バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

2018年11月

もう息子の日本語も頭打ちかなぁ、これ以上伸びないんじゃないかと思っていたけれど、夏に日本に行ったとき親族達から、去年よりもっといろいろ話しているよと言われたので、まだ「聴いて話す日本語」は吸収しているようです。

面白いのは、インプットしてアウトプットする様子がよく分かること。

夏に日本で、帰る直前に息子が叔母に電話で話していたとき「残念ながら・・・」と言っていたのを聞いて驚きました。 いつそんな言葉、言い回しを覚えたのだ? 

聴いて覚えてストックしておいて、このシチュエーションでこの言葉を使うのだなと思うとき出てくるようなのです。 しかし、ちょっとおかしいことになることも。

息子はクセなのか時折り唇を突き出すのですが、その上唇が平たくなって鼻の下にペタッとつくのです。 普通というか私は、唇を突き出してもひょっとこのように前に長く伸びるだけで鼻の下につかない。 先日息子に「それって、どうやってできるのー? ママはできないよぉ。」と言って上唇が鼻の下につくかどうか何度も試してみたけど、出来ない。 そしたら息子が突然、慈愛に満ちた厳かな声で「できないなら、できなくてもいいんだよ」と言うので、言葉を失いました。

このセリフも、息子はどこかで聴いて(多分日本語のアニメとか)インプットしていたのでしょう。 そして今この場で使うべきだとアウトプットしたのでしょうが・・・

子供が母親に、しかも一生懸命ひょっとこ口をしている親にかける場合じゃないでしょう。 こういうことも、多いです。

あと私に向かって「なんだぁ、このババぁ」と言ったことがあり絶句。 「どこでそんな言葉覚えたの?」と聞くと、「ナウシカで。」 確かに『風の谷のナウシカ』で敵兵が盲目の老婆に対して言っていました。 

普段は私と話して日本語を覚えるので「~なのよ」という言葉遣いになっているのですが、この前は「わぁ、すごいねぇ、上手だねぇ」と褒めたときに、いきなり「だろっ?」と返され、これまたどこで覚えたんだろと思いましたが、日本でかなぁ。 同い年位の男の子たちと遊ぶ機会もあったし。 

息子の場合、このように聴いて話すことは無意識のうちに身についていってるようだけど、日本語の「読み書き」はさっぱりできません。

現地語の読み書きができないことに気づき、学校の授業に差支えがあるので日本語はスッパリやめさせ(本人も嫌がっていたし)、現地語に集中させています。

最近現地語での読み書きは、まだまだ問題はあるけれど、さほど苦痛ではないようで自ら読んだり書いたりするようにもなったけれど。 ひらがな、カタカナ、漢字、しかも見た目も書き方も複雑で膨大な文字がある日本語は息子には負担が大きそう。(見た目も簡素で26文字しかないアルファベットの組み合わせの方が分かりやすいようです。) 

日本で発達障害を持つ児童が漢字や板書で苦労する話を聞いたりすると、息子はこっちの学校でのんびり学ぶことができ幸運だったのかな、とも思います。

しかし、関心がある、自分がしたいと思うときは、ひらがな表を見て字を書いているし、日本の3年の理科の教科書はよく開いて、また私と一緒に実験をできるので、こっちで習わないことができラッキーです。 
にほんブログ村 病気ブログ 難聴・聴覚障害へにほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ

10月末~11月初めに1週間ある秋休みは、本当に無用。 生活リズムがガタガタと崩れます。 夏時間から冬時間に変わるときでもありますが、1時間遅らせることで早寝早起きにシフトできるかと思ったら、全然朝起きられなくて…(私が…) このまま学校が始まってしまいました。 読書とか勉強とかもほとんどせず。

9月下旬から11月初めまで、夫が連続土日出勤もキツかった。 週末はずっーと息子と二人っきり。 その代わり平日の2日間夫が家にいて、昼食とか作らなくちゃいけないし、私の生活リズムも狂ってしまうし、これもしんどかった。

ようやく日常に、といっても、二人とも風邪気味で、また学校休んだり仕事休んだりするんじゃないかと思うと恐怖。 あと1か月半もすれば、冬休み(2週間強)にクリスマスなので慌ただしい。

休みと放課後で頭を悩ますのは、今だ息子には一緒に遊ぶ友達もいなければ、お稽古事もしていないこと。

2年になったら、学校外活動を始められると思っていたのです。それがことごとく崩壊(?)。 療育の方で勧められた「スカウト」は連絡先に電話しても一向に通じず返事もなく、療育主催の「技術系クラブ?」みたいなのを始めるのを楽しみにしていたら開催情報はなく、療育のコンサルタントとも連絡は取れなくなってしまった。

息子は地元の博物館で地元のラジコンクラブのデモンストレーションを見て興味を持ったので、夏に日本に行ったときラジコンクラブでラジコンを購入(インストラクターと一緒に組み立て、全て込みで1万5千円ほど。 こっちだともっとすると思って。)

で、地元のラジコンクラブ(10月~3月まで活動)が始まるのを楽しみにしていたら、これがとんだ誤算で。 まず、今までの開催場所がうちから徒歩5分のところだったのが、この10月より郊外の車じゃないといけないような場所に移った。 年会費が子供800円とパンフレットに書いてあり、それぽっきりだと思っていたら、練習場を使うのにその都度800円払わなくていけない。 これじゃあ、思う存分行けないよー。 9月末日にあった最初の公開日に私と息子とで歩いて(50分)行ってみたけれど、白人の男性ばかり数人がいて、私はひどく居心地が悪かった。 それで、今後は夫に行ってもらうことにしたが、夫は週末出勤だったので、いまだ行けずにいます。 せっかくラジコン購入したのに・・・(おまえに、ここのクラブで運転しているのは日本のメーカーではないもの。)

この町に引っ越してきた当初、つまり2年前、教会の子供向けアクティビティにも参加したのですが、以前の町でしていた合唱は、講師がおばあちゃんで今季は参加者が息子を入れ4,5人しかおらず、息子と一人の女の子はふざけ周り、他の二人はやる気なしというとんだカオス状態。 それで中止。 おばあちゃん講師は子供を自分の思いどおりにできず怒り心頭ですごく嫌な思いをした。 

その教会では合唱とは別に、毎週水曜小学0~1年生の子供たちが放課後集まり、おやつを食べたり工作したり外で遊んだりするクラブが開かれ、すごく良かったんだけど、集っている子が少ない上やはりすごく悪かった。 メインは赤ちゃんの頃から一緒だという(息子より1歳上の)3人の男の子でものすごく乱暴。 一歳上の女の子、たまに来たり来なかったりする子が何人かいたけれど、みんな意地悪で息子を仲間外れにしようとする。 (しかし息子はそういうことに気づかない。) とても友達になれる子はいなかった。 

なんなんだろう、ここの人たちが閉鎖的なのだろうか? (以前住んでいたところは大都市で多様性があったけど、そこに比べればここは内陸の小さな町。) 息子は日本にいたとき、けっこういろんな場所ですんなり子供たちと遊んでいたけれど、そういうのがない、ここには。(実際、この国の人たちと友達になるのは難しいと、外国人は言う。)

秋休み中、前の町の友達に会いに行こうと思ったが、上手く予定が合わず結局私と二人っきりで行動していた息子。 本人は気にしていないし、私も以前よりは息子の扱いがちょっと楽になったと感じるけれど。 息子にとって何が一番いいのか、息子にとって良い機会や場所、人との出会い、習い事などの場を提供し、趣味や興味を広げてあげられるか、考えちゃいますね。 というのも、ここに何もない・・・ 良い学校を選び引っ越してきたけれど、それも転校しなくちゃならず、その他のことでは以前の町の方が良かったかな・・・と思ったり。 自分のことじゃなく、子供のことって、悩みます。
にほんブログ村 病気ブログ 難聴・聴覚障害へにほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ

このページのトップヘ