなら、教えてくれるかな?」と言われ、可愛らしく5つの指を表示しているのを見て、どうやら全て「演技」らしいと気付きました。

その後も、医師が私たちと話していると、こちょこちょと彼女をくすぐったり、「僕、先生の耳を調べるよ」なんて言ったり。

息子は、大人に媚を売るようなことはしないし、興味がなければ無関心な態度をとるし、いつもフレンドリーというわけではありません。

しかし、どういう基準か気に入った相手に対して、相手を魅了するような親しげな可愛らしい態度を取ることがあるんですね。 

それはさておき、、、

今回の医師との面談は、まず息子の耳の内部の検査。 補聴器をしていると、耳の内部で炎症を起こすことがあるそうですが、息子の耳には支障はないとのこと。 

片方の耳は、針金の先に付いた綿棒で、奥の方の耳あかをゴソッと取ってもらいました。 (私も息子の耳掃除はときどきしますが、あまり奥には行けず、見えるけど取れない〜と自他んだ踏んでいたんですよね。 ああ、あんな風にゴソッと取れたら、快感だろうな。)

耳の内部の検査は、それで終わりで、後は医師と私たち親とで話しました。 補聴器をつけてからどうか、日常の生活や保育園について、難聴児の支援施設とのコンタクトについて、来年の小学校入学についてなど、息子の聴覚と生活に渡る全般的なことを聞き、気にかけてくれます。 「言語聴覚士には、満足していないようね」とも。

分かってきたのは、この病院の言語聴覚科の構造で、この医師がトップに立ち、その下に補聴器(聴覚検査)を管理する部があり、平行して言語聴覚療法の部があり、全てが連動していること。 そして、医師は一人の患者に対して全てを把握し、全ての責任を持っているらしいこと。

次回、こちらの医師と会うのは1年後だそうです。 もし炎症を起こすなど耳の内部で問題が起こった場合には、連絡し診察してもらいますが、何事もなければ1年毎の診察のようです。

3月末に最終的な診断(感音性難聴であること)が下されてから、約1年が経とうとしているんですね。

でも、劇的な変化という感覚はまったくなく、いつの間にか息子が、難聴であることも補聴器をしていることも、今までもそうであったような、ごく当たり前のこととして日常に溶け込んでいました。

難聴については、まったく無の状態だったのが、いろいろ分かってきて、だんだん展望も見えて来た、という感じです、親としては。

息子は息子で、これから自分の障害に気付き、向き合って生きていくのでしょうね。 親としては、出来る限りのサポートをするくらいでしょうか。
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12月8日は、午前10時から病院で、聴覚検査の後に医師と面談し、1時間半ほどかかる、という通知を受け取っていました。

つい1週間ほど前にも聴覚検査をしたけれど、これは補聴器のメンテナンスのためだったので、それとはまた別の診察となるよう。

夫も休みを取り家族3人で行くことにしましたが、夫は時間よりかなり早めに行く人、そのうえ歩くのが早い。 30分前に着いてしまい、子供が退屈して疲れちゃうよと思いましたが、今回はそれが良かったです。

子供用の待合室に、別の2家族がいて、夫は双方を知っていたのです。 難聴児のための支援施設での学校に関する保護者会で顔を合わせたことがある人たちで、双方とも息子と年齢が同じ男の子がいます。

夫は親御さんたちと話し始めましたが、私は息子がお腹空いてグズると困るので、外に連れ出して持って来たパンや果物を食べさせていました。

難聴の男の子の一人は、息子より1歳上のアジアからの養子だそうで、ママと一緒に来ていたけど、とても大人しく恥ずかしがりで、夫が話しかけても答えられなかったそう。 小学校にあがったけれど、上手くいっていないようで、難聴児童のための特別学校への編入を考えているとのこと。

もう一人の男の子は息子と同じ年齢で、家族全員(ご両親と妹さんと)で来ていて、静かに遊んでいました。 顔見知りであったパパとうちの夫が色々喋っていました。 

時間になり、聴覚検査に呼ばれましたが、大人は一人しか入れないと言われ、私は外で待つことに。 20分〜30分くらいだったでしょうか。 オージオグラムも貰いました。 (←1週間前と微妙に違う。) 今回は、空気を伝わって聞こえる気導聴力だけでなく、頭蓋骨にあてて測定する、骨を伝わって聞こえる骨導聴力も(右側だけ)測っていました。

 

audiogram151208

平均聴力レベルは、

骨導聴力(右)29 

気導聴力(右)43

気導聴力(左)46

ということです。

しかし、じぃーとオージオグラムを見ても、実際息子にはどう聞こえているのか、こちらは分かりませんね。 
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病院へ補聴器の調節と聴覚検査に行きました。 前回から約半年振りです。 前回の5月21日は、補聴器つけ始めてから初の検査でした。 そのとき、次回は9月か10月と言われたのですが、何も連絡がなく、9月に一度「キャンセルが出て、明日診ることができますよ」と電話連絡があったのですが、多忙だったため断ったら、ようやく次回の検診の通知が来たのが11月。 

しかし、この11月27日(金)は、保育園の先生の研修会だとかで臨時休園。 わざわざ保育園を休ませる必要がなかったので、良かった。 この後また12月に、言語聴覚療法と病院の医師との検査で2日間休ませなくちゃいけないので。

 さて、息子の担当であるL先生は育児休暇中なので、この日は初めてお会いする別のオーディオロジストの先生。

まず、補聴器なしでヘッドフォンを着けての聴覚テスト。 息子、半年振りにもかかわらず慣れたもので、何の苦労もなく終了。

それから、補聴器の調整。 デジタル機能のモードをオフにしてあったのを、オンにしてもらいました。 

今日は新しいイヤーモルドの型も取るのかと思ったら、手を耳の側にかざして、「特にピーピー音が鳴ることもなく、耳にフィットしているようなので、まだ新しいのは必要ない」とのことでした。

それから、先ほどオージオグラフで測定したしたオージオグラムを見ながら、「前回の5月に行った検査と比べ特に変化はないですね、これは良いことです」「補聴器を付け始め半年ちょっと経ったわけですが、特に問題もなく毎日つけています」などと話して、30〜40分ほどで終了。

今回はオージオグラムのコピーを初めて貰いました。 (今まで貰えるとは知らなかったのですが、言えばいただけるとのことで、これから常に貰うようにします。) 

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○が右の聴覚、×が左の聴覚を示しています。 真ん中の、バナナのような形をした影の部分が、言葉(言語)を聞き取る聴覚となります。 左右とも、最低でも20dbない聴覚なんですね。 左の方が悪いです。 グラフの右側に進むにつれ、高い周波数となります。 (息子の場合、周波数が高くなるにつれ、聞こえが悪くなります。)

平均を示すと、右の聴覚が30、左の聴覚が49。 (数値が高いほど聞こえにくいことになります。)

以前は、診察ときにチラチラとしか見せられなかったオージオグラム。 やはり手に取って、じっーと見なくちゃ理解不能です。

あと、電池も貰って帰りました。

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息子のオージオグラフと見比べるため、おなじみの表も貼付けておきます。 
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サポートチームとの初面談の前の週の木曜日(5月21日)は、補聴器を装着し始めてから最初の検査(聴力測定)でした。

聴覚関連で病院や支援機関のある町まで行くことが多くなり、その都度保育園を休ませ親が付き添っていくので大変ですね。 でも原因が分かって、全てが息子のためになることなんですから、苦ではありません。

この日の検査はL先生と、補聴器を装着しての聴力測定。 新しくできたばかりのオーディオルームで。 (いつも病院に来ると工事の音がするなぁと思っていたら、あちこち改装中らしい。) 息子は既にL先生に懐いて(けっこう誰とでも親しくしちゃう性格)、片方の手をパパと握り、もうひとつの手は、ママじゃなくてさっさとL先生の手を握っている。 (病院の中は迷路なので、ママより先生の手を握る方が安全ですが。 そういえば、最初にL先生に会ったとき、 いきなり抱きついて胸の部分触っていたと夫が言っていましたが、、、 L先生は若い女性。)

今までの検査は、息子がヘッドフォンを着けていましたが、今回は私たちにも測定の音が聞こえます。 ピーというような音が聞こえれば、息子は手元にある積み木を重ねていきます。 (その音は先生がパソコンを操作して出すのですが、前回は音を聞くんじゃなくて、先生の手元を見て判断していた息子。。。)

ときどき、音が鳴っているのに無反応である息子に、やはりぎょっとします。

補聴器をしていると、全ての音は、問題ない範囲で聞こえているようです。 左耳の聴力の方が低いので、補聴器の調節をしてくれました。

しかし、その夜はずした時に気づいたのですが、左耳と右耳の補聴器が逆に装着してありました。 (補聴器には、右は赤、左は青の印がついています。) ときどきL先生ぬけたとこがあるんだけど、大丈夫かなぁ、、、

 前回4月の検査のとき、L先生の白衣のお腹がほんのり膨らんでいたので、帰ってから夫に、すぐに産休に入っちゃうかもねーと言ったら、全然気づかなかった夫はびっくり。 でも、今回は夫にも分かったし、本人も「次回の検査は9月か10月になりますが、私は育児休暇中なので代わりに同僚が診ます。 でも、その後は私も復帰しますので」とおっしゃっていました。

この国では、育児休暇は一人の子につき1年半ほど国から支給されますが、両親が半々取得することが奨励されています。 そうはいっても母親の方が長めに、または全期間取得する方が多いみたいですが。 L先生のところは公平に分けて取るのかな。

(企業や個人任せではなく、国の制度で、0歳児を保育園に預ける必要を出さない。 日本も、そうなって欲しい。)

前回、補聴器を貰ったとき、先生から補聴器後の日記をつけ気づいたことを記しておくといいと言われたので、私がコツコツ(日本語で)書いていた日記を(夫が現地語で)読み上げ、息子の聴覚から言語能力、問題について話し、補聴器については既に慣れ毎日装着しているので素晴らしい、言語能力の問題については、すぐに言語聴覚士を紹介するからと言われ、終了。
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