バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

2022年09月

諍いのとばっちりを受けた息子とHちゃん。

だから、N君とD君と一緒に遊ぶのやめろと言ってるじゃないと息子に言うと、「女の子たちも、D君と一緒にいたくないなら私たちと遊びなさいよ、と言ってくれるんだけど・・・」

あら、嬉しいオファー。 もしかしたら、女子はD君が息子を従わせていると見てとっているのかな。 でも、そうではなく、息子は「悪(ワル)」に惹かれてしまう傾向がある。 女子のオファーを聞いて思い出したのは、B校でのこと。

息子が3年生のときB校に転校してきた同学年のA君は、物凄い悪ガキで在校生(6年男子3人、3年女子1人)とたちまち敵対関係になり学校が荒れてしまった。 A君は息子にも酷いことをするのに、他の子たちも息子に「アイツと遊ぶな」と散々注意しているにも関わらず、息子はA君と仲良くしようとしていたのです。

また、息子はD君のことを「だってD君はとってもポピュラーなんだよ、すごいポピュラーなの」と言う。 息子は自分のことはポピュラーではないと言う。 不思議に思い「あれ、でも女子はみんなD君が嫌いで一緒に遊ばないって言ってたよね?」「うん」「他にポピュラーな子って誰?」と聞くと「M君とかZ君とか」

下の学年のM君とかZ君がポピュラーとは思わないけど・・・どちらかと言うと悪ガキ・・・そして二人ともアラブ系。 ちなみにD君はラテンアメリカ系。

「あのさ、みんなD君、M君、Z君のことが大好きで、一緒に遊びたがる?」「ううん」

なんか分かってきた。 息子は「ポピュラー」の意味を間違って使っている。 「ポピュラーの意味分かっているの?」と聞くと、やっぱり正しく理解していないようで、どうやら自分がカッコいいと思うことを「ポピュラー」と言っている?

そして、息子にとって「カッコいい」とは「ワル」なことのようで・・・

例えば息子はコンピュータゲームの『グランド・セフト・オート』(殺害、強盗、暴力盛り沢山の犯罪ゲーム。 もちろん対象年齢は18歳以上。)に興味があり、したくてたまらない。(もちろんダメですが、D君はしていると言う。) またアメリカの映画でもそうだけど、ブラック系ラテン系が犯罪者として描かれることが多い。 それゆえに、上記の男の子たちの風貌ゆえに、息子は彼らを「ポピュラー」だと思っているのか。

この前は「犯罪者の告白」(今は更生し警察内で働いている著者だが、以前は実際に数々の頭脳犯罪をしており、その手口などを解説)という本を学校図書で借りて読んでいた。(何故に学校にこんな本がある!?)

男の子だからなのだろか、戦闘とか犯罪、暴力に惹かれるのは。 

でも息子は、実際には真面目な良い子なのです。 息子の方こそ先生や生徒に人気がある。 そう聞いてみると、「僕は良い子にしているけど、心の中はそうじゃないの。 本当はね、例えば、あそこにある車を叩いて壊して中のもの取りたいって思ったりするのよ」と言ってくれた。

もちろん実際にはしたくないし、犯罪に手を染めたいとは思わない。 

息子は、現実を分かっている。 自制心も働くし、また臆病なところがあるので、悪いことする度胸もない。 

しかし、だから友達を選び巻き込まれないようにして欲しい。 まぁ、D君も本当のワルではなく、粋がっているだけだし、かえって表裏がない(堂々と勉強キラいー、女子はへんーという態度をとっている)ので、分かりやすいけど。 表向き優等生で裏で悪いこと平気でする、ズル賢い方が危険。

まだ素直に自分の気持ちを親に話してくれる息子だから、これからも、さり気なく注意し見守っていかなくては、と思うのです。

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9月6日に息子の三者面談があり、夫と共に出席、学校側からはM先生のみ。 M先生は昨年も息子のクラス担当で、メインの担任ではなく、二学年(クラス)同時に受け持っており、6年生のクラスでは英語と美術を担当。

最初に、同席している息子に「男子たちとのこと、今話す?それとも後にする?」と聞き、息子は後でと答え、何かなぁと思ったら、つい昨日だか一昨日だかに起こったこと。

N君(聴覚、視力、知能、身体、全体的に障害がある)が息子のお尻をふざけて叩き、息子はそれに激怒し椅子を持ち上げN君を殴ろうとしたので、D君(発達障害があり、悪ぶっている)が「それはヤバい」と止めに入った。

M先生は「お尻はプライベートな部分だから、触ってはいけないわよね。」と息子に理解を示し、その点はN君も悪いと言っていたが。

N君は息子が入学した前年に入学したが1年留年し、息子たちと同じクラスになったのだ、知的な成長も遅く時折幼稚なことをする。 D君は4年生の終わりに普通校から転入してきた子で、何か発達障害もありそうで、勉強嫌いで悪ぶっている。 息子は1-2年生のとき発達障害の症状が著しく特別クラスのB校に行ったが、それが功を得て、4年生の後半でS校に戻ってからは、とても親切で優しい子だと先生たちの評判も良い。

が、最近、この男子3人で連むことが多くなった。 息子のクラスは男子が4人しかいないし、もう一人の男子(聴覚、視力、知能、身体、全体的に障害がある小柄な子)は、女子と一緒に遊んでいることが多いから、必然なのだが。 どうも男子らしいヤンチャをしたがるのね。 この前も休み時間に学校の敷地を出て行ったそう(冒険のつもり)。 D君(ボス格)が言い出して、N君も賛同し、息子は悪いことだと分かりつつ従って行っちゃう。

N君とD君は元々バカだから仕方ないが、良い子の息子が一緒に連み問題を起こすのを(また3人いるとことも大きくなるので)先生は心配しているようで、「悪いと思ったらしないようにしなさい」「いつも3人でいる必要ないのよ」「他の子たちとも遊ぶようにしなさい」と一生懸命諭すのでした。

21日は保護者会があり夫が参加したのですが、その席でも「1-2年生位ならフザケてお尻ペンペン叩くこともあるでしょうが、もう6年生で身体的精神的成長もあるので、身体を触らせないようにしましょう」と話があったそうだ。(そっちの方を問題にするのね。)

で、昨日のことですが、息子が言おうかなーどうしようかなーと言いつつ話したかったようで教えてくれたこと。(椅子の事件は自分が悪いので自ら親に話すことはなかった!)

お裁縫の授業で、D君は裁縫道具を入れる袋を持っていなかったで、先生が卒業生が置いてった袋をくれたそう。 その袋には作り主の名前が書いてあったのね、仮にジョエルとしよう。 そしたら休み時間にN君がD君に「お前の名前はジョエルだ。ジェエル、ジョエル〜」と囃し立てた。 

多分N君はくだらない子供っぽいことをする上に、しつこいんだと思う。(息子もしつこくされるとキレる。)D君がN君に対して怒り出したので、N君はD君を殴りそうだったので、息子は止めるためにN君の腕を抑えたら、N君は息子がD君の味方をしたと思い、怒って息子をぶったりD君に向けて木の棒を投げた。

ら、その棒はD君に当たらず、近くにいたクラスメートのHちゃんに当たってしまった。 怒ったHちゃんはN君の腕をグッと掴んだ。 Hちゃんは聴覚以外に身体的バランスも悪いが、ボクシンングなどをしていて強いんだそうだ。 強く掴んだ腕を離さなかったのでN君は泣き出した。 近くにいた先生が気づき仲裁に入り、4人はM先生のところに連れていかれお説教。(・・・先生も大変だ。)

そして、私が気になるのは、息子は「ちょいワル」みたいな子に惹かれるということ・・・(続く)

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6年生から始まる第二外国語の授業で、息子が選んだのは「ドイツ語」。 うちは夫の家系がドイツ系でもあるので、みんなドイツ語も喋れるのですが、息子はドイツ語を喋ったことも聞いたこともない、全くの初心者。

息子のクラスからは他に3人が「ドイツ語」を選択。 第二外国語の授業はS校が付属しているV校の校舎で、他の二つの学校の6年生の生徒と一緒に行います。 S校から先生が一人付いてきて、授業中はS校の生徒だけでなく、クラス全体のアシストもしているらしい。 ドイツ語の先生はS校の生徒のためマイクを使用。

クラスには約15人の生徒がいて、二人組の机が横に3つ、縦に3列並んでいるらしい。 S校の生徒は一番前に座り、息子の隣は別の学校から来た男子。 親戚がオーストリアにいるのでドイツ語を習いたいそうで、名前からして家族は東欧系らしい。 東欧や中東出身の移民/難民系の人たちはドイツ語圏にも家族や親族が住んでいるケースが多い。 息子のクラスメートの女子も中東系でドイツに親族がいるからドイツ語を習いたいそう。 (反対にスペイン語を選択するのは、スペイン語圏のリゾート地でバカンスを過ごすことが多い現地人が多いのかな、と思う。)

隣の男子はもの静かで授業中も真面目だけど、後ろに座っている女子二人は授業中もコソコソお喋りばかりしているという。 そして、そっちが気になっちゃう息子・・・ 聴覚というよりASDのためでしょうね、目の前のことより他のことが気になって集中できないのは・・・

私が「その子たち、どんなこと喋っているの?」と聞くと、「先生が、Kの発音がカーと言うと、カーカーって言ったり、Mの発音がモーと言うと、羊がモーモーって言ったり。 で、それ聞いて、僕もモーモーって言っちゃった。」

って、自分も一緒に無駄口叩いちゃダメだろが〜(頭を抱える私)。

でも、これでハッキリ分かりました。 息子、普通の学校に行っていたら、授業に集中できず勉強もできなければ、人に感化されて不真面目な授業態度になっていたでしょう。 息子にとっては普通の学校に入れた方が良かったのかもと悩むことは今でもあるのですが、静かな環境、少人数、高度な教育を受けた複数の教師による授業が揃ったS校にして正解だったのだ。

隣の男子は静かで真面目なのですが、後ろの女子が煩いと、息子が三者面談の時に言ったからか(私もS校の先生も、ドイツ語の先生に話した方が良いと言ったのですが)、先日席替えがあり、お喋り女子とは離れたそう。 しかしS校の生徒は一番前の席から離れられず、息子はS校の同級生と座ることになった。(それは私としては不服。 せっかく他の子と仲良くなれるチャンスなのに。)

さてさて、肝心のドイツ語。 ドイツ語の授業は週2回、木曜と金曜の各30分。 まだ初心者なので簡単な単語を習っているようで、毎週簡単な単語テストがあります。 今のところ、要領が分からなかった初回を除いて満点。(親が家で勉強させているので。)

ドイツ語は3種類の冠詞や大文字で始まる単語があり、それらの法則は現地語にも英語にもないので戸惑うかと思ったら、すんなり覚えているよう。 文法もやたら込み入っているので、文章になると大丈夫かなと心配でもありますが、今のところはやる気になっているので様子を見よう。

発音の方は、夫曰く、全くダメ。 ドイツ語の発音は現地語や英語より、摩擦音とか破裂音とか閉鎖音とか接近音とか、口の中や奥の方で出す、聴覚障害があるものにとって聞きにくい音が多い。 特に夫はネイティブとしてドイツ語を発音するし、親の出身地である訛りもあるし、私でさえ聞きにくい。

なので私が日本人向けのカタカナ発音で息子に言うと、その方が聞こえやすいようで、ドイツ語としても通じるようだし、発音も私が教えようと思うのですが。

ich の ch など、夫が発音すると喉の奥の方で空気が出るような音なので息子には聞こえないようで、息子は綴りを見て「イッチ」と発音しちゃうし、私が「イッヒ」だと言うと生意気に「それは日本人の発音だ」とか言う。 でも、聞こえない夫の発音を真似てめちゃくちゃ言うより、聞きやすい日本語的発音を身に付けた方が正しいだろうが。 それを息子にどう分からせるか。 

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6年生に進級し、新しく始まった教科は「第二外国語」。 現地校では「英語」は1年生の頃から軽く導入され、3年か4年生で本格的に学び、6年生からは「英語」とは別に「第二外国語」を学び始める。 選択できる言語は学校や自治体によって違うみたいで・・・ここの自治体では「スペイン語」か「ドイツ語」。 (「フランス語」がない! 都市部にいくと「フランス語」はもちろん「イタリア語」「アラブ語」「中国語」や「日本語」を選択できるところもあるらしい。 また「ドイツ語」が不人気で選択肢から外された、という自治体も聞いたことがあるけれど。)

でも「現地語」や「英語」が苦手な場合は、「第二外国語」を取らず、その時間帯に「現地語」か「英語」の強化を修得こともできます。

夫は、息子は「第二外国語」は取らず「現地語」を強化した方が良いと言っていたが、私は反対。 だいたい「現地語強化」は家庭で現地語を話さない移民系の生徒のためだろうし、その通常の現地語の学習内容が(私の感覚からすると)ただでさえ低い。 確かに息子は1〜2年生のとき「現地語の読みができない。 クラスを3段階に分けると、並以上のレベルが2人、ほとんどは並、困難な子が3人」で息子は困難なレベルにあると言われた。

しかーし、3年生から1年半(発達障害の方の)特別支援学級に通い、落ち着いた環境で良い先生に恵まれた個別指導のもと、本を問題なく読めるようになった。 そして現在のS校のクラスでは、読みが困難ゆえに(それは知的レベルで困難なんだけど)、「課題図書の簡単バージョン」を読んでいる生徒がいる。 結局、4年生からの担任からは「現地語」は問題ないと言われ、「英語」も出来る方。 だからS校に居残って出来ない子たちのレベルで「現地語」や「英語」をやるのは、全く息子のためにならない。

それに、「第二外国語」は他の二つの学校との合同授業。 S校が隣接しているV校と近隣にあるG校は中学校が一緒になるので、そこの6年生たちが一緒に「第二外国語」を学ぶ。 S校の6年生もそこで一緒に勉強することになるので、聞こえる子たちと、大人数で、普通の授業を受けるチャンス。 私にとっては、これが一番重要に思えました。 (特に、高校は普通の学校に行くことも視野に入れているなら。)

で、「第二外国語」の選択は5年生の時に行い、6年生から選択した言語の授業に行っています。 つい最近、S校の校長から「第二外国語の選択について明確に記したい」とお知らせがきました。 生徒や親から質問があったそうです。 

息子のクラスからかな? 息子のクラスは12人いて、3人はスペイン語(秀才な女子、4年生まで英語のインターナショナル校に行っていた女子、4年生まで通常校に行っていた男子。)、4人はドイツ語(息子、中東移民系女子、両親とも現地の人だけど知的のため「簡単バージョン」を読んでいる女子と男子)、現地語強化2人(中東移民系の女子2人)、英語強化3人(両親とも現地の人で勉強も問題ない女子二人と知的に問題ありそうな男子一人)らしい。 なんで外国語やらないんだろう?外国語ついていけるのか?とちょっと疑問に感じる選択も・・・人のことだからどうでもいいけど。

校長の説明によると、
S校では、S校に入学した時点で「手話」の科目がある。 通常の学校より1科目多い17教科で、「第二外国語」を入れると18科目の履修になる。 
「第二外国語」は6年生からドイツ語かスペイン語を選択することができるが、必修ではない。「現地語」か「英語」が苦手な生徒は、これらを克服する方が重要度が高い。
生徒の方で興味や気力、強い意志があるなら「第二外国語」を学ぶよう励ましている。 他校の生徒たちより授業時間が少なくなるため、高い成績を収めることは無理かもしれないが、S校の生徒でも落第点にはならない能力はあると言語の教師も言っている。
「手話」はS校の生徒にとって優先順位は高いと考えている。 S校の生徒たちは聴覚障害とは一生付き合って暮らしていき、また聴覚は悪くなる一方でもあるので、手話はコミュニケーション、安全面、可能性を高めてくれる。
S校としては「第二外国語」を選択するのは良いことだとポジティブに受け止めているし、サポートしていく。 疑問や質問があればクラス担任に聞いてみてください。

とても丁寧に真摯に書いてある手紙でした。

さて、ドイツ語を選択した息子は・・・(続く)
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元は学校のM先生に紹介された地元の障害者が集うK団体、そこで知り合った息子より一つ年上のL、去年の5月くらいのことで、6月から夏休みが始まったもののコロナで日本に行けなかったので、息子はK団体のアクティビティによく参加していました。 といっても、木曜の夕方の屋外でするバレーボールと、土曜の夕方に建物の中で皆んな集まって好き勝手なことする時間。 

夏の終わりに金曜から日曜にかけて2泊3日の恒例キャンプがあり、乗馬、サイクリング、温水プール、カラオケなど盛り沢山のようですが、ちょうど学校が始まった週の週末で、息子はB校からS校に戻り、行き渋りもあるかもしれないし、まずスムーズに学校生活を始めさせたかったので、そのキャンプには申し込まず。 ところが、当日だか前日にK団体の主催者のAさんから夫にお誘いのメールが。 しかし、それを読み夫は不機嫌に。

メールの内容が、プログラムの説明をしながら「これにLは興味がないのでその間Lと息子さんはゲームをしていればいいし、これはLも好きなので息子さんも一緒に参加すればいいし」というように、全てLを中心に、息子はLを喜ばせる/一緒に遊ばせるために参加ととれる文面。 

なんて失礼なと思いながらも「学校を優先させたいので」と断ったら、返事が来て「でも、こんな、あんな、いろんな素晴らしいことをするのよ」と尚も参加を勧めてくるので、夫は頭に来て、ちょっと辛辣に返信。 思えば、ここからK団体に不信感かな・・・

それから土曜の夕方には息子は行っていたけれど、結局行っても小さな部屋の中にLと押し込められゲームしているだけなので、心身ともに良くないなーと思い、行くのを止めるようにしました。

最初のうち私や夫が送り迎えをし、そのうち自転車で一人で行くようになったけれど、日が暮れるのが早くなり暗いなか行かせたくなかったし、ちょうどその頃、息子もゲームで嫌なことがあったらしい。(息子は言いたがらないけど、Lがしていたゲームが怖かったらしい。 Lは年齢制限のある暴力的なゲームもそこでしている。 息子は側で見ていてもやらないけど。 そんなゲームを平気で小学生にやらせているのも不信感。)

Lは午後のうちからAさんが車で迎えに行き、連れて来て、夜も遅くまでそこで過ごし車で自宅まで送って、AさんはLのことを小さい時から面倒見ていたようだし、シングルのLママのことも気遣って一生懸命しているようだけど、そのせいでLとLママを甘やかし、好き放題、言いたい放題にさせているのではないか?

以前Aさんが集合場所を直前に変えた時、それをLたちは知らなかったようで、そのことは公開のSNSに書いてあったんだけど、そこにLママが「あんた達何しているのよ。Lはあなた達をずっーと探し回っているのよっ!」てなコメントをして、何だか過大表現で非難しまくる文面に心が萎える感じでした。

(それで、私にもあんなメールを延々と書いてきたんだな。)

で、その日息子が夕方行ったら、Lの姿がない。 しばらくして、別室にいるのが見つかったけど、そこでLはAさんに対してずっーと怒り散らしていたらしい・・・

そういえば、それから息子が土曜に行かなくなって、コロナもありP教会にも行かなくなって、ある日息子がLにメールしたら、「お前は、もう友達じゃない」と返事。 息子がどうして?と聞くと、「僕は毎土曜に行っているのにお前は来ない。一緒にゲームしないから友達じゃない」と。

再びP教会に行くようになったら、顔を合わせればまた遊ぶようで、でも会うのはもうP教会だけ。 そのP教会も、夏休み前にコロナに罹ると困るので5月末から行かないようにして、Lにも説明したのです。 Lママは「P教会で会ったとき夏休み遊ぼうって約束してたのに」って言ってきたけど。

親が親なら子も・・・ 結局この二人、お互い共鳴し合って、片方が「僕に返事をくれない、僕と遊んでくれない」と喚き立て「うちの息子と遊ばないなんて酷いわ。そんなの友達じゃない」と怒り狂って・・・ 何だか話も、感情の盛り上がりも大袈裟になっているし。 

それに、Lママが言っていることって、メール読んで感じたことは、うちの息子をLの友達として捧げろってこと。 Lに友達いないから。 多分Lママにも友達いなくて、孤独なのかもしれないし、精神的な何かもあるかもしれないけれど、うちは慈善団体じゃないから、Lたちに貢ぐように付き合うことはできない。(知り合って1年ほど、ほとんど団体のアクティビティを通じてしか顔合わせないのに、何で私たちがこんなに言われなくちゃいけないのか、考えれば変です。)

で、実はこの週末、M先生が関係する他の障害者の団体主催で、国内の大きな遊園地に行く予定だったのです。 毎年恒例で、金曜の夜からホテルに2泊3日(朝食付き)、金曜の夜はみんなでホテルでディナー、土曜は1日中遊園地で遊び昼食のクーポンも付いて、全部込みで一人6千円ほど。 この団体にはS校に入学したときM先生を通じてメンバーになってはいたけど、イベントに参加したことはなく、今回はS校を通じての募集に申し込んだのです。

確か5月のことで、この時はまだ丸2年間半、コロナでどこにも行かずにいたし、息子も遊園地行きたいだろうし、学校の友達とかいれば一緒に遊べて楽しいだろうし、ホテルで2泊するのも私にとって気分転換になるだろうし、お得だし・・・と楽しみにしていたんですよね。

参加者宛にメールが来たとき、何とCC:が公開され、全てのメールアドレスが丸見え。 自分の名前をメールアドレスにしている人も多く、その中にLママらしき名前も。

で、今となってはそこに行ってLママとLと顔合わせたくない。 電車で行くとなると、3時間ほどの道中も一緒になるのは耐えられない。 私たちが悪いわけじゃないのに、私たちが行かないのはおかしいと思ったけど、また今更行く気力がなくなっていたんですよね、日本での夏休みが充実していたし。

コロナが増えている中、こっちのピークがちょうど8月末から9月にかけてと言っている時期に行くのも気が向かない理由の一つ。(こちらでは誰もマスクしていないし、ガンガン旅行しているし、もうヨーロッパではコロナはなくなったも同然。 しかし、コロナ感染はある、増えているし死亡率も上がっている。)

S校の生徒の親とかとの交流も面倒臭い。 で、申し訳なかったけれどキャンセル。 払戻もしてもらえ、浮いた代金と交通費は秋休みにでも使えるし、何より「行きたくない〜」と思い気持ちになっていたので、スッキリしました。

息子にはかわいそうな事したと思うけど、あまり気にした素振りはなく、いいのかな!? (最近、無理しているのか、本当に気にしていないのか、息子のその感情が分からない。 口では、いいよ〜とか、大丈夫だよ〜とか言っているだけで。)

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