バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

2019年09月

新しい学校(発達障碍児のための支援級、通称B校)に通い始め、最初のうちは行き渋りもあった息子ですが、3週間も過ぎると問題なく登校、先週の週末なんて「わーい、明日は学校だ。いろいろ新しいことを勉強するのが楽しみだ。」なんて言っていました。 今日で9月の最終週も終わり。 先日は保護者会もあり、B校の全貌(?)も分かってきて、親も息子も満足している状態です。 そして、この学校に通うことができたのは、すごくラッキーだと思います。

学校は広い庭付き民家で落ち着いた環境。 生徒は6年生が3人と(息子を含む)3年生が2人に対し先生方は6人。 それぞれ専門教科を持っています。 授業は個人で(小さな簡素な部屋にこもり、先生と一対一で)することもあれば、全員ですることも。 通常学校を目指しグループでの授業にも慣れるため。

音楽の授業は全員で(隣接する普通校の)音楽室に行き、体育の授業も全員で体育館に行き、週に1回隣町の市民プールで水泳の授業があり、家庭科の時間3年生の二人はミシン室に行って息子の以前のクラスと合同実習。 金曜日はみんなで子供ニュースを観、ケーキを焼いておやつを食べる。 

ただ授業が毎日(1年から6年まで全員)、8時20分から13時20分までなので短いですよね。 ほとんど個人授業だから、長い時間多数の生徒と一緒に分からない授業を受けているより学んだことは定着するようですが。

保護者会のとき聞くと、算数の先生曰く、最初に息子が何について学びたいか聞き、時計(時間の読み方)なら興味があるということで、それを毎日徹底してやっているそう。 時計はS校でも1年2年とやっていて、それでも息子に時間を聞くとすぐに答えられなかったりしましたが、今は時間を聞くとしっかり答えられるし率先して時計を見るようになりました。 息子に聞くと、最近はお金の計算問題もしているそう。(お金・・・これも息子の興味の対象。 数字だけの計算問題は苦手でも、お金の計算問題はすんなり出来る。)

家で勉強しないんですが宿題は出ないんですか?との質問には、「宿題は出しません。 勉強は学校のみ。 そのための学校です。」

日本語で子供の発達障害について調べていると、学校で出される宿題に追いつけないとか、学校での授業を理解させるため家で予習させて望むとかあったのですが、こっちの学校の方針からみると本末転倒?

私は日本で教育を受けたから、こっちの学校のやり方とか、大丈夫なのかぁこれで?と不安に思うこと多々ありますが、段々と息子にとってはこっちの方が良いのかな、良いんだろうな、と思うようになってきました。

息子は英語を話したがるのですが(ゲームやYouTubeの影響・・・)、6年生に英語が得意な子がいるので、その子と好きなように英会話をさせてやり、先生が傍について指導したりするそうで、そんな臨機応変な授業、息子にピッタリ。

音楽の授業は、音楽の先生は息子曰く「アイアン・メイデンのメンバーだと思う」そうで(長髪の中年男性の先生というだけですが・・・笑)、「プラウド・メアリー(Proud Mary by CCR) ジョン・フォガティ作詞作曲の69年のロック」をみんなでセッションしちゃうそうで、これも少人数だからなせる業かな。

先生の一人は学校の備品費や子供たちを遠足に連れて行くための資金を、奨学金の取得や寄付などで集めるため、いろいろなところに応募していて、先日は某著名人から返事が来たそう。 

学校は公的なものだし授業料も給食費も必要ありません。 しかし公的資金では足りない、もっと多くのアクティビティをさせたいと思う場合、このように先生や生徒自ら資金集めをします。 例えば、保護者会のときに出されたお茶菓子(ケーキ)は生徒たち(息子と同学年の女の子)が作ったもので、親をお金を払ってケーキを買います。 そのお金は学校の資金に、生徒たちのために使います。

今後この学校とどのように付き合い、息子はどのように成長していくのか楽しみです。
にほんブログ村 病気ブログ 難聴・聴覚障害へにほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ

日本のニュースでもようやく環境活動家の16歳、スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんが注目され始めたようですが・・・ 「そんなことしてるより学校行け」とか「大人や周りの思想に操られている子供」という意見もあり、特に日本ではそのような意見が強いような・・・

こっち(欧州)では、16歳だったら年齢上では法的には子供だけれど、自分の意見をしっかりもつ年齢。 自分で考え始めたことだろうに、なんで大人に操られていると思われるんだろう?? 子供はそ自分では考えられない、大人が操縦するものだから、という考えが根本にあるから?

息子は今9歳だけど、きちんとグレタさんの言うことを理解し賛同するのなら、金曜日に学校休んでストしていいよと親として言うし、学校(先生)も同じだと思う。 (そういえば、このニュースについて話してなかったなぁ。 今度話してみよう。) 実際にしている子に会ったことはありませんが。

でも一番悲しかったのは、アメリカのテレビ局がグレタのことを「両親に洗脳された精神障害のスウェーデン人の子供」と評したこと。

彼女は発達障害のアスペルガー症候群であることを公表している・・・

以前、彼女を表するこのような文も見かけました。
「ヨーロッパで9年生といえば、学校にもお化粧バッチリで通う大人っぽい女の子が多い中、グレタはおさげ頭で、化粧っ気もなく子供っぽい。そして、過激な内容のスピーチを無表情でする。この頃、マスコミで姿を見ない日はないほどの有名人だ。」
ヨーロッパ中に広がる「子どもたちのデモ」礼賛に覚える違和感 ドイツ在住の日本人ライターによるもの)

スウェーデンの9年生は「お化粧バッチリで通う大人っぽい女の子」は多くないと思うんですが。 まだ義務教育で勉強の方が優先で、学校さぼってストしている子も少ないでしょう。 

このライターが悪意を持って?「グレタはおさげ頭で、化粧っ気もなく子供っぽい。そして、過激な内容のスピーチを無表情でする。」と表現しているけれど、発達障害の女の子あるあるかもしれませんね。 身なりにかまわず、周りに合わせることなく、自分の思想を優先してしまう。 表情に乏しいのも典型的な自閉症スペクトラム。 

普通の大人からは、年頃の発達障害の女の子はこう見られえるのか・・・と思ってしまったのです。 化粧バッチリして環境のこと考えない女の子と、スッピンで環境問題に立ち向かう女の子。 世の中(アメリカと日本)には、前者を支持して後者を貶す大人が多いのか・・・ (ヨーロッパの記事はグレタ支持が圧倒的に多いのですが。 このドイツ在住ライターさんは日本人で日本向けに記事を書いているので「違和感」を持つのか。)

にほんブログ村 病気ブログ 難聴・聴覚障害へにほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ

少し時間ができてきて、少しずつ身の回りや家の中のものを片づけ始めました。 ひとまずそこら辺に置いたまま(正確には引き出しの中や棚の中に突っ込んだまま)の状態がチラチラと目について。 毎月日本から送られてくる翻訳関係の薄い冊子があるのですが、これが封を切らぬまま本棚に差し込んでいったまま。 場所を空けたいので取り出し順番に並べると2016年の9月号から~1019年9月号まで。

つまり、ここに引っ越してきてから丸3年分ということかー、としばし感慨にふけります。

S校に入学するためにこの町に引っ越して来て、そのS校は3年通っただけで追い出されたわけですが・・・(苦笑) 正確には、順調に通ったのは1年目(0年生)だけで2年目(1年生)から息子の様子がおかしくなり発達障害の診断を受けて、3年目(2年生)の初めから追い出しにかかり、ようやく新しい学校に通い始めたのは今ですが。

学校関係、発達障害及び聴覚関係の病院からの通知やプリントも分けてファイルしないと。 私はスクラップ・マニアなんですよね。 紙類、なんでも取っておく。 雑誌や新聞の切り抜きも結構あるのです。 でも、結局読み返すことってあんまりなくて。 なので今こうやって目を通して、捨てていって必要な物だけファイルに綴じて・・・ いっつもこんなことやっているんですが。

あまりいろいろなものを貯めたくないし、すっきり整理整頓しておきたい質なのに、捨てられない質でもあるので、いっつも片づけものしている。 着れなくなった服のリフォームや端切れの整理もしないと。 シーツは薄くなったところを切って継ぎ接ぎして、日本から大量に貰った神社の名前の入った白いタオルは半分に切ってプリント布をあてがい手拭き用に。 

3年分、中途半端に溜まっちゃっているんだなー、いろいろなもの。 ごちゃごちゃな本やCD並び方を正したいと思っても、夫がいるときとなるとなかなかできなかったり。

息子のものも、年齢やそのときの興味に合わせて、オモチャや本を片づけたり、取っておいたのをだしたり・・・本当に年中こんなことしているなー。 あと息子が描いた絵や工作も捨てられず溜まってしまう。

だんだん寒くなってきたので、もうすぐ冬物だす時期かなー。

ブラインドとか家具の上の方とか、3年分埃がたまっている箇所があるので、それもきれいにしないと。 いっぺんにはなかなかできない。 

あ、先日新しい掃除機を購入しました。 引っ越してきたときに購入した充電式のものは安物だったから首の部分が壊れてしまった。 3年の寿命でした。
にほんブログ村 病気ブログ 難聴・聴覚障害へにほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ

新学期、新学年、新しい学校が始まって正味2週間が過ぎました。 

初日(水曜)は、朝「学校行きたくなーい」とベッドでぐたぐたするものの、時間になれば登校(登下校、私も一緒)。 あまりやる気なく、先生は他の生徒(6年生男子3人と、息子と同じ3年生女子1人が全校生徒で先生は6人)とも一緒に勉強させようとしたけど、一人の方がいいと個室で。

しかし続く木曜と金曜は、けっこう順調で他の生徒とも仲良く遊び、問題なく終了。

翌週の月曜、迎えに行くと庭で1人佇んで私を見ても無視(家を改造した学校で広い庭付き)。 案の定、今日は機嫌が悪く調子が出なっかったらしい。 音楽の時間にV校(隣接する普通校、息子が通うB校はV校の特別クラス)の音楽室に行ったけれど、以前S校で使用していた音楽室と違う、ここは嫌だと言い出し授業放棄をしたらしい。

息子が通っていたS校(聴覚障害児のための特別校)もV校と隣接しており、食堂、体育館、音楽室等の特別教室はV校に行って使用。 B校も同じなので、S校に行っていた頃と代り映えのない活動区域となります。

それから先生は同学年の女子と一緒に勉強やアクティビティをさせようとしても、息子は年上の男子たちと遊びたがり、女の子を無視。(まぁ、その気持ちも分かるけど。)

しかし続く火曜~金曜は順調。

火曜の1時間目は日本でいう「家庭・技術」という科目が新しく始まり、この授業は隣接するV校のミシン室を使用。 しかもS校の3年生の生徒(つまり息子の旧クラスメート)と一緒。(日本でいう交流クラス?というもの?) 水曜は体育、木曜は車で隣町のプールに行って水泳の授業、金曜はお菓子などを作り皆でお茶して終了。 最初の週は先生の、翌週は生徒の一人の誕生日があり、ちょっとしたパーティーをしたそう。 月曜~金曜まで、8時20分~13時20分で学校は終了。

こんな至れり尽くせりの、日本だったら公立校でありえない待遇なのに、それでも息子は学校に乗り気じゃない。 (学校がというより勉強するのが嫌なようだ。 学校行っても遊んでいたいんだな、本心は。)

今週の月曜は、月曜だからか、またまた学校行きたくないで始まり、勉強もやる気なし、男の子の一人とタトゥー(刺青)について言い争いが、引きし離して別のことをさせなきゃいけなかったそう。 (なんでも息子は「タトゥーをしていると日本に行けない」と言い、相手はそんなことないと言い、息子は「タトゥーをしていると入管で拒否されるんだ、ママが言っていた!本当だ!」と言い張り・・・ こっち(欧米)って、粋なファッションとしてタトゥーを気軽に入れ、タトゥースタジオもオシャレな美容室という雰囲気でガラス張りの中身丸見えで街中にあったりするから息子も「したーい」と言う。  なので、「絶対ダメ、日本に行けなくなるよ」と口を酸っぱくして言い包めていたら、こんなことになるとは・・・)

息子は「僕の中にいろんな○○(息子の名)がいて、悪い○○が出てきちゃうんだよ。 そいつが出てくると勉強しなーいって、勉強しなくなっちゃうの」とか言い出し・・・多重人格か!? まじで多重人格の要素が出てきたのか、ただ単にどっかから多重人格のことを知り、言い訳として言っているのか。

昨日の火曜の朝も起きるのに苦労し(以前は寝起きは良かったのに、最近朝起きられない)、目が座って「学校行かない」と言い、私に対して暴力的になり、このままじゃ本当に困ったことになると私は頭抱え、しかし10分前になるとササっと支度し学校には行った。 そのときは機嫌も良いので、やっぱり多重人格か!?と思ったり。

朝からそんなだったから昨日も学校で問題行動ばかりで、ミシンの時間も自分はササっと課題が出来たら他の生徒を待っていることができず、先生と早めにB校に帰ることになったり、その後の授業やアクティビティも他の生徒だと集中できないようで、私が迎えに行ったときは、また庭で一人で遊んでいて先生二人が傍で話し合っていました。 

結局これからはもう一度ルーティンを徹底させ、それが身についてから次の段階に進めることにするとのこと。 B校は息子の状況・状態を理解し臨機応変に対応することができるから、本当にありがたい。 S校の場合(どこの学校でもですが)クラス全体の調和を重んじるから、その点は日本の学校と同じなのです。 B校だって所詮、社会に適応し普通の学校に通えるようになるための施設に過ぎない。

去年日本で見た公共のCM、ベトナムかどっかの8歳くらいの女の子が、行商や家の仕事を手伝い学校に行ったことがない、私も学校に行って勉強したい・・・すべての子供たちが学校に行ける世界に・・・といった内容だったのですが、私は「学校が子供を殺す場にもなるよね・・・」と思ったのでした。

うちの息子なんて、学校に行って勉強するより、自分に合った仕事を覚えて働いている方が幸せなのかもしれない。 勉強が苦手、出来ない子たちにとっては、10年近くある義務教育、それ以上の教育がないと仕事がない(稼げない)社会も苦痛かなと思ったりします。
にほんブログ村 病気ブログ 難聴・聴覚障害へにほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ

このページのトップヘ