今日、息子は遠足でバスに乗って動物園へ(8時半から15時半と通常の学校より長いです)。 お弁当持参なので、昨日はバンズを焼き、ハンバーガーとメロンパンにしました。 (日本では普通にパン屋で買えるメロンパン、海外生活では自分で作らにゃ。)

まだ本格的に授業が始まる前の0年生ということで、もともと外で遊んだり出掛けたりということが多いのですが、S校は課外活動に力を入れており、また1~3年生と合同で行うことも多いです。

例えば、近隣にある「森の美術館(森の中にある古城が美術館となっており、高級ホテルやレストランが隣接)」との課外授業で、計5回のうち最初と最後にお城に行き、真ん中の3回は美術館から学芸員が学校に出向いてアート指導をしてくれるというのが4月から始まりました。

0~3年生は一緒に遊ぶことが多く、またイジメや友達関係を考える話し合いの授業なども合同で行っています。

また来週は、今度S校に入学する子供たちが2日間の体験入学に来るのですが、そのとき息子たちのクラスとも交流し、お互い知り合う機会を持つそうです。

小さな、特別な学校なので、生徒同士が良い友人関係を保てるよう学校側がものすごく配慮しています。

全校生徒合同の催しもあり、よくしているのは学校周辺のゴミ拾いかな。

バレンタインデーの日には、4,5年と一緒にバレンタインデーの工作(紙粘土でハートのペンダントを作ったり、ケーキを焼いて食べたり)という交流の場もありました。 4,5年生と一緒だと、ずいぶん落ち着いていたそうです(笑)。

最上級生の二人がS校から派遣されインドでボランティア活動等をしたのですが、その二人が0年生のクラスにやってきて、インドの話をしたりお土産をくれたりインドの食べ物を試食したりといった「インドの日」もありました。

特別支援学校ということで、いろいろな団体や人たちが見学やリサーチにも来ます。 とある大学の言語発達に関する研究のためのテスト(特別なゲームを使って言語に影響があるかを見る)に参加したり、聴覚障害児に関するショート・フィルムを作成するという会社から撮影隊が来たり。

昨年夏にS校に入学し、気がつけばあと3週間で0年生が終了します。 早いですね~! 息子にとっては、とても楽しく充実した学校生活のスタートでした。 学業に関する基礎的なこと(ABCや123や図画工作、音楽、体育、自然科学や文化に関するテーマ学習)など、多くのことを学んで成長したと、親としても手応えを感じていますし、良い先生や友達に恵まれた安心感もあります。

さて、残りの学校生活ですが、来週は陶芸工房に行き、陶芸体験。その次の週は、森の美術館に行き、6月16日の終業式の前日は水遊びに行くようです。

楽しいことばかりですね! 7歳の息子は日本にいたら小学2年生。 こんなに勉強しなくていいのか!?と最初のうち私は思っていたのですが(S校だけが特別なのではなく、在住国の教育方針としても学校はこんな感じです)、子供にとって必要なことは、机の上でガリガリ勉強することではなく、こうしていろいろな体験をし交流をし成長することなんだ、と感じるのでした。
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