バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

2022年04月

以前頻繁に連絡のあったB校の同級生(2学年下のV君)のママ、昨年11月頃にママのお父様が亡くなり、教会へのアクティビティにも来なくなったのと、私もSMSでのやり取りが煩わしくなってきたので(・・・)何の連絡もしないままだったのですが、今年に入り2月頃「Vが息子さんとゲームする約束したそうだけど、今日はできないので、説得して欲しい」という内容のメッセージが届きました。

学校のランチの時間、食堂でV君と会った息子はオンラインゲームを一緒にしようと話したらしい。 息子の方は軽い世間話のつもりが、V君の方はゲームをすることに執着してしまったようで。 

そこから「今から一緒にゲームをできるか?」「何曜日の何時にできるか?」とV君ママから頻繁に私の電話に連絡が来るようになり、その都度息子に聞いてゲームの時間を調節する私。 息子は自分の携帯を持っているので、V君は両親の電話を使い、そこで直接会話をしながらゲームをすることがちょっと続きました。

でも、週末に息子と二人で夫の実家に遊びに行ったときも「今日はゲームできるしら!?」とママから連絡があり、某市(在住地から離れている)のジジババ宅を訪問していると返事したら「帰ってきたらする時間あるかしら?」とたたみ込まれ閉口。 帰宅は遅くなるので、また今度!と断る。

そのうちV君は直接息子に電話してくるようになりますが、「今日はできない。じゃね。」とすげなく断ることも多くなり、そのうち息子はクラスの男子と別のオンラインゲームを毎日のように放課後するようになり、V君とすることはなくなりました。 息子はV君がしたがるオンラインゲームには興味ないせいもあるけれど・・・

息子はV君があまり好きじゃないらしい。 以前、息子に「V君も空手に誘ってみたら?(道場=学校の体育館の)近所に住んでいるし?」と言ったら、速攻で嫌だと断られたことがあります。 その時はそれっきり何も言いませんでした、

というのも、まだB校に通っていたとき、息子のポケットに紙が入っていて「何これ?」と聞いたら「見ないで」と隠したものの、後日千切られ空のゴミ箱に捨ててあって、そんなの私が拾って見るに決まっているでしょう。 千切れた小さな紙をつなぎ合わせ見てみると、息子の字で左半分側に「信用できる:A、H、K(クラスメートの名前)、先生方、校長」とあり、右半分に「信用できない:V」 と書いてあったのです。

息子にとって、V君は信用できない人物ということ? 私にとっては、息子と同学年のAの方が悪の化身か!?みたいな奴で、父親もだらしなく、この親子とは関わりたくないと思ったのに。

1月に空手教室の新学期が始まり(すぐにオミクロンのピークで二週間道場が閉鎖になり再び再開したとき)、空手始めたい人がいたら連れて来てと先生からお話があり、先生を信頼し素直な息子は、早速パンフレットを学校の友達にあげたりしてリクルート。 そして「Vも空手に誘っていいよ。 空手家がもっと必要だと先生が言っていたから。」

ちょうどV君ママに「教会のアクティビティには今期も行ってるの?」と聞かれ、「申し込んだけれど、木曜は空手もあるので、行ったり行かなかったりです」とメッセージしたところだったので、無料体験レッスンやってるよと言ってみました。

親が子供に空手などの武道を勧める理由としては、護身術として、体と同時に精神力も鍛えられる、礼儀作法や集中力が身に付く、自分に自信を持つ、などの期待があるかと思います。(パンフレットにも、そんなことが書いてある。)チームプレイではないけれど、団体で一緒に練習し、それなりに社会性も必要なので、発達障害にも最適かなと思い。

しかし、V君ママの返事は「ありがとう、でもVには向いてないと思う・・・Vは空手を間違った方向に使うんじゃないかと、私は危惧しているの。 息子さんもVには空手のこと言わないでくれるとありがたい。」

V君ママは空手を、蹴り上げたり鉄拳振ったりする格闘技とみなし、V君が喜んで暴力を学んでしまうと怖がっているのかなと思い、「息子はV君に空手のこと話したことないし、これからも言わないね。」とメッセージし軽く流そうとしたら、「違うのよ、息子さんが何か言ったと言うことじゃないのよ。 V自身も空手やってみたいと言ったけれど、それは間違った方向でやりたいって言うことだったのよ。 だから今はやめときたい。」とまた返事がありました。

私は、先日見たドキュメンタリーのADHDの15歳男子を思い、うちの息子に良かったから他の子にも良いとは限らないと反省したのでした。 V君は自閉症があるかは分からないけど、ADHDは明らか。 まだ小さいし(小学3年生)空手の精神的な意味など分からず、格闘技的な面に魅入られ、暴力として技を使ってしまうかも。 小柄だけど敏捷そうなV君なので空手やったら上達するかな、と思ったのですが。

80年代に空手ブームを巻き起こしたアメリカ映画『ベスト・キッド』は、弱虫ないじめられっ子の高校生が日系人の空手の師匠と出会い、空手家として若者として成長する物語だったけれど、V君は試合に勝つためには狡も厭わない凶悪な空手道場に通い、空手をいじめるときの暴力として使う適役みたいになっちゃうことをV君ママは恐れているのか?

でも、V君はご両親がしっかりして、面倒を見、きちんと話し、このように我が子にとって何が良いか悪いか冷静に見極めているので、私はV君のご両親は信頼できる、と思っていました。 しかし、親はそうでも、子は違う・・・ 息子がV君を信用ならないと思っていた、私は我が子のその直感を真摯に受け止め、V君と息子を親しくさせないようにすべきでした・・・(信用ならない2へ続く

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先週は復活祭の休暇で、今週の月曜まで休みでした。 (次の長期休暇は6月の夏休み!だけど、その前にも祝日連休が続いたり、勉強するのは正味1ヶ月ですね・・・)

休暇中は、2年振りに国境を越えて隣国の観光地に日帰りで行ったのですが、人で溢れていましたし、マスクをしている人を見たのは、2、3人ほどでした。 美術館で本格的な絵画や芸術品を見たいという息子のリクエストでしたが、(無料入館日だったので)人が多すぎて嫌だったよう。 あまり堪能できず、それよりもお土産などの買い物をしたがる始末・・・

残りの休日は、息子の部屋の片付け。 棚の上は埃被っているし、遊ばないおもちゃは片付けて、仕舞っておいた本(マンガですが)を出したり、義両親の家にあった透明なお菓子の箱(タッパー)をたくさん貰ってきて、それは透明で中身が見えるので細かいものを分類しておくのにちょうど良い。 形も大きさも同じなので積み重ねておけるし。(うちでは食べないお菓子。 義両親はどれだけ食べているんだい!?)

てなことを、結局は私が全部したという。 息子は、ものを動かして、普段目につかなかったオモチャが出てくると、それで遊び始めちゃうし。

で、普段使わないものを仕舞っておく上の方の戸棚から、特別支援学級であるB校に通っていたときの教材が出てきました。 電話帳ほどの厚さがあるプリントの山。 (ちなみに、息子は電話帳が何か知らない。) 

B校に通っていたときは宿題はなく、教科書やプリントを自宅に持ち帰ることもなかったので何を勉強しているのか全く分からなかったんですよね。 それが最後の日に全部もって帰ってきて。 大量なので一先ず戸棚の中に仕舞ったの、忘れていました。

こんなに勉強したんだぁ・・・と、うっすら感動。 しかも、数人の専門の先生方による一対一の授業だった、なんて贅沢な、と感慨にふける。 (息子も、授業はB校の方が良く分かったと言っている。)

S校の算数は、4月に入ってようやく5年「下」の教科書に入った。 4年生の時に4年の教科書が全部終わらず、5年生の始めに4年「下」をまだやっていたので、またそこで全体的に遅れているわけだけど。 息子に、5年下の算数分かる?と聞いてみたら「簡単、B校でもうやったもん。」なんて言っている。

さて、プリントの方は一部を残し、後は処分かな。 息子の頭の中にきちんと勉強したことが入っているなら・・・

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いまだ私のベッドに潜り込んで寝ている12歳の息子。 先週の金曜日、私が朝起きると横で寝ていた息子もモゾモゾ起き出し、ハッと顔をあげ「オシッコしちゃった!!」

ええっ〜、今でもオネショ〜!?と焦って、どこっ?どこっ!?と布団をめくったりしてると、

「エイプリルフール!」

いや、キミ、冗談に聞こえない・・・ もちろん、息子がおねしょを最後にしたのは5歳くらいで、それからもうしてないけれど、それでも、笑えない。 (私の中では未だ息子は成長しておらず、おねしょが現実味を持っているのね。)

その後、学校に行った息子の机を見ると、算数で使う統計の紙があった。 今朝、統計をとってグラフにするのに必要なんだと「ママはどの虫と、どのトランスフォーマー の映画が好き?」なんて聞いて結果を記入した紙をそのまま置いていっている・・・ しばらくすると息子からスマホに「算数の紙、写真に撮って送って〜」とメッセージが届いた。 まったく世話の焼ける。

下校時、スマホに息子からメッセージ「算数の教科書がない」

先日は英語の教科書をどこかに失くして、今度は算数がないなんて(怒)、「昨日はカバンの中に入ってたでしょ」と返信すると

「エイプリルフール!」

いや、だから、ジョークになってないのよー!! 

学校ではエイプリルフール合戦で、先生も生徒もあの手この手でお互いを騙そうとし面白かったようですが、私にとっては、悪いことは全て本当っぽくて、良いこと言われたらぬか喜びです。

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