バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

2020年05月

日本でも学校の勉強方法が暗記中心から考える力を伸ばす方針に転換されると聞くけれど・・・ 現地校でも、私たち親が子供の頃は算数/数学の計算等、答えが合っていれば正解でしたが、今は、答えが間違っていても、どうやってその答えを導いたのか説明できれば点数が貰えるそう。 その代わり、というかその反面、説明ができなければ点数は貰えない。

昨年、息子が2年生の時S校の保護者会でのこと、同じ学校に7年か8年生の兄も通っている保護者が「息子が数学の宿題を親に聞いてくるのだが、自分のときと方法が違うので分からない」とも言っていました。

確かに、息子の(2桁の足し算や引き算の)計算方法を見ると、私が日本で習ったひっ算ではなく、数字を分解し、なんだかややこしい方法で答えを導いていて、私にはさっぱり分からず、でも答えは確かに合っている。

先日、息子の学校で算数のテストがあり、息子は「僕はきちんと考えて計算したからえらいんだ。 Lちゃんは考えないで勘で答えちゃうからいけないの。」

ASD/ADHDでサヴァン症候群の傾向もあるクラスメートのLちゃんは計算は素早く暗算。 しかし、説明できないらしい。(そんなの分かるもんは分かるんだよーって感じでしょうか?)

算数/数学、私も小学生の頃から苦手だし、分からない。 息子に数学の大切さや楽しさなんて教えられないよーと思っていたところ、このような漫画を読みました。



そうかー、数学って、こういうことなんだー! (でも、やっぱり自分が踏み込む場所ではない・・・)

幸い、今のB校の先生が教え方上手いので、息子は算数が理解できることが楽しいようで、家で絵をかきながら「僕は算数が好きだから、算数もしちゃうのよー」とか言っているので見てみると、
menseki

ペーパークラフトの設計図を書いていたのですが、そこで面積の計算をしているではありませんか。
(驚愕。 私なんて、この数字見ただけで、分からない・・・という拒否感が・・・)

本当に、B校で良い先生に恵まれてラッキー。 S校に通っていたら、勉強何にもできない状態だったと思う。 B校からはS校に戻るように言われているけど・・・ もっと算数の基礎をしっかりつけさせてーと思います。
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『ナショナルジオグラフィック』の日本語版が日本で発行された最初の年、定期購買を申し込みました。 その一年間だけだったかと思います。 何年前というか何十年前のことだろう・・・ 

新型コロナウィルスの情報を検索していて日本語版ナショナルジオグラフィックのサイトに当たり、オンライン記事を読むため無料登録してニュースレターが届くようになったのですが、先日は自閉症に関する連載が掲載されていました。

研究室に行ってみた。発達障害クリニック附属発達研究所 自閉症 神尾陽子

普段私が目にする記事、親のための子供の発達障害についての内容とは一味違う印象を受けました。

親が子供の問題を解決するために理解するというのではなく、インタビュアーが発達障害とは関係のない小説家・文筆家の川端裕人さんで、答えるのは研究者であるので、自閉症とは何かという根本的な疑問から研究の方法などにも言及し、自閉症スペクトラムを全体的に解説している。 症例も豊富で、目から鱗やハッとする言葉がいっぱい。

「スペクトラムは1次元ではなくて、多次元で、おまけに時間変化するんです」
「自閉症だという診断で全部その子を理解しようとしちゃったら、あんまり適切じゃないわけです」

など、S校での指導が自閉症はこうだという固定観念に縛られ、息子には合わないゆえ余計おかしくなり悩んだことを思い起させ、

「園長先生にお手紙を書いたんですよ。でも『私は発達障害をよく知っているけれど、この子は違います』って園長先生に言われちゃったって」

とか、以前住んでいた市で心理学者、幼児教育、保健士といった"専門家"から「この子は違います」って言われ続けたので、本当に何も分かってない"専門家"ばかりだったんだなーとつくづく思い、

それから、他の日本の発達障害の専門家(ベテラン)で「今は発達障害と誤診・過剰診断されることが多い」という内容の記事を書いている人がいますが、この人は子供の可能性を信じ、子供はその子のまま受け止めてあげようって考えで、学校でのインテグレーション推進みたいなんだけど、それで困るのは当事者の子供・・・ 

インタビューでも「ほんの少しスコアが低い(自閉症傾向が小さい)だけとか、診断に必要な要素が一つ足りないとかで、自閉スペクトラム症の診断を受けない子たち」の枠に入ってしまい、「結局後で問題になるケース」「学校に上がって不適応で不登校になったり、うつ状態になったり」で「子どもの時には診断がつかない「診断閾下」(サブクリニカル)のグループ」となる例があげられている。

自閉症の過剰診断を憂えているのは「自閉症であることそれ自体、社会生活を難しくする。しかし、それ以上に、自閉症の影に隠れて見えにくい情緒や行動にかかわる合併症が、のちのち大きな問題になってくる」という着眼点がないように思う。 確かに自閉症のレッテルを貼られたことにより人生転落?する例もあるかもしれないけど、今の社会は昔とは違うので、レッテルを貼られたことにより理解や支援が得られるメリットが多いんじゃないか?

このナショジオのインタビューは自閉症についての指南ではないので、すっごくおもしろかったし、ためになったのです。 親向けの指南って、実際は我が子に当てはまらないこともたくさんあるから。 それよりも自閉症スペクトラムとは何ぞや?と研究内容やその結果をもとに説明してくれる方が腑に落ちることがたくさんあり、うちの子に当てはまることもいろいろあり、理解することができると読みながら思いました。 

ナショナル ジオグラフィック日本版 2020年5月号[雑誌]
日経ナショナルジオグラフィック社
2020-04-30

今月号『のナショナルジオグラフィック』は自閉症の特集記事があります。
●大人の自閉症
自閉症の人は仕事やパートナーを見つけにくい。そんな状況を変えようと、手を差し伸べる人たちがいる。
●自閉症の兆候を見つける
自閉症になる子どもは、脳の成長が早すぎることがわかった。この発見は障害の予防や軽減につながるか。

表紙にある「昆虫はどこに消えた」も気になります・・・
(追記:日本語版ナショナルジオグラフィック、今年で25周年だそうです。)

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先週の火曜日、午後1時ごろ、学校から電話。 息子が体調悪いと言う。 このご時世に体調悪いなどと言われると震えあがりますが・・・ 迎えに行くとソファでくつろぎ静かに休んでいて「なんだか力が出ない」と力なく言う。 

朝はなんともなかったんだよな~。 滅多に具合が悪くならないので、こういうときは・・・と思案していると、帰り際先生が「じゃあ、今日の算数は、なしだな」と言ったので、ピーンと来た。

算数の授業が嫌だったのか・・・

それでも念のため翌日は学校を休ませることにしました。 先生二人もご自分に熱が出たり子供に熱が出たりで休んでいるというし。 5月1日(金)はメーデーでもともと3連休ゆえ、水曜と木曜も休ませ、5連休・・・

さてさて、問い詰めて行くと、やはり息子は算数の授業を受けたくなかった。 それで、その前の国語の時間に具合が悪くなった。 算数が分からないの?と聞くと、間違ってばかりで嫌になるという。 で、何が間違っているかというと・・・

+(足し算)と-(引き算)の計算問題のとき、いくつか数式が並んでいて、足し算引き算が混じっている場合、最初の列の式が足し算の場合、その後引き算になっていても、そのまま足し算をしていき、終わった後に間違って計算していることを指摘され「ギャー」と自分に対して怒り爆発。

やらせてみると、計算の仕方は合っているし理解している。 しかし、やはり+か-かの記号をきちんと見ていないので引き算を足し算で計算し続けている! それを指摘すると、やはり怒って自分の頭を叩く(自虐行為)。

また「見直し」するのも苦手。 同じことを繰り返すのが我慢できない。 授業の復習など、1回やったものを、分かっているものを、なぜ何回もするのか理解できない、そして怒る(癇癪)。

そういえば音読をしていても飛ばし読みが多い。 

日本語のひらがなをひとつひとつは読める。 しかし文章になると読めない。 例えば「待っていた」と書いてあるのに「待っています」とか。 なぜ文字を一字一字読まないのか聞いたら、早く読みたいから。

早く読みたいから飛ばし読み。 内容分かっているから全部読まなくてもいい。 いちいち読むのが面倒くさい、という理由らしい。

句点等も気にしない(目に入らない)。
 
発達障害の子で、よく聞くパターンなケアレスミスかと思うので対策を考えなければと検索し、息子に当てはまるかと読んでいったら、ノートの取り方に言及しているんですね。 黒板を写してノートに取る・・・日本の「発達障害+勉強の問題」でかならず出てくる・・・でも、こっちの学校ではしないからなぁ。 それに、日本のようなきめ細かい「学習指導」もない。

これから、何の予定もない夏休みが2か月あるので、自宅で対策をたて学習指導をするしかないか。 できるかな、私が・・・
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