バイリンガルで聴覚障害と発達障害

5歳で感音性難聴が分かったバイリンガルハーフの息子、難聴学校に入学。 その後、発達障害(自閉症)の診断も出ました。 親としての備忘録、息子の成長の記録、欧州で暮らしているので日本とは言語も環境も異なりますが情報共有としてブログを始めました。

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クラスメートのR君とLちゃん兄妹のお家にお邪魔してお母様と話していた時、R君はどこの学校に通っていたのか聞いたところ「モンテッソーリ系」だと。

モンテッソーリ教育は、子供の自由で自発的な活動を促すという理念があり、個人の発達に応じた環境や教具を用意した、画一面的ではない教育という印象があります。 発達障害の子にも合っていそうな・・・ 以前、市主催の発達障害児の親のための勉強会に参加したとき、「学校からはうちの子は問題児だと言われるばかりで何にも解決してくれない。 公立の普通校ではなくモンテッソーリ系に転校させた方が良いか?」と涙ながらに訴えていた親御さんがいました。 この市にはモンテッソーリ教育を導入した公立校があるので、そっちなら発達障害の我が子に合った対応をしてくれるんじゃないかと、やっぱり思ったんですね。 

ところが、R君は当の公立モンテッソーリ系学校に通っていて、手に負えないと4年生の時にB校に転校させられた。 「お宅のお子さんがまたケンカしたので引き取りに来てください」と頻繁に学校から呼び出しがあって・・・って、まったくうちと同じだ!

私が「モンテッソーリって良い学校だと思ったのに」と言ったら、R君のお母様「いい学校よ。 でもうちのRにとっては機能しなかったってだけ。」

ああ、そうなんだ! うちの息子もそうだった。 とても良い学校と評判の難聴児童のための特別支援学校S校に入れたけれど、クラス人数は10人で専門教育を受けた先生二人とアシスタントがついて、それでも息子にとってはまったく機能しなかった!

B校に入ってからはR君も落ち着いて勉強をできるようになったそう。 B校では個別の部屋で先生と一対一で、あるいは一人で自主学習、及び社会性を身に着けるため全校生徒5人でのグループ学習という形態。 教室の中も、生徒が気が散らないようにシンプル。

この「勉強中気が散らない」環境って、とっても大事なんですね、息子やR君のような発達障害児には。

S校は創立当時は生徒十数人でスタート、その後生徒数が増えるにつれ校舎を増築したものの、現時点は定員20名ぐらいオーバーした生徒数で、教室も狭くごちゃごちゃしている。 B校の先生が転校前の息子の様子見にS校を見学したとき「こりゃダメだ、集中できない」と思ったそう。 他の子たちと一緒に勉強するというのも、集中できない原因。

本当に、B校にうつってからは息子も学ぶことの楽しさが分かってきたようです。 S校だとイライラしちゃうだけだった。

R君と息子って、特性が似ているかも。 二人とも社交的で、他の子たちに対して面倒見も良い(やたら説教したがる傾向もあり)。 しかし、すぐにカッときて喧嘩早い面がある。 (「今日の体育の時間にR君が爆発して先生に対して暴言を吐き授業にならなかった」と息子が言っていたことがあるが、別の日の体育ではR君と息子が競争してどうしてもR君に勝てなかった息子が癇癪を起し授業放棄したり・・・ いい子なんだけど、悪い言葉を使いたがったり。)

勉強はそこそこ出来るって感じかな。
 
とにかく、どんなに良い学校でも発達障碍児にとって良いとは限らない。 発達障碍児に合った環境と先生が必要なんだと、つくづく実感したのでした。 (B校に出会えて感謝です。)
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発達障害の特別支援学級(B校)に通う生徒5人のうち3人は6年生の男の子たち。 一番の古株で3~4年から在籍している子は小柄な美少年でおとなしい性格と見受けられる。 私に対しても目を合わせて挨拶してくれる。 学校の近くに住んでいて、お母さんは若く逞しいシングルマザー。 親権は母親のみだが(これは在住国では珍しい)、父親も息子を学校に迎えに来たり頻繁に交流があるようだが、ちょっと難ありで、彼も発達障害?というような人。 弟もいるが、弟には発達障害はないそう。

別の6年男子は、これまた美少年で金髪碧眼白肌すらりとした体形の王子様的風貌。 一番の問題児と見受けられる。 昨年5年生の時編入し、学校に馴染むにも手こずり、学校全体に悪影響を及ぼしてしまい、息子の編入まで1年待つはめになったのは彼のおかげと思われる。 すぐに喧嘩始めちゃったり、音楽の授業に参加しなかったり、私に対しても目を合わせての挨拶は苦手みたい。 保護者会に親が出席できなかったため、バックグラウンドは不明。

保護者会で分かったのだが、もうひとりの6年男子のR君と息子と同学年の女子Lちゃんは、なんと兄妹であった。 ご両親は東欧から15年ほど前に親族一同この地域に移民してきたらしく、夫婦では母国語を話している。 子供たちは、ここで生まれ育ったので普段の会話は現地語らしい。 (これまた二人とも美男美女。)

お兄さんのR君は、私とも話すし社交的で礼儀正しい印象を受けます。 年下の息子のことも気にかけて一緒に遊んでくれたり。 でもやはり喧嘩早く癇癪も起こす。(息子曰く、体育の授業で爆発して先生に暴言吐いたり、行いが悪かったから水泳の授業に参加出来なかったり、校庭に生っていた熟したプラムを同学年の子に投げつけ、相手も相手だからとたんに収集のつかない喧嘩が始まり・・・) うちの息子の特性と似ているのかもーと思ったりします。

R君は自閉症だけだけど、妹のLちゃんは自閉症とADHDもあり服薬している。 息子が一度「今日はLちゃん薬飲むのを忘れて学校に来て、大変だったのよー」と話してくれたことがありビックリ。 服薬しているのは知っていたけれど、息子に暴言吐いたりお兄さんに対して乱暴したり、薬がないとそんなに変わってしまうものなんだと。 

このとき先生が息子に、Lちゃんは薬を飲まなかったらこうなってしまい悪気はないということを説明したそう。 こうして息子も発達障害の特性や服薬のことを知っていくのね。 

Lちゃんはサヴァン症候群でもあるらく、計算は暗算で数学はお兄さんより出来るらしい。

そんなLちゃんと同学年である息子、最初のうち二人は仲悪かった。 息子の方は「女の子と遊んでられるかー」って思ってたし、Lちゃんも今までクラスメートは年上男子だけだった、にもかかわらず「私が一番出来るのよ」という自負があったし、お互い「何こいつ」的な態度だったのですが、段々と歩み寄り、上級生が喧嘩おっぱじめると結束して二人で逃げたり、同い年だからやることが同レベルなとこもあり、いつの間にか仲良しに。

この前はLちゃんが息子と家で遊びたいというので二人のお家に遊びに行きました。 同じ町だけど、うちからは反対方向に住んでいるのが残念。 二人はスクール・タクシーで通学しているし。 近所だったらもっと頻繁に遊びに行き来できるのに。

今までS校ではこんなことなかったので嬉しい。 それに息子はS校のクラスメートのこと嫌っていたから、そのことがまたS校での学校生活や勉強に影響していたから(と今に思うのですが)、B校ではクラスメートたちと(今のところ)良い関係を築いているようなので一安心。

ところで、今度新入生が入ってくるようなのです。 今まで、うちの息子が学校に慣れるまでは新しい子は入れない、10月初めの三者面談でも新たな生徒が来る予定はないと言っていたので、今年はこの5人だけだと思っていました。

息子と同学年の男の子だそう。 嬉しい反面、ちょっと心配。 Lちゃんは女の子だから二人は上手くいっているのかもしれないし、同学年男子だと息子と一発触発になってしまわないかと・・・

学校の授業は大教室5人全員ですることもあるが、個々の部屋で一人で(先生がついて)しているのが、部屋が足りなくなってしまうんですね。 それで新入生が来たら、息子とLちゃんは二人で一つの部屋を使うことになったのですが・・・

息子もLちゃんも大喜びだそう。 「授業中もお喋りできるね!」って。

いや、違うだろー! この子たちは何かを根本的に間違えている・・・と頭を抱えたのでありました。
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保護者会も三者面談も終わり、親としては学校の全貌というか状況も把握し、息子も元気に通っています。 

10月の初めにあった三者面談(正確には先生二人、親も二人参加で、息子を入れれば5人)では、最初の15分は息子が今やっていること今後の抱負なんかを発表。 ちょっと恥ずかしそうというか居心地悪そうでした(笑)。 そういう私も・・・(家では私が一方的に今日学校で何したの?勉強しなさい!とか言ってるだけだもんね。)

三者面談を受け持ってくれたのは、最初からB校への窓口となっていたL先生と、数学が担当のM先生(長髪でいつも皮のベストを着ている年配の男性)でした。 先生方は6人いて、それぞれ担当がありますが、毎日全員で顔を合わせ生徒たちについての情報を共有しています。

13時45分から始めて終わったときは15時半過ぎ! 最初に先生たちが1時間ほど息子の学校の様子を話してくれたのですが、それだけよく見て考えてくれているんですね。 私たちの方もいろいろ聞きたいことがあり、約2時間の話し合いに。 

息子にとって良い学校を探すために、前に住んでいた町の中で引っ越しを考え、S校がベストだろうとここに移り住んだけど、そのS校も息子には合わず、でもようやくここなら大丈夫という学校に出会え、漂流していてやっと安住の地にたどり着いた感じだね・・・と夫がしみじみと言ったのでした。

こうして息子はすっかり学校に馴染み、落ち着いて勉強にも取り組んでいるし、クラスメートとも友情を深めていますが、私の方はなんだかダラダラしてしまって・・・ 気が付けば、来週は1週間の「秋休み」。 秋休みが終われば11月でクリスマス一色になりますね。 ということは、すぐにクリスマス休暇で今年も終わり!ということに気づき愕然としています。 

息子が学校に馴染み落ち着いたら、息子が家でも有意義に過ごせるようスケジュールを作り、日本語・算数・読書・時事(子供ニュース)・家の手伝い等を一緒にやらせようと思っていたのに。 息子が学校から帰ってゲーム始めたら、私も一緒になってダラダラネットみたりしちゃって・・・ いかん、いかん、秋休みが終わったら・・・ と、また先延ばし。
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