3月22日に、3回目のS校の体験入学に行ってきました。 前回、息子はパパと二人で行ったものの、学校に着く前からイヤイヤモードになり、親と子が離れての活動も嫌がったので、夫は保護者の説明会に出席できず。 今回も、数日前から「またS校に行くよ」と話してみたものの、もうS校には行きたいない、他の子供達がうるさいから嫌だ(あまり喋れない子ばかりのはずだが)、ボクは保育園が好きなので保育園にずぅっーといる等、拒否する発言ばかりで親としては困るやら心配するやら頭を抱えていました。 また夫と息子の二人で行く予定でしたが、私も一緒に行き、夫が保護者説明会に参加している間、私は息子と一緒にいることにしました。
私も一緒だからか、家を出たときから嫌がる様子もなく、スムーズに校内に入り、最初は広い教室に全員が集まりました。 今までにも参加していた子は息子を含め6人、今日初めて来た子が2人(双子)、1学年上の在校生が2人。 子供達は二つのテーブルにつき、紙と鉛筆をもらって何か描いたりしていました、では大人達は別の部屋に行きましょうと、有無を言わさず保護者は教室を出て行く雰囲気。
息子を見ると、不安気にこっちを見ている。 私も、教室に一緒にいるって息子に言っていたのになぁと思いつつ、夫が大丈夫そうならこのまま息子を一人で残した方がいいよと言うし、小さく息子に手を振って出たのですが、「泣きそうだったよぉ」と夫に言うと、夫は中をちらっと覗いて「先生に自分の描いたもの見せて笑っているよ」。 えっ、そうなの!? (何のために私は来たのだろう。)
保護者たちは、今日が最後の体験入学ということで、質疑応答の他、授業中の教室風景も見学させてもらいました。
約束の10時半になり子供達に会いに行くと、手に何か持っている。 S校の絵葉書に、前回撮影した息子の写真が貼ってあり、「S校を訪問してくれてありがとう!」と手書きでありました。 息子は「ボクもう悲しくならなかったよ」。
一緒にいた先生も「今日はとっても良い子でしたよ」と言ってくださり、無理していたんじゃないかなと心を痛めながらも、ほっ。
しかし、食堂でのランチは相変わらず行きたくないというので、私たちはこのまま帰ることに。 先生達からも「食堂で食べないの?」と誘われましたが、息子は「食べ物の匂いが臭いから行きたくない」と鼻をつまんで説明。 きちんと何が嫌で行きたくないのか説明できているので、無理強いはやめました。 (しかし、この学校に入学した後は、どうなるんだろう、、、)
これで、一連の3ヶ月(3回)に渡った体験入学は終わり、願書締め切りは3月末。 昨年に引き続き入学希望者は多く、学校の定員数を超えてしまうので、今年は他の学年の転入生は認めないものの、新入学生は優先的に入れるとのこと。 (最初の学年から卒業までの10年間、同じ仲間で勉強していくことが最重要と考えているため。)
4月半ばには入学の際の必要な書類を各家庭に送付。 5月半ばに2日間、子供たちが一人でタクシーで通学し実際の授業を受ける体験入学を実施。
多分、息子はS校に入学できるのだろうけど、もし希望者が現時点より増え、オーディグラムの書類選考となると、息子は入れない可能性もあります。 他の子達の方が、明らかに聞こえないし、喋れないです。
そして、息子はこの学校に入って楽しいか、友達が出来るか、また私にとっても、ここの保護者達と付き合っていけるのか?(という問題は、また今度書きます。) やはり、不安が拭えません。 しかし、ここに入れなかったらどこへ行くか、選択肢がないのが現実なので、それも不安。
ところで、保護者会の教室の黒板に、なんと「日めくりカレンダー」が置いてありました! Kanonさんから、時制を身につけさせるのに日めくりカレンダーを大いに活用したとのアドバイスをいただきましたが、ここでも日めくりカレンダーを使っているようです!
夫に「見た、見た? 日めくりカレンダーがあったの!?」と言ったら、「そればかり見て、話しは上の空だったんだろ」と返され、図星です。
コメント
コメント一覧 (4)
いやぁ、外国の日めくりカレンダーって、なんかそれだけでおしゃれそうです。
突然自分のHNが出てきてびっくりしちゃいました。
いつもお子さんの気持ちに寄り添ってあげていて、偉いなぁと感心します。
わたしはちゃんとさせなきゃっていう気持ちが強すぎて、プレ幼稚園のクラスで娘のもも机の下でをぎゅうっと抓ってしまったことがあります。とってもおとなしくじっとしていて、ただ集中していなかっただけなんですけれど。そのときの「ママ、どうして?」っていう娘の瞳が忘れられません。
なので、こちらのブログを読むと、あぁこういう風に接してあげたらよかったのになって思います。
突然勝手にお名前(HN)出してしまって、驚かせてしまって、ごめんなさい!
いやぁ、オシャレでも何でもなく、日本のものとまったく同じです。
真ん中に大きく数字(日にち)があり、上に小さく曜日がある、パッと見、日本のものかと思ってしまいました!
曜日がローマ字だったので、この国のなんだぁ〜と分かった次第。
子育てって、昨日のことでも、ああしてあげればよかった、、、って思うことばかりですよね。
でも、私はkanonさんのお話を伺って、こういう風に接してあげればいいんだと、これからのためになっているので、とても感謝しています。
プレ幼稚園でのことが、まだ鮮明に心に残っていらっしゃることからも、kanonさんが今までずっーとお嬢様の気持ちに寄り添っていることが真摯に伝わってきて、こちらの心も熱くなります。
とか言って、こちらはギャーギャー怒鳴ってばかりいる毎日が本当なんですけど、、、
なかなかコメントに登場させてあげられない息子の方は、娘より聴力も軽いのですが、現在の私の悩みは深いです。
小さい時はすごーく育てやすく、手のかからない子だったので、今が手をかけてやる時期なのでしょうね。
こちらでも、そんな話をよく聞きますし、世界共通なのかも。
また、女子の方が、勉強が出来、社交的で、自立しているのに対し、男子は腕力以外全てに劣ると、けっこう社会的に問題視されています。
病院や支援機関でも、聴覚障がい者で活躍していらっしゃるのは全員女性!
男子はどこにいる〜?と、今からとっても不安に思うのも現実です。