バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

2015年09月

息子は今年の1月から週1回、教会の歌のクラスに通っています。 当時はまだ、息子が難聴とは夢にも思わなかったとき(判明したのは3月末)。 歌のクラスといっても、5歳児を対象とした30分で、体を動かしながら歌ったり踊ったりして音楽に親しむもの。 

最初、集中力のない息子はやっていけるか?と不安でしたが、8人程のクラスで短い時間なので大丈夫よ、と先生からも言われ、教会主催なので無料だから無理だったら止めればいいか、という感じでしたが、他に習い事はしていないし、本人も歌や踊りは好きだし、音楽に親しんで欲しいので、親としてはやっぱり続けて欲しいという願いでした。

日曜日の教会で本番で歌うときに大泣きしたり、レッスンの途中で外に出て来てしまったこと、パパと一緒に行ったらパパと遊びたい気持ちが勝ったのか、歌わずに帰って来てしまったこともありましたが、最後の頃は楽しんで喜んで行っていました。

6月〜8月は夏休みで、9月から12月までまた新たな学期が始まるとのことで、また通いたいか聞いたら「行きたーい、S先生と歌いたーい」とのことで、今期も申し込み、今のところ喜んで行っています。

しかし、難聴が発覚した今、歌を習わせていいのだろうか? 本人や周りに負担にならないだろうか? まだ5歳児のクラスだから、本格的に音階を習うというものでもなく、遊びながら歌うのが目的なので、今のところは何の問題もないから通わせたいけれど、、、

と悩んでいたとき、難聴児へのアドバイスとして、こんなフレーズを見つけたのです。

「私たちは歌いません、なぜなら彼女は聞こえないから」
いいえ、難聴児は建聴児よりも、もっともっと聴くトレーニングをしなくてはなりません。 もっともっと言語の発達を刺激しなくてはなりません、だから、、、
「もっと歌を! もっと本を! 日々のコミュニケーションや遊びの中で会話を伸ばそう!」

この言葉を読んで、とても嬉しかった。 教会の歌のクラスに通わせていて良かった。 分からないから、必要ないから、、、 そんな風に考えてはいけないんですね。 もっともっと、言葉を、音楽を、歌を聴かせ、子供からも、もっともっと言葉を、音楽を、歌を引き出してあげるべきなんですね。

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昨日、保育園の先生が教えてくれたこと。

イヤーモルドも直り、再び補聴器生活の息子。 ときどき「カシャカシャする」とはずしたがりますが、保育園にはしていきます。

昨日は、 他の保育園のクラスと一緒に遊んだそうですが、他のクラスの子が息子の耳を見て、「これ、なぁに?」と聞いてきたんだそう。

先生は、側にいたけど、素知らぬ顔で会話を聞いていました。

息子は「ボク、聞こえにくいから、補聴器をつけているんだよ」と答え、質問した子は「へぇ、カッコイイなぁ、ボクもそんなの欲しいなぁ」と言っていたそうです。

きちんと説明していたので感心し、小さい子は素直に受け入れ「カッコイイ」と思うのが嬉しいですが、本当のところ、お互いどこまで理解できているのかは分かりません(笑)。

まだ保育園の年齢なら、「こういうものなんだ」と現状を受け入れるだけで充分なのかもしれません。

先日ミーティングした支援チームにも、「息子は自分の障害(難聴)を理解し、それを他人にも説明できるようにさせるべきか?」と聞いたのです。 

支援チームは、ちょっと驚き、「それは今後のプロセスとして、こちらから示唆すべきことでもある」と、私たちが既にそこまで考えていることに「本当に息子さんのことを考えているのね」感動しているようなのでした。

今はまだ小さいので必要ないけれど、これから自分で自分の難聴と向かい合うように手伝っていくのは大切なこと、とのことでした。

でも、今の段階できちんと答えていたのは、嬉しいです。

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先週は、月曜に言語聴覚士に会い、翌日はサポートチームとのミーティングでした。
昨日は、難聴児の親のためのレクチャー(9時から16時)。
来週は、木曜に言語聴覚士とのレッスン。
その翌週の木曜は、レクチャーの続き。
またその翌週は、難聴児の学校選びについて、ミーティングがあります。

いろいろな情報が積み重なってきました。 私の頭の中を整理するために、ブログにまとめていこうと思うのですが、今月はなかなか時間が取れないかも。
 
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言語聴覚療法第3回目(8月31日)は、初めてパパが参加しました。 私は行かず、言語聴覚士、息子、夫の3人だったので、以下は夫から聞いた話。いつものようにゲームを始めます。 最初のゲームはしたものの、また別にゲームをしようとすると、「ゲームばっかりでつまんなーい!」と拒否。 そこで言語聴覚師夫と二人でゲームを始めると、ちょっと興味を示し一緒にやり始めたそう。 計3回のゲームのうち、ひとつは嫌がり途中放棄、ひとつはとても上手に楽しんでゲームをしていたとのこと。

言語聴覚士さん曰く、「前回のゲームのとき、息子さんは負けたのがおもしろくなく、投げ出しました。 負けることも学ばなくちゃね。 私がゲームを通じて教えたいのは、まず一緒にゲームをすること。 次に、負けること。 それから、ズルすこと。

その話を聞き、目が開く思い。 「ズルすることを学ぶ」 それは、まさに息子が必要としていることです。

3歳くらいになると、他の子供達は「狡賢さ」が出てきたのに、うちの息子はいつまでたっても、純粋で人を疑わず、人を騙さず、意地悪されているのに分からず。 それが、やはり他の子と違うと思ったし、この先このままじゃ騙されちゃうよ!と心配でたまらなかったのです。

大人としては、無垢で無邪気な息子のことを「いい子ね」と好ましく思うけど、本人にとってはマイナス要素でしかありません。

そして、やはり難聴の子は、言葉を全部理解できていないので、周りの大人達やもっと大きい子たちが無意識にしている(或いは意識してしている)悪いことを理解し、自然と身につけることができないんだ、と確認する思いでした。 大人は、自分たちは狡いことしているのに、子供には良いことしか教えませんもんね。 また、悪いことをそそのかされても、それが悪いことだと理解できず、言いなりになり、良いように使われる可能性もあるし。 (ああ、心配事が絶えない。)

今までゲーム療法を疑問に思っていましたが、きちんと意味があったんですね。 流石ベテランの先生です。 難聴児の特性をよく知っていらっしゃる、と信頼できるようになりました。

夫は先生と他にも、興味深く踏み込んだ話もしていて、備忘録とし、おいおいブログに書いていきたいと思います。

そうそう、ようやく数日前に修理されたイヤーモルドが戻って来ました。 今回初めて補聴器を着け言語聴覚療法に臨みました。 (息子の態度に代わり映えはないようですが。)
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