バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

2020年11月

本来なら、先週から息子はカムバックの一環として、月曜の体育と昼食、火曜の国語、金曜の家庭科を元クラスメートたちと一緒に受け、来学期(1月)から元の学校に戻るはずでした。 しかしCOVID-19の規制が厳しくなったので、学校間の移動が禁止に。 元々、月曜の体育と金曜の家庭科は元クラスメートと受けていたのですが、それも中止。 ずっーとB校にいます。 B校は生徒5人に先生6人なので、前の学校も小規模とはいえ狭い校舎に先生と生徒を合わせ90人ほどがひしめいているので、B校にいた方が感染の可能性が低く安心。

しかし、せっかく息子も前の学校に戻る気でいたし、B校の問題児のこともあるし、学年相当の勉強と社会性を身につけるうえには戻る方が良いと思っていたところなので、残念でもあるし、カムバックはいつになるのか心配でもあります。

小中学校は通常ですが、学校外の活動に行けないのも、長引くと心身への影響が出てくるかも。 火・木・金と体育館で行っていた空手は、15歳以下の子供のみ土曜の昼間に屋外でトレーニングを行っているのですが、場所が遠くなってしまった。 また息子は地面がでこぼこしているので屋外でするのは苦手だという。 また今は冬なので寒くて天気が悪い。 10月20日を最後に行っていないのですが、この日は息子は空手に行ったもの調子がでなくてすぐにベンチに引っ込み、私が迎えに行ったときは号泣した・・・という経緯が。 その後COVID-19の感染が増え始めて警告だされ、ちょうど練習が中止となったので、まぁちょと休止するにはちょうど良いかと思っていたのですが。 でも、やはりトレーニングするとしないでは、ものすごく違う。 だんだん遅寝遅起きになって、暇な時間はゲームやYouTube見て、体動かさないもん。 12月に初めての昇級テストを受け色が付いた帯を貰う予定でしたが、それも中止。(私の誕生日でもあったので、ママにプレゼントだね!と楽しみにしていたのに。) 長引く行かないと、もっと行きたくなくなるんじゃないかと心配。

毎週金曜日にある教会の子供向けリクリエーションも、感染が怖くて行かせてなかったら、ついに中止に。

音楽の授業で演奏したキーボートに興味があるようなので、クリスマスプレゼントに初心者用のキーボードを購入し、市が運営する音楽教室に来学期から通わせようかと思っていたけれど、どうなるか分からないので躊躇しています。

学校以外のことにもアクティブにさせたい年頃なのになぁ。
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去年の10月に息子のクラスに来た男の子、息子と同じ学年で、良い友達になれるかなーと思っていたら、とんだ問題児だった。 最初のうちは、他の生徒たちとはまったく違うスケジュールだったので、どんな子か分からず。 しかし子供たち同士の交流が出てくると・・・問題が次々勃発で、先生方が緊急会議開いたり、そのとばっちりで個人面談がキャンセルされたり、予定していたイベントも中止にしたり。

トイレの中を水浸しにし、濡らしたトイレットペーパーをそこらじゅうの壁につけ、大変だったんだよーと息子から聞き、それから学校に息子を迎えに行ったとき、駐車場のコンクリートにFxxKという文字がチョークで書かれているのをみて仰天。 夫は、この子が帰り際、手を振る先生に対して中指を突き立てていたのを目撃。 こういうことを日常茶判事に、呼吸をするがごとく当たり前にするのです。

そのせいで6年男子の1人Mが情緒不安定になったのか問題が出てきて隔離されて授業を受けるようになり、別の6年男子Rはこの新入生Aを毛嫌いし何かと衝突し、これまた情緒不安定になり、私が迎えに行くと1人庭でイライラ歩き回ったりブツブツ言ったりしているのを頻繁に見かけるようになった。 6年生で、卒業間際なのに・・・とんだ災難。 このAは年上に対しても、先生に対しても、ふてぶてしい態度を取る。 自分が悪いなんて思わないし、反省もしないタイプ。 すぐに喧嘩を吹っかけて行く。 年下の子に対しても同じで、「お前はバカだ」とか、とにかく悪いことしか言わないらしい。

で、息子は、ちょっとしたことでAに泣かされる。 息子とAが一緒にブランコで遊んでいた時、息子は横に両手を伸ばしながら漕いでいて(それは手で風を受け止めるためだったそうですが)、それが気に食わなかったAは息子に対し怒り罵詈雑言を浴びせ、怖くなった息子は泣いてしまった。 また、かくれんぼをしていて、Aが隠れるとこはいつも同じなのですぐに見つけたら、それに怒って、息子はまた泣いたとか・・・ 年中泣かされている。

学年が上がり、6年生は卒業し息子と同級だった女の子は普通の学校に移り、息子とAが引き続きB校に残り同学年のため一緒に授業受けることが多くなったのですが、Aは動き回ったり急に大声だしたりして授業に集中できないし、僕どうしたらいいのか分からないと言う息子。(最近、授業時間が延長されたのを知らずに息子を迎えに行き一時間近く学校にいたとき、初めてAの様子を自分の目で見たのですが・・・本当に人の話など聞かず赴くままに歩き回っていました。)

その反面、息子はAを友達と思っているし、Aに惹かれて、一緒に遊びたい、または悪いことしたいと思っちゃうようで、そこにまた息子の葛藤があり、私が親として不安に思うこと。 判断が鈍く、完全に悪い奴と手を切ることができず、フラフラ~と巻き込まれてしまうんじゃないか・・・ 今は子供だし、周りの大人(先生や親)が常に守っていられるけれど、この先が怖い。

来学期(1月)から息子はS校に戻る予定ですが、早すぎるーもっとB校で指導してもらいたいよーという思いを飲み込み承諾したのは、このAがいるから。 Aと一緒では息子に悪影響しかない。 先の保護者面談でAのことを聞こうと思ったのですが、もう息子が転校することが決まっているので、結局目をつぶってやり過ごすことにしました。

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1週間の秋休みが終わり、今日から再び学校へ。 夏時間から冬時間に変わり、今年も残り2か月、今学期も残り1か月半。 

さて、秋休み。 第2波コロナでどこにも行けず、だったら夏休みダラダラ過ごしてできなかったことを、この秋休みにしよう!と意気込んだものの、結局ダラダラ過ごして終わりました。

そう、夏休みも・・・この夏は、このコロナ禍を機会に、家での勉強や手伝いの習慣をしっかり身に付けさせましょう!と意気込んでいたもの惨敗。 3週間は休暇らしく行楽を優先し、その後の残り4週間で息子をみっちり鍛えます、の心意気でしたが、軌道修正とはならず、バタバタなんとか日々をこなしていくだけで精一杯・・・だったんですね。 秋休みの場合、最初の4日間は遊んで、後半5日間で立て直すのつもりが、まったく同じパターン。

なるべく自然の中で体を動かすべく外に出かけるようにすると、私はそれだけで体力を使い果たし、残り半日は休憩~という状態。 息子は用意した復習用のテキストや漢字練習なんて見向きもせず、部屋の片付けをさせようとしても逃げ回り、料理を手伝わせようと思っても、やっぱ私が1人でやる方がラク。 四六時中息子といるので自分の時間がないし、自分に余裕がない。 息子がゲームしている間に私も休む・・・ってなってしまう。

そういえば、夏休み前は長いホームエデュケーション/スクーリング(もどき)をしよう!と意気込んでいたのでした。 在住国ではホームエデュケーション/スクーリングというシステムはないのですが、アメリカやイギリスでは盛んと聞きますよね。

でも、実際にどうやって行うのだ!?(親は仕事に行かなくていいのかなぁ?) 

朝日GLOBE+にイギリスのホームエデュケーションの特集記事があり、気になったのが最後の方に「息子と勉強しようにも理解できずに困惑する母親、退学を迫られて急にホームエデュケーションをするはめになった親たち」とあり、「学校からはじき出される形で、望まないまま始める人も多い実情」もあるみたい。 イギリスの学校は学校の評価(点数)が公表されるので、高得点を得たい学校は問題のある生徒を排除しようとするのだとか・・・(えっ、それって、公的な教育としてどうなの!?)

イギリス在住日本女性のブログに、お嬢さんのために7年間ホームエデュケーションを行った方のブログを見つけたのですが、きっかけは、幼稚園になじめずにいたお嬢さんは学校への入学も嫌がり、実際に通ってもストレスが大きく、高評価を得たい学校長からは問題児は欲しくないという態度を取られたから・・・ (えっ、それって、教育者としてどうなの!?) 

しかも、親御さんは発達障害を疑っていたのにもかかわらず、問題を増やしたくない行政のリミットもあり、診断はおりなかったそう。

日本でいう「グレー」という範囲なのかしら? イギリスでは「普通」に入れられて支援が受けられない。 うちの息子の場合は「自閉症スペクトラム」に入れてもらえ支援が受けられるようになった。 息子の「自閉症スペクトラム」は軽度で境界に近いところ。 それでも、本人も周りも支援が必要。

また、お嬢さんは先天性の目の障害もあるそうで、だったら学校では特別なサポートなどの考慮も必要だと思うのだが、イギリスではないの!? まぁ、そういう在住国でも、聴覚障害がある息子が普通の学校に行ってどれだけの支援を受けられるか定かではないどころか、十分な支援も環境も得られないと思ったから、わざわざ引っ越して特別支援校(S校)に入れたのですが。 そのおかげで違う支援校(B校)にも行くことができ、このB校がホームエデュケーションって感じですよね。 生徒5人に先生6人、各々にあった個別指導及び小グループで社会性も育てられる。

私にとってホームエデュケーションは無理無理だったので、公的に(全て無料で)最良の教育を施してくださり、本当に感謝感謝です。 (やはり自宅で親が行うホームエデュケーションは、親の体力・財力がかなり必要。 うちみたいな狭いアパートという環境も厳しい。) 
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