聴覚障害(感音性難聴)と発達障害(自閉症スペクトラム)だけど、日本語と某ヨーロッパ語のバイリンガルである息子。 二つの言語を話さなくてはいけない状態は、息子にとって良いのか悪いのか・・・ 時折自問します。 息子にも聞きますが・・・息子は無頓着。 息子は生まれたときからこの状況だったので何とも思っていないのですが、客観的に科学的に脳医学的にどうなのよ?と親として思うわけです。

偶然このような記事を目にしました。 ASD児童の言語学習にとってバイリンガル環境は有害か?(ヤッホーニュース)

まさに私が常日頃思うことで、またつらつらと息子のバイリンガルについて考えています。

この記事とは関係ありませんが、以前はバイリンガル有害説(二つの言語は子供を混乱させる、一つの言語をまずしっかり構築させること)が広まっていたものの、現在はバイリンガル有効説(子供は複数の言語を習得でき、脳に良い効用をもたらす)が一般的に認められているというのが在住国の状況のようです。(在住国の、というのは、同じヨーロッパでも国が違えば、まだバイリンガルに否定的な国もあるようなので。) それで、難聴であろうが、自閉症であろうが、言語聴覚士からも心理士からも「バイリンガルを続けさせてあげて」と奨励されています。

でも息子の場合、自閉症スペクトラムと言っても、言語障害はないんですよね。 言語障害があれば、また対応は変わってくるのかもしれません。

でも、言語障害はなくても、読字・書字表出障害はあるかも!? 徐々に習得してきているものの、読み書きに関しては困難と遅れがあります。 なので読み書きに関してはバイリンガルはやめて、現地語のみに集中させています。

日本語より英語の方が必要なので、英語学習に力を入れるべきだとも思うし。 英語と言えば「自閉症児と英語」について興味深い体験談があります。

私の(在住国での)友人が、養護教諭のような資格を取るために大学で勉強しているのですが、クラスメートの短期実習先(自閉症の小学生たちが集まるクラス)にいた10歳くらいの男の子、習ってもいないのに英語がペラペラだったそう。 英語のゲーム、映画、TV、 Youtube、音楽等から聴いて覚えて、そのまま話せるようになったそうです。

同じ話を、自閉症児のペアレントトレーニングに参加していた親から聞きました。 9歳の息子さん、教えてもいないのに英語がペラペラで、こっちが現地語で話しかけているので英語で返してくる、と。 やはりゲームやYoutubeなど英語が使われている映像媒体から習得しているそう。

英語を話せるのはいいけれど、コミュニケーションの面では問題ですよね、ここは英語圏の国ではないし、他の人たちは英語話していないんだから・・・(そこがやっぱり自閉症ゆえなのだろうか。)

なんで英語を話したがるのかも不思議。 本人にとっては英語の方が話しやすい、心地良い、しっくり話せる、という理由があるようなのですが。 母語と違って複雑な感情が入らず簡潔に的確に話せるから、とか?(と、これは私の推測。)

言葉って、言霊ともいうように、いろいろな意味や感情も含まれますが、そのようなニュアンスを汲み取るのが苦手な場合、言葉通り使えばよい外国語の方が楽なのか、とか?

息子もゲームやYoutubeから英語を吸収していっています。 しかし、悪い言葉ばかり・・・(なので私と、見る見せない、そんな言葉使うなと怒鳴り合い。) 英語をカッコイイと思って話したいという欲求があるみたい。 正しい英語とセンテンスを習得するように(親としては)持って行かなければいけませんが。 以前は英語というとイギリスだったのですが、Youtubeの影響でアメリカがカッコイイと思い始めているのも、要注意。 まだ親の手をかけられる子供のうちは、良いものを与えたいなぁ。
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