お風呂に入っていたら、息子がトイレに来て、それから「今日、E(2歳年下の保育園で同じクラスの男の子)が、ボクの顔ぶったの」と拳骨で自分の顔の真ん中を殴る様子をする。 息子は、このように突然、思ったことをおもむろに話しだします。 時も場所もわきまえないで。

寝る前に、一緒に布団に入ってから、「今日はどうしてEがキミをぶったの?」と改めて聞いてみたのですが、支離滅裂な息子の説明を理解するのは困難・・・

「あなたがEをぶったの? それともEがあなたをぶったの?」と、ここからハッキリさせないといけません。 それから「なんでEはぶったの? 怒ったから? 遊んでいてふざけたの? 何をしていたの?」と状況を聞きだすと、どうやら息子が後ろに乗せ三輪車を漕いでいて、スピードを出し過ぎ、Eが怖がって止めるように言ったけど息子が聞かなかったので、Eが怒った、ということかもしれないけど、定かじゃない・・・ というのも息子は、途中から、

「走って走って、シュッポシュッポ、貨車がガチャガチャ」と言いだし、それは『機関車トーマス』のゲームのセリフに過ぎない。 

次に「Eが怒って、顔がどんどん、どんどん、真っ赤になってぇ」とフシをつけて言うのですが、顔が真っ赤になってぇというのは、最近お気に入りのお話し、『猿蟹合戦』のサル。

少し前から、息子にタブレットのアプリでゲームやお話し絵本を導入するようになったのですが、思いのほか日本の昔話に夢中になっています。 その影響が、会話にもでてきてしまい・・・

私が「Eがぶったとき、先生に言った?」と聞くと、「うん、言った。 M先生に言った。 そして、M先生がEを成敗してくれたのです。」

なんかもう、息子の話しについていけない。 それに、息子は、事実とファンタジー(作り話)をごっちゃにして話す傾向がある。 これ、どうすればいいのぉ、と頭を抱えます。

一体、難聴ゆえ(言葉と理解の発達に問題があるから)なのか、この子の性格ゆえなのか・・・その点も分からず、どう対処すればいいのか。

息子が寝付いてから夫に、このことを話し、現地語ではどうなのか? もしかしたら、現地語の方がスムーズに話せたり、説明できたりしているのではないか?と聞いてみたら、現地語でも同じとのこと。 

それから、私が夫に「でも、やっぱり普通の学校でなく、難聴児のために学校に入れることにして良かったねぇ。 少人数制で複数の教師の目が行き届いているし、先生方は難聴故の言葉の未発達や問題に精通しているっだろうから、適切な対応ができ、どうするのがいいか導いてくれるかもね。 普通の学校に行ったら、先生も生徒も、こんな息子の態度をほったらかしにするだけだろうし(こっちの学校では、ありえる)」。」と言うと、夫も「イジメにあってボカスカにやられるだろうね。」と納得。

保育園でも、会話が中心となってきている5歳児たちとの溝が深まっているように思うし(息子本人は、そういうことにまったく気づかないで、マイペースなのですが)。

そんな保育園生活も、あと1か月ちょっとです。
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