秋休みの初日(10月31日)は三者面談でした。 その日は1日中30分間隔で面談が行われ、事前に希望時間を提出しました。 うちは8時~8時30分。 息子のクラス(準備学年であり0年生、生徒数は11人)には3人の担任の先生がいます。 二人は教師で、一人は長年S校に勤めているベテラン女性、もう一人は今期からに新任教師として赴任した若い女性。 あとの一人も今期から赴任してきた中年の女性(長年聴覚障害児と関わってきたベテラン)は、放課後の学童クラブが専門ですが0学年も担当。 面談の方は、教師である二人と、生徒と保護者により行われました。 面談に行ったのは、夫と息子で私は参加せず。(私が行くと、息子と私の間では日本語が飛び交うことになるので。)

事前に、児童が自分で記入すべきアンケートが渡されました。 何が書いてあったか、うろ覚えですが、、、

学校は楽しいですか?

クラスに友達がいますか?

先生の言うことが理解できますか?

自分はクラスの勉強環境を良くしていると思いますか?

あともう一問なにかあったような。。。 全て「とってもそう思う」「そう思う(まぁまぁ)」「あまりそうは思わない」といった三段階評価で、息子は「先生の言うことが理解できる」は「まぁまぁ」で自信がないものの、あとは胸を張って全て自分はよく出来ているに、○。 (親としては、集中力を欠く息子がクラスの勉強環境に貢献しているか??と思うのですが、あくまで本人はどう思っているか、なので。)

後の質問は答えるもので、

Q.何が学校で一番楽しいですか?  

(息子の答え 休み時間に遊ぶこと。)

Q.自分が得意なことは?

(息子の答え 友達を助けること。)

Q.学校で何を学んでいきたいですか?  

(息子の答え 大きな数字(算数))

といったようなことだったと。

最後に親への質問で、「お子さんが学校を好きだと思っている要因をあげてください」とあり、私としては、毎日嫌がらずに学校に行く。 保育園と学校、どっちが好き?と聞くと「学校!」と即答。(息子の保育園はちょっと特別で、毎日を屋外の自然で過ごしたり、バスで遠出したりという、とても恵まれたものだったけど、S校の方が断然楽しいという。 保育園では、ぶつ子がいたし、他の子供たちがギャーギャー煩かったから嫌だったとの息子の答えに、難聴の子にとって騒がしい場所や聞こえにくい環境は辛かったんだ、視聴環境が全て難聴児用に整っているS校は本当に息子にとって必要だったんだ、と実感。)

それから、学校で習ったことを家でもリピートしている、ということを挙げました。 国語や算数、図画工作など、学校でやったことを家でもしているんですね。 それは、勉強がおもしろく、自分でももっとやってみたいと思うからみたい。 やはり、学校は子供たちの好奇心を刺激しながら勉強の楽しさを教えていくところなんだな、と感心。 教師たちが優れていること、環境が良いせいもあるでしょう。

例えば、学校で廃品(牛乳パック)を再利用して貯金箱を作り持ち帰ってきたので、「お手伝いしたら、お小遣いをこの中に入れてあげる」と言ったら、、息子は紙になにか描き始めた。 右側に牛乳パック貯金箱とコインの絵が描いてあり、左側には罫線。 この罫線上に、息子が手伝いをした内容を書き貯金箱にお金を入れてください、という意味。

milkpack

面談の時に、これを持っていって先生に見せたら、とても喜んでいたそう。

先生方のお話しでは、息子は学校でいつも楽しそうにしている、そして一人でいることがない。 いつも誰かと一緒に遊んでいるし、おもしろくて優しい子なので、他の子たちからも好かれている。

「友達を助ける」というのも、本当のこと。 そういえば、カバンの中にいつもティッシュを入れておいたのですが、ある日それがなくなっていたんですよね。 「使ったの?」と息子に聞いたら「Eちゃん(聴覚以外の機能にも障害がある子)が鼻をズルズル出していたので拭くようにあげた」と言うので「丸ごと(1パック)全部あげたの?」と聞くと「たくさん出て汚かったのよ。」と顔をしかめる。 そんなこといちいち気にするなんて、親切というより、お節介なような。。。

学校の勉強の方も、意欲的に取り組み、理解しているとのことで、ほっとしました。 

問題はやはり、集中力散漫なこと。 工作など課題を与えてすることは、集中し熱心にできるけれど、人の話を聞くとなると、とたんに集中力を欠く。 これは息子だけでなく、多くの子がそうなんだけど、とは先生の弁。

難聴の子たち、とくに息子みたいに発見が遅く長くほったらかしにされていた場合、その傾向は著しい。 (よく聞こえてないから、当たり前といえば当たり前のことなんですが。) なので学校でも低学年のクラスでは、床の上に円陣で座ったり、果物を食べながらお話ししたり、長時間集中させるのではなく、休み休みしながら授業を進めていくらしい。

面談では、息子の学校の様子を息子の意見も聞きながら話したそうです。

私たち親の方では、息子の問題について悩んでいることがあったので、時間ができたら電話で話したいと夫が申し出て、終了となりました。

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